庭木を錦帯橋刈りにしてみたが1288_半身創痍の最後の小玉西瓜(こだまスイカ)『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』
『言語の本質 ことばはどう生まれ、進化したか』
(今井むつみ・秋田喜美著、2023年、中公新書) 「べちゃ」、「ぐつぐつ」、「きゅんきゅん」とかいった日本語ではおなじみというか、普通に使われている「オノマトペ」(擬音・擬態・擬情語)に関心を持ってきた2人の研究者が、実体と音とのかかわりがあるなどの特徴を、いろんな言語での使われ方などの比較も通して解説し、子どもが言語を習得する際の大きなカギになっていることを豊富な例を示しながら説明してくれています。 言語とは何なのかとか、なぜ私たちは言語を高度に使いこなすことができるのかなどについて、改めて考えるヒントになると同時に、今まさに、ChatGPTのような生成AIが急速に発展する中で、そういった生成AIは、言葉の意味を知らないのに普通に喋れてしまっているという現実をどう考えていくのかということともかかわっていて興味が尽きない。 おまけですが、例えば英語では、オノマトペが動詞などに取り入れられて意識されにくくなっているためか、世界の言語の研究の中では端に追いやられているようで、実際私も、アメリカ人と話したときにオノマトペの話題を振ろうとしたとき、オノマトペというもの自体の認識があまりなくて説明が難しかった記憶があります。 にほんブログ村 にほんブログ村 1287_春蒔き人参(ニンジン)最後の収穫トリオコンサートinオータム23093064『コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って』2023横川シネマにて52
『コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って』
(監督:バフティヤル・フドイナザーロフ、出演:パウリーナ・ガルベス、ダレル・マジダフ、96分、1993年、タジキスタン・スイス・日本合作映画) 2023年、映画鑑賞64作品目にして、劇場での鑑賞52作品目。 ソ連崩壊により1991年に独立したタジキスタンで、同じ年に26歳の若さで監督デビューし、49歳で亡くなったバフティヤル・フドイナザーロフさんの作品が再評価され、特集で上映された映画。 独立から2、3年後、内戦が起こって、その銃声などを背景音に取り入れて?の撮影。緊迫した中にも、ある意味のんびりした日常が繰り広げられる。 人を運ぶだけでなく、干し草を運んだり、密会の場に使われたりと、いろいろと活躍するロープウェイの操縦士として働く、ばくち好きの青年と、同じくばくち好きですっからかんになってしまった初老の男性とところに、たまたま都会から帰っていてその借金のかたにとられそうになっている娘との恋の物語。 純朴なところがありつつ、だらしない青年と、自立したしっかりした面と弱い面を持ち合わせたような女性のつかず離れずの関係、周りの人たちとのやり取りも含めて、ユーモラスに描かれていて、なんだかおもしろい。 にほんブログ村 にほんブログ村 1286_アスパラガスの実とタネ西ののんびり市17に参加します231001
錦帯橋近くの元古美術商を改修してシェアオフィス的に活用しているライブデポ(岩国市岩国2-4-3)で、様々な人が出店してこじんまりとしながらもオープンで楽しい交流の場として月1回ペースで開催されている「西ののんびり市」。
次回の予定は10月1日(日)10時〜16時。 今回も、マスキングテープを使ったカードづくりワークショップで参加予定です。 テーマを決めたり決めなかったりしていますが、今回は、最近岩国市では10月1日を「錦帯橋の日」(イベントもあるようです)と決めたので、「錦帯橋」をテーマにしてみます。もちろん、「秋」とか日頃お世話になっている人へのメッセージカードなどでもなんでも大丈夫です(ポストカード大のカード1枚に300種類くらいのマスキングテープを張り放題で、1枚100円)。 また、今年、久々に唐辛子(トウガラシ)を育てているので、麻紐で唐辛子をつないだ飾り物を作るワークショップも、興味がある人がいればやれるように材料を持っていこうと思っています。効果のほどは知りませんが、大蒜(ニンニク)などと同様、強烈なため、魔よけ効果があるとかないとか。 白皮南瓜など野菜も少しは出店できる予定です。 なお、ちなみに、ライブデポでは、前日の9月30日(土)18時30分より、夜会(交流会?)を開催予定のようです。詳しくは、ライブデポのフェイスブックにて。私も参加しようかと考えています。 にほんブログ村 にほんブログ村 1285_終わりかけのロロン
