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37『すべての夜を思いだす』2024横川シネマにて33
[2024年07月31日(Wed)]
『すべての夜を思いだす』 (監督・脚本:清原椎、出演:兵藤公美、大場みなみ、見上愛、内田紅甘、遊屋慎太郎、奥野匡、116分、2022年、日本映画) 2024年、映画鑑賞37作品目にして、劇場での鑑賞33作品目。 高度成長期とともに開発の始まった多摩ニュータウンのある1日を、違う世代の3人の女性の行動を通じて描く。
着付け教室を解雇され、ハローワークに通う女性は、友人からの引っ越しハガキを手に、その友人宅を歩いて訪れることに。ガス検針員としてニュータウン内を徒歩で巡る女性は、団地内の放送で行方不明になった老人をたまたま見かけ、自宅まで案内する。大学にほとんど行っていない女性は、亡くなった友人が撮った写真の引換券を返そうと、自転車で彼女に母親のもとへ向かう。
公園と団地と住宅の入り混じった、似たような風景が続く中を、微妙に交わりながら、それぞれの1日が過ぎていく。 にほんブログ村にほんブログ村
1406_宮田スイートのタネ取り
[2024年07月30日(Tue)]
昨年、縁あって、周防大島で耕作放棄地を耕作して無農薬の農産品を直販しているみやた農園の宮田さんから、シンディスイートという品種のミニトマトを7代採種したタネを分けてもらい、育てたミニトマトから採種して、今年も育苗しました。
初年は、みやた農園ではあまり耕起や施肥をしないみたいなので、うちのはたけが栄養過多だったためか、花はたくさん咲いても、実があまりつかないという状況だったのですが、ことしは、豊作で、小粒ながら甘くておいしい。
たった1年というか1サイクル過ごすだけで、うちのはたけの環境に適応したのだろうかと、驚くばかりです。
徐々にですが、自家採種の面白さに目覚めつつある今日この頃。
今年も、状態のよさそうな実に目をつけておいて、できるだけ完熟させ、収穫してからも数日部屋の中でさらに追熟させ、
カビが生えてきたので、タネを取り出し、水洗いして、さらにペーパータオルでタネの周りのゼリー状のものを取り除いて乾燥させました。
念のために、もう一粒よさそうな実からタネを取ろうと思っています。 にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 04:30 | 03はたけ通信 | この記事のURL | コメント(0) |
岩国市内公民館合同「夏休みキッズフェスタ」240724
[2024年07月29日(Mon)]
7月24日、岩国市市民文化会館で、岩国市内公民館合同による初の子ども、保護者対象の行事が行われました。
かさ袋ロケットやマーブルアート、羊毛フェルトなどのものづくりコーナー、ヨガや悪徳商法デュエルカードゲームなどの体験コーナー、筋肉量や血管年齢測定を行うコーナーなど多彩なコーナーでたくさんの参加者でにぎわったようです。
ようです、というのは、私は、声をかけられていつもいろんなところで開催しているマスキングテープカードづくりワークショップで参加させてもらったのですが、仕事を抜けることができなかったのでモノだけの参加になったので。
会場の様子は、コーナーを担当してもらった職員に撮ってもらったのを借用させてもらいました。初めての取り組みで人が集まるだろうかという心配もあったようですが、大盛況だったようです。
私は、前日の夕方の準備と注意点などを伝えることだけさせてもらって、全体準備が終わったところで、公民館の指導員の人たちに声をかけてカードづくりを体験してもらったところ、さすがノリがよくて、楽しそうに作ってくれました。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 04:43 | 27今、mtが熱い | この記事のURL | コメント(0) |
1405_落花生(ピーナツ)の花240723
[2024年07月28日(Sun)]
今年芽出しがうまくいかなくて、2株しか出てきていない落花生。
花が咲き始めました。
何度も書いていますが、落花生の花は、形こそ豆系の花らしいものの、きれいな黄色でかわいいです。
以前のこのブログに観察記録を書いていますけど、この花が落ちた後、その根元から伸びてくる1本のしっかりしたつる状のものが地面に潜り込んでいき、その先端が太ってきて落花生ができるのです。面白いことに。 にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 05:02 | 03はたけ通信 | この記事のURL | コメント(0) |
岩国徴古館企画展「岩国の怪談×US-2」240721〜0923
