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2021年に観た私的映画ベスト10+20
[2021年12月31日(Fri)]
恒例になった年末企画。今年私が観た映画の中から個人的に良かった作品を勝手に選びました。今年公開された映画とは限りません。
今年の去年に引き続き、広島に自粛して行かなかった時期があるので去年よりさらに減ってみた映画は85作品。そして劇場で見ることができたのは37作品。昨年、ミニ・シアターを支援するクラウドファンディングに参加した特典として観ることができた作品や、ネットフリックスで少し観たりしましたが、単純なレンタルが多かったです。
ベスト10は何となくいい順にしていますが、次点の20作品は、観た順になっています。
ベスト10 『偶然と想像』 『アメリカン・ユートピア』 『あのこは貴族』 『ノマドランド』 『サンマデモクラシー』 『ソン・ランの響き』 『象は静かに座っている』 『まともじゃないのは君も一緒』 『子供はわかってあげない』 『アイの歌声を聴かせて』
+20 『ストーリー・オブ・マイライフ 私の若草物語』 『お嬢ちゃん』 『つむぎのラジオ』 『スパイの妻』 『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』 『博士と狂人』 『カセットテープ・ダイアリーズ』 『その手に触れるまで』 『静かな雨』 『マーティン・エデン』 『逆光』 『デニス・ホー ビカミング・ザ・ソング』 『水を抱く女』 『アーニャは、きっと来る』 『チィファの手紙』 『ひらいて』 『サンダーロード』 『浜の朝日の嘘つきどもと』 『くじらびと』 『ミッドナイトトラベラー』
追記:この記事を書いた後に、『ボストン市庁舎』という映画を観たので、年間観た作品は86作品、うち劇場で観たのは38作品になりました。見応えのある作品だったので上記の選に加えてもよさそうでしたが、きわどく変えるまでもないかなという感じです。にほんブログ村にほんブログ村
『はずれ者が進化をつくる 生き物をめぐる個性の秘密』
[2021年12月30日(Thu)]
『はずれ者が進化をつくる 生き物をめぐる個性の秘密』 (稲垣栄洋著、2020年、ちくまプリマー新書)
著者は雑草に関する研究者で、面白い本を書いてくれるので何冊か読んでいます。
それで、何となく買ってしまったのですが、この本、著者がさまざまな理由で学校に行けなくなった子どもたちが集まる学校である東京シューレ葛飾中学校を訪れる機会があって、事前に抱いていたイメージと違って、まるで優秀な子どもたちを選りすぐって集めてきたような子どもたちだったことに触発されて、日ごろ研究している雑草のことなどと絡めながら「個性」について考えることになり、それが発端になり、どちらかというと、子ども向けに9つの紙上講義を編んでみた、という体の本なのでした。
「個性」「ふつう」「区別」「多様性」「らしさ」「勝つ」「強さ」「大切なもの」「生きる」という9のテーマについて、現実の雑草や生物の話を例に出して、いかに普通に語られる常識がそれほどでもなかったり、全く逆だったりということをやさしく説明してくれています。
雑草は、一般に思われているように強いからはびこっているわけではなくて、弱いけど、人間によって草刈りをされたり、踏まれたり、土を耕されたりとどんどん環境を変化させられることに対応してそれを乗り越えることによって生き残ってきた。人間も肉体的には弱い存在だけども、知能を発達させたり、「助け合う」ことによって生き残ってきた。だからこそ、個性や多様性が重要なのであって、“ありのままの自分”でいることが大切なのだと。
今を生きる子どもたちへエールとなっている本です。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 07:20 | 02読書メモ | この記事のURL | コメント(0) |
85『皮膚を売った男』2021サロンシネマにて37
[2021年12月29日(Wed)]
『皮膚を売った男』 (監督・脚本:カウテール・ベン・ハニア、出演:ヤヤ・マヘイニ、ディア・リアン、ケーン・デ・ボーウ、モニカ・ベルッチ、ヴィム・デルボア、104分、2020年、チュニジア・フランス・ベルギー・スウェーデン・トイツ・カタール映画)
