積極的に情報開示を! [2009年01月28日(Wed)]
昨日、千葉市民会館において「NPOのための信頼を生み出す情報開示セミナー&ワークショップ」を開催しました。
12名のNPOの方にご参加いただきました。ありがとうございました。 ■「NPOの情報開示が、今なぜ必要なのか?」 IIHOE[人と組織と地球のための国際研究所]代表川北秀人さん ○支援する側の立場になって情報を提供する メール、ブログ、検索エンジン等ITの進化やマスメディアの関心の高まり(記事増)など、発信は増えているのになぜ協働や寄付は増えないか? 自分たちが出したい情報・出せる情報を発信するのではなく、相手に「答える」情報を提供することが大切。 助成金申請書や団体の事業報告書を書いている間に、誰に見てもらうのか忘れてしまいがち。相手が知りたいのは 1.団体の概要 2.事業のニーズ 3.事業の実現可能性 この基本的な団体情報を団体で共有するために、「団体基本情報シート」をつくって常備しておくと、申請書や報告書の締切日間際に慌てなくてすむ。(ちなみに多くの助成機関の審査員をしている川北さんからみて慌てて書いてかどうか一目でわかるそうです。そういう団体、人をギリギリ星人と呼んでいるそうです) 参考としてIIHOEの事業報告書を見せていただきました。 その年度の事業報告はもちろんのこと、実績や目標が数字で表してあり、団体設立以来の年表がついていたり、会計報告も過去4年間も横並びに掲載してあり、推移が一目でわかります。初めて手に取った人でもこれ一冊でIIHOEがどういう団体なのかわかる!と思います。すごい ■NPOに求められる情報開示とは?それぞれの立場から 助成財団として日本財団の荻上健太郎さん、行政の立場から千葉県NPO活動推進課の内山真義さん、民間より2000年からNPOに助成をしているパルシステム千葉の中根裕さんからお話をいただきました。 助成する側は地域に有効に役立ててほしいという思いがあります。団体の大小に関わらず、きちんと情報開示している団体は信頼の基準になるそうです。 ○NPOに望むこと ・NPOが「地域の公の担い手」になるために「情報開示」することで課題に関わる人を増やしつなげることが必要。 ・書類はミスらない。慌てて作成するとミスが多くなる。 ・まずインターネットで情報を収集するので、積極的に情報を発信してほしい。 誰に対する発信かよく考えて。 ・千葉県でも「活動内容を適切に公開しているか、事業報告書等を定められた期限に提出しているか」等、協働事業などにおける採択の要件、判断基準のひとつとしている。 ■公益ポータルサイトの仕組みと可能性について 「CANPAN」「公益ポータルサイトちばのWA!」について説明しました。 ■ワーク・支援を集める団体紹介シートづくり 各自A3用紙に「読んでほしい人」「団体名」「活動目的・設立趣旨」「活動概要」「活動実績」を書き、グループ内で回し気がついたこと、質問、意見を出し合いました。 ■まとめ 自分たちが誰に向けて、何を発信したらいいのかがポイント @事業報告書をひな形にのっとって書くのはやめ、もっと充実させる! A名刺をフルに活用する!今何を売りにしているのか明記する! B名前(団体・事業)がわかりにくければキャッチフレーズをつける! |
Posted by
公益財団法人ちばのWA地域づくり基金
at 13:34
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