台風15号被災から1年 [2020年10月19日(Mon)]
昨年9月9日、千葉県南房総地域は、台風の直撃を受けました。
千葉は温暖で、災害の少ない土地といった通念が行政にも、 民間にもありました。強風で、あちらこちらで鉄塔が倒れ、 電線が切れ、電話の基地局も不通になってしまったこともあり、 被災後、3日間ほど空白のがあり、対応が遅れた感がありました。 特徴的だったのは、屋根上の被害が多く、一部損壊の家屋の多さ。 1年を過ぎた今も、3割ほどの家屋が修繕ができずブルーシートで 被われた状態が続いています。 被災から1年。 継続した支援を目指して、昨年11月に立ち上げられた「千葉南部災害 支援センター」を会場に、9月9日に「情報共有会議」が開催されました。 参加者は、Zoomとリアル参加をあわせて、38名。県内外のNPO、県社協、 市町村社協、市町の行政担当者と多様な皆さんの参加が得られました。 被災地・被災者の現在の状況と必要な支援について、 そして次の災害への備え等、これまでの取組み、施策を 振り返りながら、今後の活動・事業について、意見交換しています。 「より多くの人の思いと力を復旧、復興につなげるために」は これからも、多くの人との意見交換・情報共有を進めていきたいと 思います。 ◆屋根の修繕が進まないのは⇒業者不足、経済力不足 雨漏りによるカビの発生等、家の損壊が進み、健康被害も心配 ◆次の災害に備えて必要なことは ⇒@人材育成 A支援拠点づくり B情報発信の工夫 ◆災害ボラセンの運営等、災害対応の多くを社協が担うには、 社協もマンパワー不足。 ⇒行政、地域組織、NPO等との連携で、より迅速な復旧・復興を。 |
Posted by
NPOクラブ
at 16:13