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群馬フィールドワークの報告 [2013年06月28日(Fri)]
 農都地域部会のバイオマス発電事業化促進ワーキンググループ(WG)は、6月12日・13日の二日間、群馬県内でフィールドワークを行いました。

群馬フィールドワーク

 農都部会は、昨年来フィールドワークを重ね、政策提言を出すだけでなく地域のニーズの掘り起こしに力を入れています。今年は、事業化支援のため、現場の課題の確認も行おうとなりました。
 以下、参加者によるレポートです。ダウンロードもできます。
 →群馬フィールドワークの報告レポート(PDF)

木質バイオマス発電と森林再生に関するフィールドワークの報告


 6月12日(水)・13日(木)、農都地域部会のバイオマス発電事業化促進ワーキンググループは、「木質バイオマス発電と森林再生に関するフィールドワーク」を群馬県下(東吾妻町、渋川市、みなかみ町、高崎市)で実施しました。参加者は、みなかみ町との勉強会出席者を含めて22名でした。
 フィールドワークの目的は、木質バイオマス発電の現状と課題、地域の資源である未利用材を使用した木質バイオマス発電による森林再生の可能性等を探ることでした。

1.バイオパワーの木質バイオマス発電所


 12日14時より、東吾妻町にある株式会社吾妻バイオパワー(オリックスの100%子会社)の木質バイオマス発電所にて、森代表取締役から説明を受け、意見交換を行いました。
 発電所は、2011年9月に営業運転を開始した発電規模13,600kW、年間送電量8,500 万kWhと大型の木質バイオマス発電所です。燃料となる木質バイオマスは、建築廃材と街路樹等の剪定枝が概ね半々となっています。また、これらの建築廃材と剪定枝は、チップ状に破砕・裁断したうえで発電所に搬入されています。取引業者は、54社と多数あり、群馬県下以外にも、栃木、埼玉、長野、新潟から運ばれています。

群馬フィールドワーク

 今年3月からFITの適用を受けており、売電単価はリサイクル材の13円/kWhが中心になっており、剪定枝の一部が一般材の24円となっています。
 FITで未利用材による買取価格が32円/kWhとなったことで、これまで採算がとれなかった未利用材の使用についても採算が見込めるということで、森林組合と協議中ということでした。森林組合との協議では、丸太価格3,500円/㎥、チップ加工等費用2,500円/㎥、チップ買入価格6,000円/㎥という水準が出されています。また、未利用材の使用は、年間1万8千トンを目標としていますが、当初はその1割程度から出発、4〜5年かけて増やしていくことになりそうだということでした。

2.みなかみ町との木質バイオマス発電勉強会


 13日10時より、みなかみ町観光センター会議室で、みなかみ町との木質バイオマス発電勉強会に出席しました。勉強会には、みなかみ町のまちづくり交流課商工振興グループと環境政策グループから3名、地元から「りゅういき」メンバーなど、そしてフィールドワーク参加者の25名が出席。

群馬フィールドワーク

 みなかみ町の小池グループリーダーからは、みなかみ町の90%が山林であり、うち80%が国有林という中で、地域の資源を活かして地域振興に取り組みたいという話しがありました。
 「りゅういき」は、木質バイオマス発電は、太陽光発電と異なり雇用を生むことから、半農半エネルギーのような方向も考えており、ぜひみなかみ町で具体的な検討を進めたいということでした。
 WGから、木質バイオマス発電の現状と課題について説明し、意見交換を行いました。
 みなかみ町には、12万haの森林があり、資源は十分にある、地域の活性化と森林整備に木質バイオマス発電が役立つのではないかと期待している、ということで、今回を第1回として、今後さらに勉強会を継続していくことになりました。

3.渋川県産材センター


 13日13時より、渋川市にある渋川県産材センターで群馬県森林組合連合会の高橋指導課長から説明を受け、意見交換を行いました。
 県産材センターは、2011年に設置され、3m規格の丸太を無選別で受入、機械選別によりA材からC材に各付けし、予め公告した各付けごとの価格でセンターが全量買入れるというものです。県産材センターの効果は、従来の間伐の大半が切り捨て間伐という状況から、間伐材がB材・C材を含めて搬出されるようになったことです。
 センターの計画では、年3万㎥の取り扱いを予定していましたが、2012年度はそれを大きく上回る5万㎥の実績をあげています。5万㎥のうち、C材が52%を占めています。A 材等の相当部分がセンターではなく原木市場に出荷されているためですが、それを含めた群馬県全体の素材生産量も、2012年度は2009年度の2.5倍に増加しました。

群馬フィールドワーク

 センターは、買取った材のうち、A材は柱材、B材は集成材ブロックにそれぞれ1次加工し、県産材加工協同組合に協定販売、C材はチップ加工し製紙用として販売しています。
 買取価格は、2013年4月〜6月の場合、スギ、ヒノキともA材10,500円/㎥、B材7,000円/㎥、C材4,000円/㎥となっています。
 センターでは、現在はチップを含め全量完売しているが、今後さらに素材生産量の増加を見込む中で、製紙用チップ需要の先行きにも注意が必要であり、安定的チップ需要としての木質バイオマス発電に期待しているということでした。

4.(株)キンセイ産業


 13日16時より、高崎市にある株式会社キンセイ産業にて、金子本部長から乾溜ガス化燃焼方式による熱電併給装置を中心に説明を受けました。
 キンセイ産業は、日本だけでなく、乾溜ガス化装置で台湾、韓国、中国、インドネシアに納入実績のあるメーカーです。
 特徴は、ガス化炉と燃焼炉が分かれており、ガス化炉には前処理なしの一括投入が可能なことです。バイオマスや廃棄物、畜産排泄物などさまざまなものを処理できます。また、小型でも対応できることです。

5.お礼


 たいへん有意義なフィールドワークとなりました。
 お忙しい中、丁寧に説明いただいた受け入れ先の皆様、また、現地でお世話になりました、河合さんをはじめ「りゅういき」の皆様、おいしい食事とお酒を提供していただいた金田屋のご主人、酒井さんご兄弟にお礼を申し上げます。
Posted by NPO農都会議 at 06:00 | フィールドワーク | この記事のURL | コメント(0)
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