[2024年07月27日(Sat)]
2024年7月21日(日)〜9月23日(月・祝)9時〜12時 岩国徴古館(岩国市横山2-7-19)にて
岩国徴古館に隣接する場所に新博物館を建設するため、しばらく休館になる前の企画展。
今回は、江戸時代から明治時代にかけて岩国で語り伝えられた怪談をまとめた『岩邑怪談録』に関する展示と、世界で唯一の外洋救難飛行艇部隊として海上自衛隊岩国航空基地に配備されているUS-2に関する展示です。
関連企画やグッズ販売なども豊富。 にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 05:23 | 30歴史 | この記事のURL | コメント(0) |
36『フィリップ』2024サロンシネマにて32
[2024年07月26日(Fri)]
『フィリップ』 (監督・脚本:ミハウ・クフィェチンスキ、出演:エリック・クルム・ジュニア、ヴィクトル・ムトゥレ、カロリーネ・ハルティヒ、ゾーイ・シュトラウブ、サンドラ・ドルジマルスカ、124分、2022年、ポーランド映画)
2024年、映画鑑賞36作品目にして、劇場での鑑賞32作品目。
1941年ワルシャワのユダヤ人居住区にすむ主人公は、そこで開催された舞台イベントに恋人と参加したところ、ナチスによる急な銃撃に会い、恋人や家族、親せきを目の前で亡くしてしまう。
2年後、彼は、フランス人と偽ってフランクフルトの高級ホテルのレストランのウエイターとして働きつつ、夫を戦場に送って孤独なドイツ人の妻を誘惑していた。
そんな荒んだ生活を送る中、休日のプールサイドで美しいドイツ人女性と出会い、愛し合うようになるのだが・・・。
切ない映画です。 にほんブログ村にほんブログ村
1404_有機菜園講座第3回目240721
[2024年07月25日(Thu)]
5月から始まった有機菜園講座。
錦見に共同作業ができる圃場があり、5月に一斉にタネ蒔きや苗植えを行った野菜たちが、水やりや簡単な世話は有志が行っているものの、本格的な作業ができるのは月に1回なので、草も野菜も生え放題。
それでも、自然の力はすごいもので、大量の収穫。そして、コツを聞きながらみんなで手分けして支柱立てや枝の誘引、葉取りなどの世話をすると、1時間もかからないうちにかなり整理できました。こういう時は、人の数の力を本当に感じます。
そのあと、ボカシ肥の作り方を、実際に米ぬかや油粕を使って実践し、持ち帰り用のバケツを持ってきた人は持ち帰りました。
1時間半の野外活動を汗だくになりながら行った後、錦見供用会館に移って、病虫害の防ぎ方やボカシ肥の作り方や使い方などについてのお話を聞きました。
8月25日には、この講座と同時に発足した岩国地域有機農業推進協議会が主催の有機農業に関する講演会が開催される予定のようです。チラシなどできたらまた紹介します。 にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 05:04 | 04農業 | この記事のURL | コメント(0) |
35『オールド・フォックス 11歳の選択』2024サロンシネマにて31
[2024年07月24日(Wed)]
『オールド・フォックス 11歳の選択』 (監督:シャオ・ヤーチュエン、出演:バイ・ルンイン、リウ・グァンティン、アキオ・チェン、ユージェニー・リウ、門脇麦、112分、2023年、台湾・日本映画)
2024年、映画鑑賞35作品目にして、劇場での鑑賞31作品目。
1980年代末、バブル期の台湾が舞台。
台北郊外で、父子二人暮らしの親子は、自宅と理髪店を持ちたいと、つつましく暮らしながらお金をためていた。
あと3年で夢がかなうと思っていた矢先、不動産価格が高騰。そんな中、息子は、他人のことなんか気もかけずにのし上がったオールド・フォックスとあだ名される地主と出会い、目をかけられるようになる。
父親と、その正反対の男とのはざまで揺れ動く子どもの心の変化と、ある選択。にほんブログ村にほんブログ村
横山できのこ探索会に参加してきた240721
[2024年07月23日(Tue)]
岩国市出身で幼少のころから横山のきのこに魅せられて、現在鳥取にある菌蕈研究所の主任研究員として活躍する牛島秀爾さん(農学博士)を案内役に行われた「きのこ探索会」に参加してきました。
今回は、紅葉谷がメインの探索場所。この日はよく晴れて暑かったのですが、少し前まで梅雨の長雨で苔(コケ)も湿り気十分という感じで、たくさんのきのこに出会うことができて、参加者大満足。
本当に小さなものから、「きのこの女王」と呼ばれる衣笠茸(キヌガサダケ)(数日前はもっと群生していたらしい)まで、また、変形菌(粘菌)もいくつか。
衣笠茸は、胞子を虫たちに運んでもらうために腐敗臭がするので、おおきな葉っぱに乗せて。
