NPO法人農都会議 食・農・環境グループは、11月24日(木)夕、「遺伝子組換えシリーズ・シンポジウム第3回 〜育種の視点から農業と環境を考える」を開催します。
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遺伝子組換え シリーズ・シンポジウム 第3回
「育種の視点から農業と環境を考える」
遺伝子組換え(GM)作物は、その生産開始後、わずか20年で米国ではトウモロコシ生産の93%、大豆の94%を占めるに至っています。ブラジル、カナダ、オーストラリア等、世界28ヶ国でGM作物が栽培されています。
日本では、GMの食糧作物の栽培はしていませんが、世界一のGM作物の輸入大国で、トウモロコシの7割、大豆の9割を占めており、家畜飼料や食用油、でんぷん、果糖・ぶどう糖・液糖などの加工に用いられています。遺伝子組換え技術は、種の枠を越えての遺伝子組換え操作であり、反対論が根強くあります。
EUは予防原則の下、EU各国の遺伝子組換え作物への警戒心は強く、米国では、州レベルの表示義務化の法案が施行し始めています。一方で、桁違いの簡便さで遺伝子操作のできるゲノム編集の研究が急速に進み、医療分野を先頭に、農畜水産分野にも急拡大しています。