2021年、映画鑑賞85作品目にして、劇場での鑑賞37作品目。
主人公の男は、シリアで不当逮捕され、恋人を置いたまま国外へ逃亡。ブロイラーの雛を選別する仕事をみつけてなんとか暮らしていた。
ある日、おいしいごちそうにありつこうと現代アートのレセプションに紛れ込んでいたところ、アーティストから、背中にタトゥーを彫りそれを展示会があるときには展示に参加するという契約を結べば、多額の契約金とどこにでも行けるビザを用意すると提案され、今は外交官と結婚してベルギーにいる恋人に会えると思い受け入れる。
シリア難民である彼が、展示品となることで自由を得るという現代アートならではの奇想天外なアイデアは、しかし、移民たち、ひいては人間の尊厳にもかかわることとして話題となり、彼の運命は翻弄されていく。 にほんブログ村にほんブログ村
『毛 生命と進化の立役者』
[2021年12月28日(Tue)]
『毛 生命と進化の立役者』 (稲葉一男著、2021年、光文社新書)
2017年12月15日に「「ヒトはなぜ体毛がほとんどないのか?」という疑問に関して考えていること(中間報告)」という記事に、その段階でのヒトがはだかである理由について、いろんな本を読んでの簡単なまとめのようなものをこのブログに書いています。
それ以前もでしたが、それ以降も、毛にかんする本を目にすると、ついつい気になってしまいます。
この本は、“毛”とはいっても、細胞に直接できている鞭毛や繊毛といった肉眼で見ることのできない微細な毛(「細胞の毛」)について一貫して研究している研究者による、わかっていることや謎などについて書かれてます。
この「細胞の毛」は単細胞生物にもあり、大雑把に、動かすことによって移動したり、水流をつくりだしたりするものと、まわりの環境を受け取るセンサーの働きをする2種類があって、人間で言えば、のどの内面にあって、異物を排除したり、脳内にあって髄液の循環をつくりだしたり、各種感覚器官のセンサーになったりと、重要な働きをしていることからも、生物の進化の鍵を握っているものとも考えられているようです。
そして、代表的な「細胞の毛」の基本構造は、輪切りにして見たとき、周辺に並ぶ9本と真ん中に2本、合計11本の細い繊維が集まってできており、その分子配列や運動の仕組みがかなりわかっていて、その詳しい解説も興味深い。
「細胞の毛」が9本の細い繊維で作られているという非対称の形になっていること(半分に割ることができない)が、生物の内臓などが非対称になっていることが多いといった進化にかかわっている可能性や、「細胞の毛」の在り方による生物の分類も可能なことなど、目に見えない部分が目に見える部分に大きく影響していることがわかってきているといった基礎研究の面白さの一端を知ることができる。 にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 04:53 | 02読書メモ | この記事のURL | コメント(0) |
1001_今さらの小葱(コネギ)の定植
[2021年12月27日(Mon)]
4月18日に育苗ポットにタネ蒔きをして、残っていた小葱の苗。葱は辛抱強いので小さいままで耐えていました。
今さらですが、落花生を植えていたところが空いて、焚火遊びの燃えカスを運んでおいたので、
軽く耕して、間隔をある程度空けて定植しました。
これからどんどん寒くなる中、水だけはやっていたものの、8か月育苗ポットでほったらかしにしていた葱の苗が、春に薹(とう)が立つまでにどれくらい大きくなるのか見てみようと思います。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 05:06 | 03はたけ通信 | この記事のURL | コメント(0) |
『海をあげる』
[2021年12月26日(Sun)]
『海をあげる』(上間陽子著、2020年、筑摩書房)
沖縄出身で、東京に20年以上住んだ後、琉球大学教育学研究科の教授として、沖縄に住み、未成年の少女たちの支援・調査に携わる著者の日常を描いたエッセイ集。
普天間基地の近くに住み、幼稚園の子どもを育てつつ、仕事では若くして母親になった女性たちの聞き取りを行ったりしながら、丁寧に日々の暮らしを紡ごうとする中、お構いなしにやってきてそれらをなぎ倒していく大きな暴力やパンデミック。さまざまなからみによって語られない気持ち。
