11月24日遺伝子組換え問題 第3回シンポジウムのお知らせ [2016年10月05日(Wed)]
NPO法人農都会議 食・農・環境グループは、11月24日(木)夕、「遺伝子組換えシリーズ・シンポジウム第3回 〜育種の視点から農業と環境を考える」を開催します。
→イベント報告 →ちらしダウンロード →Facebookイベントページ NPO農都会議 食・農・環境 グループ 遺伝子組換え シリーズ・シンポジウム 第3回 「育種の視点から農業と環境を考える」 遺伝子組換え(GM)作物は、その生産開始後、わずか20年で米国ではトウモロコシ生産の93%、大豆の94%を占めるに至っています。ブラジル、カナダ、オーストラリア等、世界28ヶ国でGM作物が栽培されています。 日本では、GMの食糧作物の栽培はしていませんが、世界一のGM作物の輸入大国で、トウモロコシの7割、大豆の9割を占めており、家畜飼料や食用油、でんぷん、果糖・ぶどう糖・液糖などの加工に用いられています。遺伝子組換え技術は、種の枠を越えての遺伝子組換え操作であり、反対論が根強くあります。 EUは予防原則の下、EU各国の遺伝子組換え作物への警戒心は強く、米国では、州レベルの表示義務化の法案が施行し始めています。一方で、桁違いの簡便さで遺伝子操作のできるゲノム編集の研究が急速に進み、医療分野を先頭に、農畜水産分野にも急拡大しています。 |
市民・NPOの現場の課題をとりまとめ政策提言する全国ネットワークのNPO法人農都会議にとり、このテーマは重要課題であり、さまざまな立場から論じ、共に議論したいと考えています。
今回の講師の大澤教授には、専門分野の育種を歴史的に俯瞰し、その視点で世界と日本の食糧生産について、現況と将来への考察を加え、そして、遺伝子組換えやゲノム編集のような新しい技術の現状、課題、将来を、さらに、農業の環境への影響について、生物多様性、持続可能性の観点で論じていただきます。皆様のご参加をお待ちしています。 ●日時 2016年11月24日(木)18:00〜20:00 (17:30開場) ●会場 港区三田いきいきプラザ 集会室C 東京都港区芝4-1-7 TEL:03-3452-9421 アクセス 都営浅草線・三田線三田駅9番出口より徒歩1分 地図 http://shiba-ikiiki.com/mita/access/ ●プログラム 【第1部 講演】 「育種の視点から農業と環境を考える」 大澤 良(おおさわ りょう)氏(筑波大学生命環境系 教授) 1.育種が食料生産に果たしてきた役割(育種技術史) 2.新しい育種技術(遺伝子組み換え、ゲノム編集)の課題と将来 3.遺伝子組み換え作物の環境への影響評価について(生物多様性保全の視点で) 【第2部 質疑応答・議論】 3月24日第1回、6月23日第2回のシンポジウムについて確認し、遺伝子組換え作物の諸問題をご参加の皆様と一緒に考えたいと思います。 ※時間等内容は都合により変更する場合がありますのであらかじめご了承ください。 ※終了後、交流会を予定しています。詳しくは会場でご案内します。 ●主催 NPO法人農都会議 食・農・環境グループ ●協力 食と農と健康、富士山クラブ、島交流の会、桜山きづきの森、インキュベーションサーカス、ほかを予定 ●対象 食・農・環境に関心を持つ市民、学生、NPO、団体、企業、行政、研究者、メディア等 ●定員 50名(申し込み先着順) ●参加費 1,000円 (会員・学生 半額) ●お申し込み WEBフォーム(https://goo.gl/nsYAcg )からお願いします。 (参考) →6月23日「遺伝子組換え問題の実情と日本」シンポジウムの報告 →3月24日「遺伝子組換えの現状と未来」シンポジウムの報告 →印鑰智哉氏 TPPと遺伝子組み換え →安田美絵氏 GM(遺伝子組み換え)の基礎知識 →国立研究開発法人農業生物資源研究所 遺伝子組換え情報提供 ■お問い合わせ NPO法人農都会議 事務局 E-mail:noutokaigi@gmail.com URL:https://blog.canpan.info/noutochiiki/
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