探索会のあとは、名前のわかるものは名前を添えて、採取したきのこを机に並べて、簡単な解説をしてもらいました。
会が終わった後も、牛島さんはきのこ好きの人たちに質問を受けていましたが、こぼれ話として、菌蕈研究所を運営する一般財団法人日本きのこセンターの関連施設として、鳥取駅ちかくに「しいたけ会館 対翠閣」という温泉宿があり、そこではきのこのフルコースがあるらしいです。ちょっと興味があります。
探索会を主催した「いろやギャラリー」では、28日まで「きのこ祭り」開催中。
きのこモチーフの絵画や手描画、アクセサリー、陶芸、ガラス作品など所狭しと並んでいますので、ぜひ。にほんブログ村にほんブログ村
ミニトマトなどでミートソースを作った240715
[2024年07月22日(Mon)]
ミニトマトの収穫が最盛期で、大量にあるので、ミートソースを作ってみることに。ミニトマトだけ煮込んでトマトペーストを作ってからという手もあるのでしょうが、フレッシュな感じにしようと一気に作ります。
材料は、はたけで採れるミニトマトと人参(ニンジン)とピーマンをメインに、あいびきミンチと玉葱(タマネギ)と大蒜(ニンニク)は買い足して、
ミニトマトはざく切りにして後はみじん切りに。はたけでほったらかしにしていたパクチーから実ったコリアンダーも、軽くすり鉢でつぶして入れることにしました。
軽く炒めて、1時間弱煮込んで、ハーブソルトと塩で味を調えて出来上がり。
色味は地味ですが、とても美味しい。意外なほどコリアンダーが効いていました。残りは小分けにして冷凍したので、少しの間楽しめます。 にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 04:33 | 17料理・食 | この記事のURL | コメント(0) |
「いのちの根っこの話 性と生」240817
[2024年07月21日(Sun)]
2024年8月17日(土)13時半〜15時半 岩国市福祉会館3F小ホール(岩国市麻里布町7-1-2)にて 講師:安達倭雅子さん 入場料 前売り1500円(当日2000円) 託児あり(1人300円、8/10締め切り)
性教育がタブー視されがちな日本では、大人でも性についてちゃんと話せる人は少ないかもしれません。その点、安達さんは、長年相談員もされていて経験豊かで、おおらかに真面目に面白く「性と生」の話題についてお話してくれて、おススメです(以前お話を聞いたことがあります)。
18歳までの子ども専用電話チャイルドラインの岩国ステーション公開講座として開催されます。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 04:31 | 07チャイルドライン | この記事のURL | コメント(0) |
34『アンダーグラウンド』2024DVDにて
[2024年07月20日(Sat)]
『アンダーグラウンド』 (監督:エミール・クストリッツア、出演:ミキ・マノイロヴィッチ、ラザル・リストフスキー、ミリャナ・ヤコヴィッチ、スラヴコ・シュティマッツ、171分、1995年、フランス・ドイツ・ハンガリー映画)
2024年、映画鑑賞34作品目。
最近4Kリストア版が上映されたものの見そびれて、中古のDVDが目についてしまって買った作品。
物語は第二次世界大戦の時から始まる。ナチス・ドイツが侵攻されたユーゴスラビアで武器商人の主人公は、友人をパルチザン活動に誘い、また、密かに地下室に仲間たちをかくまい、銃などの武器を行わせる。
やがて戦争は終わるが、そのことを地下の住人達には伏せて武器生産を続けさせる一方、自身は新政府の要人としてのし上がっていく。 数十年にわたってそんな生活をしているうちに、地下にはヨーロッパ中を結ぶような自動車道が作られており、地上のユーゴスラビアは内戦で国を分断するような事態に陥っていく。
コメディなのでおかしみがありながら、ブラック・ファンタジーというか、悲しみをたたえていて印象に残る。 にほんブログ村にほんブログ村
1403_薩摩芋(サツマイモ)ばたけの現状240716
[2024年07月19日(Fri)]
今年の薩摩芋ばたけはマルチを張っているので、それほど草取りに手間はかからないのですが、隣に植えているロロン(南瓜(カボチャ)の品種)の雌花が咲いていたら受粉したり、つるが広がりすぎないようにしたり、まわりの草取りをしたりするためにしばしば訪れています。
現状としては、順調につるが伸びてきています。
逆方向から見るとこんな感じで、左上で葉が茂っているのがロロンのはたけです。若干葉ばかり茂って実の付きが悪いですが、数個は実っています。
