1429_ブロッコリーなどの育苗状況24092847『ルックバック』2024サロンシネマにて42
『ルックバック』
(監督・脚本・キャラクターデザイン:押山清高、声の出演:河合優実、吉田美月喜、58分、2024年、日本アニメーション映画) 2024年、映画鑑賞47作品目にして、劇場での鑑賞41作品目。 漫画を描くことが好きで、小学校の学級新聞に4コマ漫画を連載していた主人公の一人は、ある日、不登校のもう一人の主人公も4コマ漫画を掲載したいとの申し出があったと担任に言われ、ひと枠譲ることになるのだが、その画力に圧倒される。 以来、張り切って描くもその差は縮まることはなく、ついには漫画を描くことをやめてしまう。 しかし、小学校卒業の日、先生から不登校の子に卒業証書を渡すように頼まれ、初めてであうこととなり、「ずっとファンだった」と告げられる。 中学生ながら二人は協力して漫画雑誌に投稿することとなり・・・。 漫画にかける2人のそれぞれの熱い思いが伝わる作品。 にほんブログ村 にほんブログ村 1428_宇宙芋の零余子(むかご)発見2409235000記事達成!240927
このブログは2008年6月に始めているので16年3か月で5000記事ということで、年平均でいうと300記事くらいということになります。
当初は、1年くらいの長いスパンで書いたり書かなかったりしていましたが、ここ7年くらいはほぼ毎日書いています。 地味なブログながら、記事数が多いこともあってか、ありがたいことに最近は1日の訪問者が300人、ページビューが2000件くらいで推移しています。 かなり前から、SNSというとインスタとかXとかが主流になってブログはだんだんすたれたメディアになりつつあるようですが、私のペースにはあっているのでとりあえずは続けていくと思いますので、今後ともよろしくお願いします。インスタもとてもマイペースでやってますので@muranatuitaru(または、村夏至)で検索して遊びに来てやってください。 なお、実際の記事数は十数件くらい少ないです。それは特に最初のころ書き間違えて削除したりして欠番になったものがあるからで、記事のアドレスの番号にしたほうがわかりやすいと思って、5000記事ということにさせてもらいました。 にほんブログ村 にほんブログ村 『人類はどこで間違えたか 土とヒトの生命誌』
『人類はどこで間違えたか 土とヒトの生命誌』
(中村桂子著、2024年、中公新書ラクレ) 生物を分子の機械ととらえ、その構造と機能の解明に終始する生命科学に疑問を持ち、独自の生命誌を構想して「JT生命誌研究館」の設立に携わり、現在JT生命誌研究館名誉館長の中村桂子さんは、元来楽観的な自分でも最近人間社会がこのまま進んでいいのだろうかと不安に思っていると書いています。 そこであらためて、自らが構想した生命誌に基づく世界観で、まず生命が誕生してからの40億年を振り返り、そして私たち人類であるホモ・サピエンスの20万年の歴史を振り返って、「連続しながら不連続」な「「私たち生きもの」の中の私」という視点を多くの人が持つことの大切さを強調します。 そして、この本のタイトルになっている「人類はどこで間違えたのか」について、1万年前に始まったとされる農耕社会の始まりにあるのだと考えているようで、農耕が始まり、主要作物である穀物は貯蔵が効くために、働かなくてもいい人が生まれ、階級社会や富と権力の集中が始まったのだとしています。 そこで最後の第三部で、最近研究の進んできた生命活動によって作り出された土に注目して、「一人ひとりが楽しく生きることを支える食べものづくり」のため、権力者が支配しやすいような社会を作るのに適した作物を選ぶのでなく、それぞれの地域で、その土地の持つ在来植物の力を生かして食べものをつくるという本来の農耕に帰るということをともに考えていこうと呼びかけています。 科学技術を否定するのではなく、いろんな知見を活かしながら地球環境などの危機をいかに乗り越えていくのかについていろんなヒントに富んだ本です。 にほんブログ村 にほんブログ村 2024マチュピチュ・エン・ハポン240929
2024年9月29日(日)10時〜
二鹿野外活動センター広場(岩国市二鹿742) 参加無料 ケーナやチャランゴ、ボンボ、サンポーニャといった様々な楽器を使ったアンデス音楽を行っている国内外で活躍する団体がいろいろ参加する音楽祭。 かつて大竹市の三倉岳の広場で行っていて何度か参加したことがあるのですが、とても素晴らしい演奏でとても楽しめました。 数年前から岩国市の二鹿野外活動センターで行うようになっていて、あまり宣伝していないようでたまたま最近知ったのでお知らせします。 出演者も私が聞いた範囲では、「3人アンデス」や「Suzuma Nomura」(それぞれホームページがあるので、演奏を聴くことができます)など、「3人アンデス」のホームページにツアースケジュールのチラシがあったので、参考に掲載します。 にほんブログ村 にほんブログ村 46『ぼくのお日さま』2024サロンシネマにて411427_里山ひよじ村の作業記録_猪(イノシシ)除けの設置と畔草刈り240916中性脂肪値が下がったのは亜麻仁(アマニ)油の効果?