春にタネから苗づくりをして育てている南瓜(カボチャ)のロロンもそろそろ終わりです。
根元はこんな感じで、何とかまだ水や栄養を運んでいるようですが、まわりは枯れてしまって、 それでも、まわりにはまだ新しくつるが伸びています。 ちょうど、ほぼ収穫期を迎えた第二陣の小さめの実の上のつるに雌花が咲いてこれから実が大きくなろうかとしているところです。 (実が成る波の)第一陣は本当にラグビーボール大で、第二陣はそれよりかなり小さめ。そして、第三陣以降となるこの実は、栄養がうまく運べなくなっているようでさらに小さくなり、うまく成熟しきらないかもしれません。 つるの先端部分を見ると、一番最初のころは、先端部分に瓜葉虫(ウリハムシ)がつくことはほとんどないのに、もうこのころになると、全体の勢いがなくなってくるためか、先端のほうにも瓜葉虫がたくさんいて、葉を食べようとしています。 全体的にも食べられ放題。 にほんブログ村 にほんブログ村 はじめて沢登り体験をしてみた
岩国市錦町にある木谷川(紅葉で有名)で、モニター的な沢登り体験会が開催されたので、参加してみました。
沢登り自体、私は初めて。 事前に身長、靴のサイズを聞かれ、ウエットスーツ、ライフジャケット、専用の靴、手袋、ヘルメットが用意されていたのでまずは着用。9月も下旬になりかけとはいえ、まだ気温は高かったので、とりあえずは暑いくらい。事前に、冷たい水の中に入って身体が冷えるのではという心配はなさそう。 準備体操の後、早速登り始めます。登るとはいっても、高低差がそれほどあるわけではないので、主には水の中を歩くのですが、途中流れが急激な場所は避けて石の上を歩いたり。 ちょっとした淵に飛び込んだり、小さな滝を登ったり、昔京都の北山で沢を横に見ながら山歩きをしたことがあって、水の流れを近くに感じながら歩くのは気持ちいいなあと思った記憶がありますが、今回は、まさに沢の中に入るので、楽しさもひとしお。 途中、青大将(アオダイショウ)が岩の上に寝そべっていたり、ちょっと岩肌に目を向けると、美しい苔が生えていたり。 最後は、少し大きめの滝を水を浴びながら登って、滝の裏側から滝つぼに飛び込んで、 あとは下るのみ、下るときは深さがあるところでは仰向けに浮かんで流されるままになるのも心地いい。 ほぼ顔以外は守られているというだけで、これだけ余裕を持っていろいろ楽しめることを実感しました。 3時間弱の工程で、さすがに手先は冷えたのか若干しびれた感じはありましたけど、体全体は全く冷えた感じはありませんでした。 体験後、焚き火と飲み物、おやつを楽しみながらの談笑も。 おススメです。 にほんブログ村 にほんブログ村 1284_芋づるの季節になっています
2回目の草取りを終えて、旺盛に繁茂している薩摩芋(サツマイモ)のつる。
どんどん隣の畝に進出してしまって、そこで根付いてしまうので、つる返しをしてやるのですが、伸びすぎた芋づるは先のほうを切って食べます。 芋づるとはいえ、食べる部分は、正確にはつるから出ている葉の茎。 水を張ったバケツに入れておくと、最初少ししんなりするものの、すぐにシャキンとしてきます。 高齢の人は、皮をむいて調理しますが(確かに柔らかくはなる)、個人的には特に気にならない(し、シャキシャキした歯ごたえが好きな)ので、そのまま利用します。軽く湯がいてお浸しや、大蒜(ニンニク)の茎のように、肉などとの炒め物に使ったり。 シンプルなものとしては、朝食べているレンチン温野菜サラダの一品として。自家製の南瓜(カボチャ)、ピーマン、隠元豆(インゲンマメ)と、キャベツ、もやし、小松菜などとレンチンして、お気に入りの玉葱(タマネギ)入りポン酢をかけて、さらにたっぷり胡麻(ゴマ)をすりおろして食べます。 にほんブログ村 にほんブログ村 63『アステロイド・シティ』2023サロンシネマにて51
『アステロイド・シティ』
