3月17日新しい公共フォーラム2012 第3回 報告1 [2012年03月19日(Mon)]
新しい公共をつくる市民キャビネットは、3月17日(土)午後、新しい公共フォーラム2012 第3回「3.11後、これからの『地域』の話をしよう」を開催しました。主催は市民キャビネット、共催は農都地域部会。
→イベント案内 →イベント報告2 会場の霞が関ナレッジスクエアには、定員を超える66名の参加者が集まりました。 三部構成のフォーラムの第1部は、「コミュニティと公共」をテーマに、小林正弥氏(千葉大学法経学部教授、政治学)による基調講演が行われました。小林氏のプロフィールは当日式次第でご覧ください。 →新しい公共フォーラム2012 第3回式次第(PDF) →新しい公共フォーラム2012 第3回 小林氏レジュメ(PDF) 基調講演の後半は、会場からどんどん意見を求める「ハーバード白熱教室」流に進行し、3.11後の思想的転換や新しいコミュニティなど、市民・NPOの置かれている状況の解説とともに、新しい公共の中でのコミュニティのあり方がわかりやすく語られました。 第2部は、「地域の課題を考える」をテーマに、グループディスカッションを行いました。 (1)地域の産業振興・復興、(2)地域の担い手、女性・若者、(3)地域コミュニティの再生の3つの論点で6グループに分かれ、各グループでNPO代表など地域で活躍されている方々に地域の成功事例等を発表していただきました。 事例発表の方々のお名前・ご紹介は、前述の式次第(PDF)に掲載されています。それぞれの発表者のプレゼン資料も、小林氏レジュメ(PDF)に含まれていますので、ご参考にしてください。 事例発表に続いて、その地域活動にどのようなジレンマや問題が現れてくるか? その問題を克服する方法はあるか? ジレンマとその克服について、それぞれのグループの論点を元に話し合われました。 グループディスカッションでは、一般参加者の中からお願いした記録係の方に、コーディネーター(スタッフ)の進行を助けていただきました。 地域の問題点、身近な課題、解決策などを意見交換するなかで、具体的、実践的な話が多く出て議論に深みが出たと思います。若い人の発案が参考になった、事例の共有が有意義でした、との感想もいただきました。 第3部は、小林氏による対話型講義とまとめです。白熱したハーバード流の討議が期待されましたが、各グループでの議論の共有に思った以上の時間を要し、各論点のジレンマを十分に掘り下るところまでは至らなかったかもしれません。再度、別テーマで同じようにやってもらいたい、こんなに眠くならないシンポジウムはめったにない、満足度の高いフォーラムだったと、叱咤激励をいただいた次第です。 最後に、地域活動への公共的貢献などの必要性などをまとめて終了しました。 皆様の力が合わさって素晴らしい会になったと思います。 USTREAM中継等は行いませんでしたが、後ほど霞ヶ関ナレッジスクエアの録画配信でご覧いただけるようにしたいと思います。報告レポートやアンケート結果もアップしたいと思っています。 改めまして、ご出演の講師、発表者の皆様、ご参加の皆様、スタッフの皆様に感謝申し上げます。ありがとうございました。 |