ちなみにロロンの最初に成り始めた実はだいぶ大きくなってきていて、あと数日で受粉から収穫の目安の40日が経過する状態で、ヘタの部分も少しコルク状になってきつつあります。 にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 04:50 | 03はたけ通信 | この記事のURL | コメント(0) |
ノヴァの「有機オリーブの宝石」を食べてみた
[2024年07月18日(Thu)]
有機のドライフルーツやナッツで有名なノヴァの「有機オリーブの宝石」というものが、ときどきグリーンコープのカタログに出ていて気になっていたのですが、ついに買ってみてしまいました。
オリーブオイルに漬けたドライフルーツやナッツが、見た目に美しく、パンに付けて食べるものです。
実際食べてみると、まずオリーブオイルの香りが来て、上品な味わいが口に広がる感じで、いい経験をさせてもらいました。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 05:12 | 17料理・食 | この記事のURL | コメント(0) |
仮説実験授業入門講座240807
[2024年07月17日(Wed)]
2024年8月7日(水)10時〜17時 広島市西区民文化センター(広島市西区横川新町6−1)にて 参加費:5000円(当日6000円、若者・学生など割引あり)
科学の基本的な概念を誰でもが参加しやすくわかりやすい授業を1テーマごとに開発している仮説実験授業の授業書4つ≪空気と水≫≪空気と気圧≫≪磁石≫≪世界史入門≫とものづくり・絵本の紹介、特別支援学級での授業の工夫など、仮説実験授業研究会のベテラン教師によって学ぶ講座です。
興味のある方は是非。 にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 20:47 | 05仮説実験授業 | この記事のURL | コメント(0) |
1402_里山ひよじ村の作業記録_畔草刈りと野菜のお世話240713
[2024年07月17日(Wed)]
有志の参加型で、有機無農薬で主に稲作を行っている「里山ひよじ村」での個人的作業記録。
今回は、借りている何枚かの田んぼの周りの畔草刈りを手分けしてひたすら行いました。
中途半端な面積で耕作放棄地的になっているところも畔草と、中の草が生え放題のところもついでに草刈りを行ったので、若干すっきりしました。
今年はその場所に最初に里芋と生姜(ショウガ)を植えてくれた人がいて、畝立てをして植えたところは結構大きくなってきています。このままときどき草取りを軽くしていけば、うまく収穫できそうです。
畝立てをせずに植えたところはまだ小さい苗ですが、ぼちぼち大きくなっています。
あと、遅ればせながら植えたj自家製の苗、ミニトマト、ピーマン、丸オクラ、モロヘイヤ、(紫)つくね芋、食用鬼灯(しょくようホオズキ)などに畔草刈りの前に、支柱を加えたり、支柱に括り付けて誘引したり、周りの草取りをしたりして世話をしました。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 04:37 | 03はたけ通信 | この記事のURL | コメント(0) |
1月に仕込んだ味噌を取り出してみました240709
[2024年07月16日(Tue)]
今年も1月(細かく書くと14日)に仕込んだ味噌。
今回は、途中で表面についたカビをとったりすることもなく、まったくほったらかしでいつの間にか熟成期間の目安の半年になろうとしていました。
シール付きの保存袋に小分けにして床下収納にいれておいたところ、表面にカビがはえているのも当然のごとくありましたが、密閉状態がよかったのか、ほとんどカビが生えていないのも。
昨年仕込んだ味噌は、知り合いにあげたり、使ったりしてほとんどなくなっていたところでしたが、おいしい手前味噌生活が継続できます。
味噌は、寒くなってからの味噌汁で主に活躍するのですが、夏にも使う工夫をしてみようと思います。
取り出した味噌は、タッパーに入れて冷蔵庫に入れると発酵の進行がとても遅くなるのですが、少し残してさらに発酵を進めると色濃く、味わい深い味噌になります。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 05:21 | 17料理・食 | この記事のURL | コメント(0) |
1401_ようやく小玉西瓜(こだまスイカ)が実り始めました240709
[2024年07月15日(Mon)]
3月30日から人肌発芽で育苗をはじめ、5月3日にはたけに定植した小玉西瓜。
今年はどうも成長が芳しくなく、雌花が咲いて受粉もときどきしてやるのですが、とても小さい雌花で、大丈夫だろうか、実にならないのではと心配していたのですが、ようやく肥りはじめた実を発見しました。
