5月29日(日)に匹見でレスキュー講座を開催しました。
参加者は、川ガキを主催する団体のメンバーさんが中心です。
万が一の事態に対応する重要性を認識されている方が多く、
定員枠一杯の参加を頂きました。
午前中の会場は匹見分遣所の研修室。
職員お二人にご指導頂きました。
指導員Yさんのご経験談を聞いた後は実戦です。
5グループに分かれてまず胸骨圧迫の研修。
1分館に100回のペースで30回絶え間なく強く圧迫し続けなくてはなりません。
これが結構疲れるんです。
この次は、人口呼吸。
頭を後ろにのけぞらせ気道を確保します。
そして口対口で1秒間息を吹き込みます。
一旦、口を離してもう一度、息を同じ要領で吹き込みます
以上が1セットです。
これを5セット、2分間絶え間なく続けます。
この一連の作業を中止できるのは、傷病者がしっかり反応したり
通常の呼吸を始めた場合、救急隊に心肺蘇生法を引き継いだ場合になります。
やり始めたらひたすら心肺蘇生法を続けなくてはなりません。
心肺蘇生法を行っている途中で、AEDが届いたらAEDを使う準備を始めます。
電極パッドを貼る前に、肌が濡れていないか、ペースメーカーがないか、
胸に貼り薬がないか、毛深くないかをチェック。
AEDの電源を入れ、音声メッセージとランプに従って操作します。
電気ショックが完了すると、再び心肺蘇生法の再開です。
私は初めての講習でしたので、心肺蘇生法がどんなものなのか
ようやく知ることができました。
午後は澄川に移動して、ライフジャケットや救命ロープの使い方を学びます。
指導頂いたのは、日原カヌークラブのMさんです。
自分に合うライフジャケットは・・・
体重の1/10の重さが頭にありますから、この重量を支える浮力が必要です。
ライフジャケットには浮力7.5Kg等の規格があります。
自分の体重の1/10以上の浮力を持つライフジャケットを使いましょう。
また、ベルトの調整で華奢な人から、ごついがたいの人まで広くカバー
できるようになっているそうです。
次は救命ロープの使い方。
スローバックからロープを2〜3m引き出します。
ロープ端を握り、バックを救出する人に向かって投げます。
慌てていると、ロープ端を握らないまま投げてしまうので要注意です。
このロープは水に浮くようになっています。
救出する人が掴まれるようにぶつける感じで投げることが肝要です。
この後、事故が起こった場合の賠償問題についても話を頂きました。
私達は、今日のような研修をしっかり受け最善の対処ができるように
なっておかなければならないことを学びました。
充実した一日になりました。