最後に、最初からどういう意味なんだろうと思ってた『海をあげる』というタイトルの意味が迫ってくる。 にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 07:25 | 02読書メモ | この記事のURL | コメント(0) |
84『彼女来来』2021横川シネマにて36
[2021年12月25日(Sat)]
『彼女来来』 (監督・脚本:山西竜矢、出演:前原滉、天野はな、奈緒、村田寛奈、上川周作、中山求一郎、葉丸あすか、91分、2021年、日本映画)
2021年、映画鑑賞84作品目にして、劇場での鑑賞36作品目。
小さな芸能プロダクション会社で結構頑張っている感じの主人公の男性は、みんながうらやむくらい仲のよい女性と同棲生活をしている。
ところがある日、仕事に疲れて帰ってくると、見ず知らずの女性がいて、付き合っていた彼女と同じ名前を名乗る。とりあえず、女性を追い出し、失踪した彼女を探すも、突然バイトもやめており、なんの手がかりもないまま日々は過ぎていく。
不条理劇です。 にほんブログ村にほんブログ村
『ウイルスと共生する世界 新型コロナアウトブレイクに隠された生命の真実』
[2021年12月24日(Fri)]
『ウイルスと共生する世界 新型コロナアウトブレイクに隠された生命の真実』(フランク・ライアン著、2021年(原著は2019年)、鞄本実業出版社)
新しい研究によってウイルスに関する知見が次々と塗り替えられている昨今にあって、かなり新しいことを教えてくれる。
全23章のうち、15章まではこれまで私たちを困らせてきたウイルスによる病気について、(新型コロナウイルスも含めた)ウイルスがどういう役割を果たしているかについて主に書かれていて、16章からはこの世界でのウイルスの存在について、仮説も含めた内容になっていてかなり興味深い。
生物学者の中では、20世紀の長い間、生物といえば細胞が構成単位だと考えられ、「動物界」、「植物界」、「菌界(カビやキノコ)」、「原生生物界」、「モネラ界(ラン藻や細菌)」の5つの界に分けられていたが、20世紀の終盤には、生命の起源から考え直して、酸素が存在しない生態系の中で生まれた地球上最も古い細胞生物としての「アーキア」と、酸素のある環境でもない環境でも生存できる「真正細菌」と、その後動物や植物につながっていく「真核生物」の3つのドメインに再編されるようになる。
ウイルスは細胞ではないため、その3つのドメインには属さないので、第4のドメインと言われることもある。一方で、アーキアに「感染」するウイルスも発見されているなど、生命が誕生したかなり古い段階から存在し、地球上のあらゆるところに存在し、その種類も3つのドメインに属する生物よりけた違いに多い。
そして、あらゆる生物と様々な段階でかかわりながらも独自の進化を遂げており、以前はほかの生物の細胞に入り込んでその仕組みを借用しないと自己再生できないことから「生物の遺伝子に依存する寄生体」と定義されていたが、現在では、「生物の遺伝子に依存する共生体」に変更されつつあり、現在では微生物学者は、「ウイルスが病気を引き起こし、微生物群集の構成と構造を制御し、進化を推進する中心的な役割を果たしている」という点を重視しているようです。
ウイルスは、全体としてとても複雑な仕組みでバランスを保っている生命活動の、欠くことのできない存在なのです。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 04:50 | 02読書メモ | この記事のURL | コメント(0) |
1000_ようやく見えてきたロマネスコの花芽
[2021年12月23日(Thu)]
初めて育てているロマネスコ(ちなみに、ロマネスコと芽キャベツは8月15日に、ブロッコリーは9月1日に、タネを育苗ポットに蒔いて育て始めました)。新葉に覆われて、中心が隠されていて見えなかったのですが、ようやく花芽が見えてきました。
美しい。
久々に育てている芽キャベツは収穫してもよさそうな大きさになってきたので収穫しはじめました。それにしても、結構しっかり付いていて側芽を欠き取るのが難しかったので、改めてネットで調べてみたら、下のほうの葉は、(風通しを良くするためにも)オクラのように取っていっていいみたいです(これから手入れをしていきます)。