コレステロールが高めなので、悪玉コレステロールに代わりやすい中性脂肪を下げるという噂の朝小さじ一杯の亜麻仁油を6月初めから実践してみて、8月中旬に職場の定期健康診断を受けたので結果を見たところ、1年前に比べて28パーセント減少。
ただ、悪玉コレステロールは18パーセント増加していて、なんだかなあ、という感じです。 まあ、今のところ習慣化してきたので、気長に取り組んでみようかと思っています。 ちなみには、朝は、温かい時期はどんぶりいっぱいの温野菜サラダ(プラス、豆乳ヨーグルトと普通のヨーグルトにバナナとジャムを入れたものにミューズリーを少し、パン一切れにクリームチーズとジャム、そしてソイラテ)、寒い時期は野菜メインの味噌汁にプラス同じものを食べていて、最初に野菜を食べるのでその途中で亜麻仁油を食べるようにしています。 にほんブログ村 にほんブログ村 1426_ロロン(南瓜(カボチャ)の品種)が熟す前に爆裂してしまってます
今年は、水やりはしているものの、雨が少ない夏で、あまり経験していないのですが、熟す前の南瓜が実割れしてしまっているのがいくつか見られます。
へたの部分を見ればわかる通り、まだ緑がきれいで、まだまだこれから熟していく状態なのに、割れてしまって、蛞蝓(ナメクジ)の餌食になってしまいつつあります。 通常の状態では、南瓜は皮が硬く、虫たちに食べられてしまうことはありません。唯一の例外は蛞蝓で、強力な歯舌(しぜつ)によって皮に穴をあけることができて、そうして中の柔らかい部分がでてくると、コオロギなどいろんな虫が食べにやってきます。 それも、まだ全体が若くて元気なうちは、どういう仕組みかなかなか蛞蝓が食害することはありません。 全体の勢いが失われてくると、こんな感じで蛞蝓に食害されてしまう実がでてきます。 にほんブログ村 にほんブログ村 45『スオミの話をしよう』2024八丁座にて40
『スオミの話をしよう』
(監督・脚本:三谷幸喜、出演:長澤まさみ、西島秀俊、松坂桃李、瀬戸康史、遠藤憲一、小林隆、坂東彌十郎、戸塚純貴、阿南健治、梶原善、宮澤エマ、114分、2024年、日本映画) 2024年、映画鑑賞45作品目にして、劇場での鑑賞40作品目。 豪邸に住む著名な詩人の家に、刑事が現れる。詩人の妻が昨日から行方不明になっているという連絡を受けてのことだが、詩人は警察沙汰にしたくないという。 刑事は、詩人の妻の元夫で、プライベートで呼ばれたのだった。その後次々と現れる元夫が語る元妻は、まるで別人のよう。 妻はいったい、どんな人物なのか。そして、なぜ失踪してしまったのか。 ミステリーコメディとしてとても楽しめる作品。 にほんブログ村 にほんブログ村 「大地の再生 公開打合せ」240914
空気や水の流れをよく観察し、うまく流れるように手助けすることによって痛んだ自然が再生していくという「大地の再生」。造園技師・矢野智徳さんが提唱し、その考え方や実践を伝える「大地の再生師」が全国で「大地の再生講座」を開催しています。
黒磯在住の画家 宏二郎さんの自宅と近接する両親の自宅のまわりの環境についても、その考え方で手入れをしていこうと取り組まれていて、今回は、次回の「大地の再生講座」に向けての打ち合わせを公開して行うということで、参加してきました。 まずは、それぞれの自己紹介や、大地の再生の考え方などについて話し合った後、これまで手入れを行った場所などを実際に回りながら、変化を感じて、次回どこを取り組むかについて検討しました。と書くとシンプルなのですが、いろいろと参考になる話が満載でした。 印象に残ったのは、機械を使うとやりすぎてしまうという話。 大地の再生では、誰でも取り組める移植ゴテや鋸鎌が基本なのですが、より大規模にユンボやチェーンソーなどを使うこともあり、そういう時、ヒトはそういう機械に同期して高揚して作業をしてしまうので、万能感や達成感はあるが、結果としてやりすぎてしまうことがあるので、常に冷静に本当に必要なことはどこまでかというのを考えながらやらないといけないとのこと。 習熟するということと、身の丈にあった道具を適切に使いこなすことは別で、機械に使われないということなのだろうと自分の経験を通じても感じます。 にほんブログ村 にほんブログ村 1425_自家採種したゴーヤが元気です240913
昨年知り合いから苗をもらって育て、そこから自家採種してそのタネから育てている今年のゴーヤ。
