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NPO法人 地域の未来・志援センター
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環境ボランティアサークル 亀の子隊

〜「西の浜はゴミ箱じゃない!」をテーマに!
三河湾、伊勢湾、ひいては世界の海をきれいに!〜





亀の子隊のフィールドは渥美半島・西の浜。伊良湖岬にほど近い風光明媚な浜辺のはずが、伊勢湾台風を境に、誰にも顧みられない浜になっていたのでした……

  • どんな団体ボランティアサークル

  • 隊員数98人

  • 活動エリア渥美半島・西の浜

  • 活動日第3日曜日

  • 平成26年度参加者数1,638人

  • [2015年03月25日(Wed)]


    亀の子隊のはじまりエピソード



     今から約17年前、代表の鈴木さんが担任をしていたクラス(小学4年生)の生徒たちと西の浜に出掛けたときのこと。ゴミが散乱し、あまりに汚い浜の状況に、子どもたちが大ショックを受けたのが『亀の子隊』の原点です。海辺の小学校であっても、ほとんどの子どもたちが浜へ出ることがないという実情。海のまちの子どもなのに、海と触れ合う機会がほとんどない……この話、以前も聞いたことがあるな?と思い返してみると、一昨年前に訪問した揖斐川町の団体さん、ミズみずエコステーションの方からも同じような話を伺っています(高度成長期、日本全国で似たようなことが起こったのでしょう……)。
     海の近くに住んでいながら、これまで気づかなかった浜の惨憺たる有様、それを見た生徒たちは怒りを爆発させたといいます。『西の浜はゴミ箱じゃない!』――感受性豊かな子どもたちは、その怒りを『浜をきれいにしたい!』という熱い思いに昇華。卒業するまでの3年間、クラスが一致団結して毎月ごみ拾いを続けたそうです。彼らこそが、初代『亀の子隊』です。よほど思い入れが強かったのでしょう。その生徒たちは、後輩に活動を引き継いだあとも、中学を卒業するまでずっと隊員として活動を続けたのです。


    海との新たな付き合い方を求めて



     海のまちに住む子どもたちが、なぜ、海のことを知らないのか? この日、鈴木さんから伺ったお話は以下の通りです。
    『昭和34年、伊勢湾台風が到来。その被害が甚大であったため、その後、海辺の漁業者等は内陸部へ移動させられた。また、その後昭和43年に豊川用水ができ、それまで水不足に悩まされてきた渥美半島の水不足は解消。そこで漁業をやめて農家に転身する人が増えた。また、工場へ働きに行く人も増え、海は人々の生活から切り離され、誰も見向きをしない場所となった……』

    というものです。昭和34年の大災害は、高度経済成長期と重なったこともあり、人々に海から離れる決断をさせてしまったのでしょう。それから50年を経て、鈴木さんたちは、次代を担う子どもたちに言葉や本だけでは伝わらないものを提供し続けています。この半世紀、いったん途切れたかのように見える海との関係。それを再び結び直す人たちが現れると信じて! その思いが、長年清掃活動を続けてこられた原動力なのだ……鈴木さんのお話を伺いながら、そんなふうに感じたのでした。


    楽しみながら浜を守る活動へ



     平成10年からずっと、子どもたち主体の活動にこだわり続けてきた亀の子隊。このコンセプトは変わりませんが、来年度には、活動の幅を広げて新たな事業に取り組む計画です。先日、豊橋市で開始された『CNAC※第9回全国フォーラムin三河』で、「きれいな海を守るために」と題して発表を行った際、同じような活動をしている人々から『これからは団体をNPOにして、より充実した活動ができるようにしてはいかがですか?』と後押しされたそうです。そのようなきっかけもあり、これまでも行ってきた「体験的環境学習〜海の環境を学ぶ会」の活動範囲を広げながら、今後は、渥美半島の特長を生かし、釣りや海の幸などを楽しむエコツーリズム的な事業に取り組むことを考えているそうです。新事務所の準備も整い、平成27年度から、亀の子隊さんの新たな活動が始まります!


    ※CNAC=海に学ぶ体験活動協議会

    現在、亀の子隊では平成27年度の隊員・賛助隊員の募集中!
    この記事を見て、賛助隊員になってくださる方・企業さんは下記まで連絡を! 

     亀の子隊  090−9123−7983
     Mail  yoshiharu@kamenoko.org


    環境ボランティアサークル 亀の子隊の主な活動


    1. 西の浜クリーンアップ活動
     ● 月1回(第3日曜日)のゴミ拾い活動
    2.体験的環境学習〜海の環境を学ぶ会の開催
     ● スナメリ観察会
     ● 磯遊びの会
     ● 塩づくりの会
     ● タッチングプールなど
    3.手紙作戦
     ● 年に1〜2回、行政機関、漁業関係者、海で働く企業だけでなく、無作為に選んだ県内の企業など
      の手紙を送り、浜の様子を伝える活動
    ■隊員数・・・98人(平成26年度:隊員51・親亀17・賛助隊員24・支援3・事務局3)
    ■活動日・・・第3日曜日(原則)
    ■平成26年度参加者数・・・1,638人
    ■平成26年度ゴミの総重量・・・4,250s(人工物のみ)

    →団体HPへ



    鈴木さんより一言!



     ぜひ、渥美の海を見に来てください。渥美の海を楽しんでください。そして、海をきれいにする活動に協力をしてください。





     
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