(監督:ウェス・アンダーソン、出演:ジェイソン・シュワルツマン、スカーレット・ヨハンソン、トム・ハンクス、ジェフリー・ライト、ディルダ・スウィントン、ブライアン・クランストン、エドワード・ノートン、エイドリアン・ブロディ、リーヴ・ジュレイバー、ホープ・デイヴィス、スティヴン・パーク、ルパート・フレンド、マヤ・ホーク、104分、2023年、アメリカ英語) 2023年、映画鑑賞63作品目にして、劇場での鑑賞51作品目。 1950年代、3000年前に落ちた隕石によるクレーターが残っていて観光地となっていて、近くでは核実験が行われている砂漠の田舎町。 そこで、科学賞に輝いた天才的な子どもたちが招待され、式典やイベントが行われることになるのだが、その最中に宇宙人が到来し、機密保持のため軍によって封鎖されることになる。 独特の映像と、とぼけたようなユーモアに満ちた登場人物たち。目まぐるしい展開。面白いのだが、個人的にはウェス・アンダーソン監督の作品で『グランド・ブダペスト・ホテル』を超える作品はなかなか現れない。 にほんブログ村 にほんブログ村 1283_ゴーヤ爆裂マステ工場見学(mt factory tour vol.12 )に久々に参加してきた230912
十数記事前に書きましたが、10年ぶりくらいにマスキングテープで有名なカモ井加工紙の工場見学に参加してきました。
結果としては、見学するところやマステをはじめとしたグッズの販売所などが増えていて、臨時に設けられたうどんや喫茶でのんびりするつもりだったのに、帰りの指定されたバスに乗るまでの2時間弱では、とても足りないくらいでした。 参加者もたくさんで、特に販売所はごった返していましたが、そういうところは写真は撮らずに、別場所で人がいなくなるのを少し待ったりして撮らせてもらっています(マスキングテープのアート作品コンテストの受賞作を間近に見ることができたのもよかったものの、アクリル板でカバーされていたので写真には撮りにくかったし、実物のすばらしさは写真では無理)。 倉敷駅からバスで約20分の工場へは、ラッピングバスで(全部がラッピングバスではないようです)。 もともとカモ井加工紙は、ハエ取り紙(紙に粘着糊を塗布しているという意味ではマステと同じ)の製造から始まった会社のようで、現在はその製造工場はタイに移転させているものの、会社の原点として、関連グッズや糊の窯などは保存展示してあります(魚屋など殺虫剤を使えない場所では現在も使われてます)。 10年前にも作品を制作していた淺井裕介さんの工場の狼モチーフの壁面アートや、参加者がマステを使って追加参加できるコーナー。 巨大フラッグやマステの展示など。 お土産は、肩紐のついたオリジナルトートバックやオリジナルマステ、様々な紙素材の見本などいろいろ。 マスキングテープは、もはや飽和状態なのであまり購入しなかったのですが、ガチャで当たる限定マステやちょっと気に入ったものは入手。 楽しませてもらいました。 にほんブログ村 にほんブログ村 62『ジェーンとシャルロット』2023八丁座にて50
『ジェーンとシャルロット』
(監督・脚本:シャルロット・ゲンズブール、出演:ジェーン・バーキン、シャルロット・ゲンズブール、ジョー・アタル、92分、2021年、フランスドキュメンタリー映画) 2023年、映画鑑賞62作品目にして、劇場での鑑賞50作品目。 ともに、歌手や舞台、映画などで活躍する母と子である2人は、お互いに距離を感じて、本音で話し合えずにいたが、娘はある時、対話を重ねる決意を、その過程を、自らもフィルムカメラや8ミリムービーカメラを使いながら、映像に残すことによってはじめようと決断する(したのだと思う)。 母親の離婚を契機に離れて暮らすことになったこともあり、お互いの記憶をたどりながら、その時々や今の気持ちをとつとつと、時に友達のように語り合う2人の姿が印象的。 にほんブログ村 にほんブログ村 創建350年記念展示「錦帯橋展」230903〜1022
2023年9月3日(日)〜10月22日(日)