ミニトマトもそうだったのですが、1年間うちのはたけで過ごして環境に適応したせいか、とても元気で少しずつ長い間実をつけてくれています。 となりに植えた胡瓜(キュウリ)は、2回にわけて育てたのにすでに上がってしまっているのに比べてその元気さが際立ちます。 まだ、新しい雌花がついたりしているので、もうしばらく楽しめそうです。 野菜の品種にもよるのでしょうが、たった1年過ごすだけで、そのはたけの特性に合わせて遺伝子の発現状況が変わるのかと思うと、あらためてとても面白いなあと。 これまで買うタネは、一代交配のものが多いので、次の代にどんな実ができるのか不安で採種するのをためらっていたのですが、何代か取り続ければ安定してくるでしょうから、少しずつ自家採種するものを増やしていこうかと思っています。 にほんブログ村 にほんブログ村 岩国市100人カイギ#9に参加してきた_240913
その街に住んでいたり、働いていたり、ゆかりのある人などを毎回5人ずつ招いて10分ずつお話を聞き、そのあと参加者同士が交流を図るイベント、100人カイギ。
岩国市でも2024年1月から月一回ペースで開催されており、今回が9回目。 今回は、10月11日から13日にかけて、岩国駅前の「岩国しごと交流・創業スペース Class Biz.」で行われる、週末をめいっぱい使って起業プランをグループで練り上げるイベントStartup Weekendにちなんで、そのイベントのファシリテーターやコーチで参加される人や、起業家の人が登壇者。 毎回思うのですが、たった10分でも思いが伝わるもので、その後の懇親会でさらにいろんな人とお話ができるのが楽しい。 次回10回目のテーマは、《玖珂・周東》。岩国市の西部で活躍する人たちのお話を聞きます。 2024年10月21日(月)18時半〜20時半 光井純&アソシエーツ建築設計事務所 西日本・岩国オフィス(岩国市今津町1-1-17 富士ビル2階)にて 参加費:1000円(学生無料。オンライン参加500円、懇親会参加の場合は別途1000円) にほんブログ村 にほんブログ村 『僕たちはどう生きるか』文庫化
『僕たちはどう生きるか』
(森田真生著、2021年(2024年集英社文庫化)、集英社) 2020年3月31日(月)に小池都知事が感染爆発についての記者会見を行ったという短いメモ的な日記からこの記録は始まる。 著者は、コロナ禍以前は、「数学の演奏会」と称して楽しみとしての数学の講演会などを全国で行っており、地球環境の大規模な変化を前に、どのように言葉と思考の常識を編み直していくかということをテーマに雑誌『すばる』で連載を予定し、準備していたところ、パンデミックが起こり、テーマはそのままに、短い日記をはさみながら、出張や講演がつぎつぎとキャンセルとなる緊迫した空気の中、はたけや小さな子どもたちに向き合うようになったり、できる範囲ながらとどまるところを知らない学びの日々がつづられていく。 私が住んでいる岩国市の近くにある周防大島でも2016年あたりから森田さんの「数学の演奏会」が何度か開催されており、私も2回目から参加していたのですが、それがコロナ禍で開催がかなわなくなり、オンラインゼミになり、そして、週1回のインターネットラジオ配信「生命ラジオ」になっていくタイミングでもあり、ネット経由で直接聞いていた話も多く含まれていたものの、今回文庫化されたのであらためて読んでみると、当時の雰囲気を思い出すと同時に、根源的な問いと普遍的な学びのヒントに満ちた内容で、貴重な記録だと感じます。 にほんブログ村 にほんブログ村 1424_旺盛に育っている宇宙芋240911『税という社会の仕組み』
『税という社会の仕組み』
(諸富徹著、2024年、ちくまプリマ―新書) 近代の市民革命による民主主義の進展とともに変化してきた税という社会の仕組みについて、財産を持つ王が国家を支配していた時代が終わり、国民の同意のもと人々の私有財産から税金を集めることになった歴史について、政権党が変われば税の取り方まで変わってしまい、税もある意味権利の一つと考えられているアメリカの例を主に出しながら、税は取られるものと一般的に考えられている日本での考え方や仕組みがわかるように解説してくれています。 企業がグローバル化し、税金逃れを是とする企業からの税金徴収を国家間で公平にするために国際的なルールができたり、構想としては昔からあるものの実現してきたのは最近になってからの環境税など、新しい税の在り方などについてもその考え方などについて概説も。 最後のほうで、日本の会計検査院が組織上の都合もあり「税の使い方に無駄がなかったか」を事後チェックすることまでしかできていないのに比べて、さらに一歩進んで「その政策がそのお金で実現しようとしていた効果、事前に予期していた効果を、十分実現できたかどうか」という評価まで行うアメリカの会計検査院を引き合いに出して、そうしていく必要を訴えているところはなるほどと思いました。 ただ、税の必要性や、考え方(税の仕組み自体が政策であること)など、案外知られていないことも多いという意味で基礎的なことを知るきっかけとしてはいいと思うのですが、あくまで、読者それぞれがそういうことを知って考えるべきであるであるという感じで、現状の評価が結果追随的であいまいで若干他人事的な印象も受けました。 にほんブログ村 にほんブログ村 44『Shirley』2024サロンシネマにて39