全体の成長具合を見ても、いつもの年のような勢いが全然ありませんので、身肥りも遅いかもしれませんが、何とか食べることはできそうです。
数日後に烏(カラス)よけのネットを張りましたが、全景をみても小さな西瓜が見えてしまうくらい葉っぱの勢いがまだまだです。これから持ち直しそうな雰囲気はありますので期待はしたいと思っています。
ちなみに、18本植えているミニトマトが熟し始めて、毎日数十個ずつ収穫できています。 にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 05:18 | 03はたけ通信 | この記事のURL | コメント(0) |
食器は歌う kajiiの日用品楽器コンサート240803
[2024年07月14日(Sun)]
2024年8月3日(土)14時開演(13時半開場) 岩国市民文化会館小ホール(岩国市山手町1-15-3) 鑑賞チケット代:親子ペア券3000円(家族がひとり増えるごとに500円プラス)、シングル券2000円(3歳以上はチケットが必要、岩国子ども劇場会員は会費でチケット発行) 当日事前にオプショナル楽器製作ワークショップあり(先着30人、500円/1人)
NPO法人岩国子ども劇場の例会として開催されるコンサート。
日用品を楽器に変身さえてしまうユニットのコンサートで、子どもたちにも大人気のようです。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 05:28 | 06子ども劇場 | この記事のURL | コメント(0) |
『人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造』
[2024年07月13日(Sat)]
『人間はどこまで家畜か 現代人の精神構造』 (熊代亨著、2024年、ハヤカワ新書)
挑発的なタイトルですが、なかなか考えさせられる興味深い本です。
「人間は文化によって進化し、豊かな暮らしを実現させたが、ゆっくり進化してきた生物学的な自己家畜化をはるかに上回る文化のスピードに引きずられようとしている―それはどこまで恩恵で、どこまで疎外か?」という問題意識の元、生物学、医学、人文社会科学の知見を引用しつつ、精神科医である自らの経験を生かして、考えうるディストピアともユートピアとも考えうる2つの未来のシナリオを提示し、それでも、進歩を否定するのではなく、加速する文化や環境と生物学的な人間とが折り合いをつけて動物としての人間にやさしい未来を一緒に創り上げていこうと訴えています。
オオカミやヤマネコが徐々に進化して家畜化してイヌやネコになったように、ヒトもまた文明社会を築いていくうえで、より群れやすく・より協力しやすく・より人懐っこくなるような性質に変わっていったことが進化生物学の分野で「自己家畜化」と呼ばれて研究され注目されているようです。
そしてそれは、生物学的なものだけでなく、環境や文化によって、高密度な集団でうまくやっていけるように、共通のルールを守り、攻撃性や不安を抑えることが暗に強制されていて、そこからはみ出した人は精神疾患に該当するとみなされて治療の対象になったり社会から排除されており、また、生物学的自己家畜化だけを備えて生まれて、“文化的な自己家畜化”にさらされ、それにすみやかに適応するよう期待される子どもたちに過重な負担がかかっていると指摘しています。
今では、エンハンスメントと言って、本来は病気や障害の治療のために開発された医学的な技術が、そういった問題がない人の能力の向上のために使われる(例えば、うつ病や不安症などの診断を受けていない人が、集中力を増すために精神刺激薬を使うような例)ようになっていて、そういう薬などが合わない人の生きづらさが増すことにもつながっているということもあるようです。
従来ほめたたえられるイノベーターたちは主に男性で、イノベーションに母親の視点が入り込みにくいこと自体が、動物としての人間にやさしい文化や環境を考えるうえで大きな盲点になっていると前々から考えていたという指摘は、従来から言われていることではありますが、本書の流れの中での取り上げられたのが面白いなと感じました。
今日の閉塞的な社会を打開する視点として、子どもとともに社会を創り育てていくこと、女性や母親に、従来の形ではなくてより人間的な形でこれまで以上に活躍してもらうことの2点は、本書に限らずいろんな立場から指摘されていて、私も急務なんだろうと思います。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 04:47 | 02読書メモ | この記事のURL | コメント(0) |
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