9時〜17時(月曜休館、祝日の場合は次の平日が休館) 岩国徴古館(岩国市横山2-7-19)にて 錦帯橋が作られて今年は350年の記念の年で、創建の日が10月1日(諸説あり)ということで、その日を「錦帯橋の日」と定めたり、記念イベントが予定されていたりします。 錦帯橋に関する資料が残っている岩国徴古館では、今年は前期後期に分けて、錦帯橋の魅力を資料から読み解く展示を開催しています。 前期のテーマは「時をかける」。 山口県で一番大きな川である錦川が、自然のお堀であると同時に、城下町を分断してしまっていたので、流れない橋を創ることが悲願であった岩国で、いかにして錦帯橋が発想されたのかなどについて解き明かしていきます。 また、今回、錦帯橋図を使ったオリジナルマステ(30ミリ×7メートル)が作成されたので早速購入。 ちなみに、後期は、10月29日(日)から12月17日(日)、テーマは「美をうつす」ということで、錦帯橋を題材とした絵画等が紹介される予定のようです。 にほんブログ村 にほんブログ村 1282_忘れてたブロッコリー・スティックセニョール・芽キャベツのタネ蒔き230909『夢みる小学校』映画上映会と体験型イベント開催のクラウドファンディングが目標達成しました
最近、所さんのダーツの旅で所さん本人が訪問してテレビ放映もされた岩国市美和町(美しく和む町と紹介されていましたが、まさにそんなところです)で、小学校の一つに理想形を実現している小学校を紹介した映画『夢みる小学校』の上映会と体験型イベント開催のためのクラウドファンディングが8月31日まで募集されていましたが、終了2日前に目標達成し、終了時には、目標額50万円に対して、64万3500円になりました。
メインイベントである上映会と体験型イベントは、2023年10月15日(日)10時〜15時で開催され、私は、ワークショップ参加でクラウドファンディングに参加したので、西ののんびり市などで行っている、マスキングテープを使ったカードづくりワークショップを当日行います。 『夢みる小学校』でも少し登場した公立小中学校の校長先生にスポットを当てたスピンオフ映画『夢みる公立校長先生』を最近観てこのブログでも紹介したのですが、当日上映される『夢みる小学校』も1年前くらいに岩国市内の自主上映会で観ていて、小学校の子どもがいる人だけでなく、多くの人に観てもらいたいおススメの映画です。 数日前、当日のチラシができたので、出店者配布用として分けてもらいました。 イベント名称は、「夢みる小学校映画上映会&夢みる体験フェスタ」ということになったようです。いろんな体験コーナーやキッチンカーなどもあり、盛りだくさんなイベントになりそうです。 マスキングテープカードづくりWSは、参加者によってかかる時間がまちまちなので、これまで小規模なイベントでしか行ったことがないので、待ってもらようになっても申し訳ないのですが、どういう状態になるのか楽しみでもあります。 詳しくは、イベントホームページができていますので、そちらをご覧ください。「夢みる体験フェスタ」の右下にサイトのアドレスが書いてあります。 にほんブログ村 にほんブログ村 1281_里山ひよじ村の作業記録_畔草刈り23090961『福田村事件』2023サロンシネマにて49
『福田村事件』
(監督:森達也、出演:井浦新、田中麗奈、永山瑛太、東出昌大、コムアイ、木竜麻生、松浦裕也、向里祐香、杉田雷麟、カトウシンスケ、ピエール瀧、水道橋博士、豊原功補、柄本明、137分、2023年、日本映画) 2023年、映画鑑賞61作品目にして、劇場での鑑賞49作品目。 100年前に起きた関東大震災。 関東地区全体が大混乱の中、「朝鮮人が集団で襲ってくる」「朝鮮人が略奪や放火をした」などの流言飛語が飛び交い、戒厳令が施行されたり、自警団による見回りなどが行われるようになる。 千葉県の福田村では、香川から訪れていた薬売りの行商団15人のうち9人が、朝鮮人と疑われ殺害されてしまう。 大正デモクラシーの元、民主的な村にしたいと思っている村長や、日本統治下の京城で学校の教師をするも朝鮮の人々が虐待される実態に失望して村に帰ってきた夫婦なども描きながら、集団心理によって狂気にとらわれてしまう人々の様を描く。 つらい現実は、なかったことにするのではなく、同じ間違いが起こらないようにするために、こういった映像作品にすることの意味があるように思います。同時に、悲劇をうまく避けることができた例が記録として残っていれば、それもまた今後のために何らかの形で後世に残せるといいのではと思います。 にほんブログ村 にほんブログ村
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