情報発信プラットフォーム見本市ご報告 [2010年02月05日(Fri)]
2月3日、関東エリアの中間支援組織、市民活動担当の自治体職員などが集まり、「情報発信プラットフォーム見本市」を開催しました。なんと、主催者含め53名もの方にご参加いただきました!
今回は、地域・テーマ公益ポータル推進プロジェクト関東ブロック会議の第2回目として、前回は講義で情報開示の必要性を学んだので、それに次ぐ企画として、さまざまな事例を紹介し、ご自分の地域の情報発信、NPOの情報開示について何かヒントを持ち帰り役立ててもらおうという内容にしました。 前半はポータルサイトの取り組み紹介 ・CANPANについて(日本財団CANPAN 山田さんより) ・CANPANでの事例「公益ポータルサイトちばのWA!」(NPOクラブ志村より) →特徴:NPOが自ら登録して、情報開示・情報発信を行う。公益活動やCSRに関わるすべての人・組織が利用可能なサイト。CANPANが提供するさまざまなサービスの紹介などなど ・元気365について(旭化成ライフサポート 永井さんより) ・元気365での事例「柏市民活動情報サイト『かしわん、ぽっ?』」(柏市市民活動推進課 後藤さんより) →なぜ旭化成が?旧通産省からの補助金で「ボランティア・マッチングシステム」を開発。さらにNPOへのヒアリング、ニーズの把握を行い、コミュニティ活動全般をサポートできる機能を付け「元気365」を自主開発。自治体や生涯学習センターの利用が多い。 同市内のサイトのデータ連携が進んでいる。 柏市は新たに「市民レポーターの目」コーナーを作ったところ好評である。センター利用者にアンケートをとった結果、要望の多い「会議室予約確認機能」を追加する予定。 ・日本NPOセンター「NPOヒロバ」について(日本NPOセンター 吉田さんより) ・NPOヒロバでの事例「茨城NPOセンター・コモンズデータベース」(同センター 大野さんより) →すべてのNPO法人を掲載。自主入力率は30%。検索機能、利用してもらうために大塚商会の文具発注サービス「たのめーる」と連携、NPOヒロバにログインして発注する仕組みを付与。 茨城コモンズのほか、高知で「ピッピネット」を展開。 コモンズはユニバーサルデザインにこだわる。既存のDBとの住み分けを考え中。 ・ポータルサイト『オンパク』の紹介(ハットウ・オンパク 野上さんより) →地域の体験プログラムをまとめた「オンパク」で全国のオンパクの取り組みを展開。 ストーリーにこだわり。市民が見て応援したくなるサイトを目指す。大学生のインターンが取材し、記事にしてアップしている。今後はネットだけではなく、ショッピングモールなどでリアルで発信していく。 ※前半の記録があまりできなかったので詳しくは「CANPAN講座」の山田さんの記録も参考にしてください 後半は5つのグループに分かれてディスカッション。 それぞれのグループから出た意見をまとめてみました。 ・市民はポータルの存在を知らない、使い方がわからない。団体自体の体力の差。団体の自立をサポートするために、やりとりで関係性を構築する。 ・DBが様々あるのが問題。DBの一本化がテーマとなってくる。 ・データ連携は、運営者間の合意があれば可能。 ・立場によって本来のポータルの意味が違っている。もう一度原点に戻ってみよう! ・アクセス数だけでは市民活動は充実しない。アナログも重要。 ・まめな更新、週に1度だけでも必ず更新されていれば信頼される。 ・サイトを見たことで得られるメリットを付ける ・キャラクターを作る、読み物的なコーナーなど成功している事例を徹底的にパクる(TTPと命名by高島) 解決策を見つけた人も、その一歩手前の人もいたようですが、ねらい通りのセミナーになったと自負しております。 今回の見本市で得られたヒントを持ち帰り、次回また成功事例や新たな課題を共有できることを願っています。 ご参加の皆様、そして関わってくださった皆様、ありがとうございました |
Posted by
公益財団法人ちばのWA地域づくり基金
at 13:34