『Shirley』
(監督:ジョセフィン・デッカー、出演:エリザベス・モス、マイケル・スタールバーグ、ローガン・ラーマン、オデッサ・ヤング、107分、2019年、アメリカ映画) 2024年、映画鑑賞44作品目にして、劇場での鑑賞39作品目。 第二次世界大戦直後のアメリカで、一躍有名になった女性作家はしかし、次作に取り組むもスランプに陥っていた。夫である大学教授は、新しく助手になるためにやってくる若夫婦に住所が定まるまで居候として住んでもらうことによって事態の打開を図ろうとする。 毒舌で気分屋の作家にてこずるものの、助手の妻は徐々にその魅力に取りつかれ、やがて2人には奇妙な関係が生まれ、現実と虚構が交差するようになる。 にほんブログ村 にほんブログ村 1423_ブロッコリーなどのタネ蒔き240908
今年は暑さが続くので忘れそうになってましたが、ぼちぼちブロッコリーの育苗時期になりました。
春先は、まだ気温が低いので人肌発芽で発芽させて育苗を始めたりしますが、秋冬野菜はタネ蒔き時期にまだ暖かかいので、じかに蒔きます。 とりあえずブロッコリーと(茎が長く育つ)茎ブロッコリーを合計24鉢。1週ずらして、来週もタネ蒔きしようかと思っています。 というわけで、軒下の育苗スペースが手狭になってくるので、植えたり人に分けたりするのことができずに育苗ポットで小さいままのこったバジルの苗をいくつか、草ぼうぼうになったはたけの空きスペースの草取りをして、定植しました。 そして、2日後には、ちらほら芽が出始め、 3日後の9月11日には予想通り、大部分の鉢から芽が出てきました(遠目にはわかりにくいです)。 にほんブログ村 にほんブログ村 『町内会−コミュニティからみる日本近代』
『町内会−コミュニティからみる日本近代』
(玉野和志著、2024年、ちくま新書) 私の住んでいるところでは、「自治会」と呼ぶのが普通だと思います。「町会」「町内会」「部落会」などと言われたりする地縁組織で、大きな災害があるたびに「きずな」の背景にあるものとしてもてはやされる一方で、必ずしも「きずな」をもたらしているわけでもないし、どちらかというと、役がまわってほしくないと疎まれる存在でもある。 そんな自治会について、現状と課題からはじめて、その性格やいつごろから成立するようになったかについて先行研究を検証しながら解き明かし、これからの地域社会を支えていくためには、町内会と市民団体がいかに無理せずうまく連携してやっていく必要があるかということなどについてわかりやすく解説してくれていて、身近にある組織について考えるヒントを与えてくれる。 著者は、町内会・自治会は、『「共同防衛」を目的とする「全戸加入原則」をもった地域住民組織である』と定義し、本書の中で、欧米の近代化の歴史において労働組合が担った役割を、実は日本の近代化の歴史の中で担ってきたという仮説を展開しているのも興味深い。 なかでも、1888年(明治21年)に公布された明治地方自治制が成立する過程で、自由民権運動の民衆の広範な政治参加への要求を直接受けないように作った統治技術が町内会につながったという部分は、なかなか考えさせられました。村を合併することによって、農耕をすることのない豪農層に被選挙権を持たせ、一番民衆に近い、自らも農業に従事していた寄生地主層には、すでに決まったことを執行する行政の協力だけをするように仕向け、その単位が町内会につながったというのです。 その後、町内会は、都市に流入して自営商業者となった人たちにによって発展したり、戦争体制に加担する隣組の母体になっていったり、戦後は行政のコミュニティ施策の受け皿としてもてはやされたりとその時々の民衆や為政者の思惑に合致して、存在し続けてきたこともわかり、基礎資料としても参考になります。 折しも、町内会や社会福祉協議会などが協力して地域運営を行っていく新たな組織の模索が全国的にも話題になってきているようです。そういう組織を考える人にも読んでもらいたい本です。 にほんブログ村 にほんブログ村
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