それはそうと、芽キャベツは、キャベツのうまみがきゅっと詰まっている感じが好きです。
ブロッコリーの花芽もだいぶ大きくなってきました。もう少し大きくなったら、脇芽に活躍してもらうために収穫しようと思います。
ちなみに、(唯一最初からの通し番号を付けている)はたけ通信も1000号を迎えました。最初は、同じような記事は書かないようにしていたのですが、最近は、その季節ごとの話題だけども、年によってずれたりするし、微妙に新しくわかったこともあったりして、書きぶりも少し変わったりするので、あまりこだわらずに書くようになっています。今後も新しい作物に取り組んだり、新しいことをやってみたりしながらも、繰り返すいつもの季節感も書いていきたいと思いますのでよろしくお願いします。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 04:56 | 03はたけ通信 | この記事のURL | コメント(0) |
83『偶然と想像』2021横川シネマにて35
[2021年12月22日(Wed)]
『偶然と想像』 (監督・脚本:濱口竜介、出演:古川琴音、中島歩、玄理、渋川清彦、森都月、甲斐翔真、占部房子、河井育葉、121分、2021年、日本映画)
2021年、映画鑑賞83作品目にして、劇場での鑑賞35作品目。
これは、どう表現していいのかわからないくらい面白い。
3つのそれぞれ別の短編からできている作品で、それぞれがちょっとした、または、結構レアな偶然に導かれて出会うことから始まる会話状況劇。
会話が進むにつれて、思わぬ深みに連れていかれる感覚。
監督は、この(40分くらいのぎゅっと詰まった)シリーズはライフワークにしたいと言っているみたいで、今後も期待しています。 にほんブログ村にほんブログ村
999_今年一番の寒波の後211218
[2021年12月21日(Tue)]
今年一番の寒波がやってきた翌日。はたけに行ってみると、やはり、寒さにやられてみんなしんなりとなってしまっています。
特に影響が大きかったのがつくね芋。まだ元気だった葉っぱが、一気に茶色く変化してしまったので、急いで収穫しました。
頑張っていたピーマンももう終わりです。
唐辛子(トウガラシ)は、最後までたくさん実をつけていたのですが、どこまで赤くなってくれるのでしょうか、しばらく置いといて様子を見てみようと思います。
もちろん寒さに対する耐性はそれぞれで、セロリはもう少し大丈夫そうですし、大根(ダイコン)、小松菜(コマツナ)、蕪(カブ)などは一時的に葉っぱがしなしなになってもすぐ復活するし、ロマネスコや芽キャベツ、ブロッコリーはこれからじわじわ育ちます。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 05:13 | 03はたけ通信 | この記事のURL | コメント(0) |
82『アイの歌声を聴かせて』2021イオンシネマ広島にて34
[2021年12月20日(Mon)]
『アイの歌声を聴かせて』 (監督:吉浦康裕、声の出演:土屋太鳳、福原遥。工藤阿須加、興津和幸、小松未可子、日野聡、大原さやか、浜田賢二、咲妃みゆ、カズレーザー、108分、2021年、日本アニメーション映画)
2021年、映画鑑賞82作品目にして、劇場での鑑賞34作品目。
AI開発によって豊かな?暮らしを目指す企業が町の大きな産業になっている、とある近未来の町にある高校が舞台のミュージカル仕立てのアニメ。
ヒト型AIの実験機を秘密裏に女子高校生として転校させることになるのだが、転入早々、はねにされている優等生の前に行って歌いだすというクラス中ドン引きな奇行を披露するというデビュー。
心優しい生徒にフォローされて事なきを得るが、その後もすぐ歌いだしたりなれなれしかったり、やがてAIであることが数人にばれてしまう。
と書くと、ドタバタコメディのような印象を受けるかもしれないが、機械と人とのコミュニケーションとか、AIが自ら進化していったらどうなるのか(いわゆるシンギュラリティの問題)とかといったことについて、機械が支配することの恐ろしさとかを背景に持ちながらも、不完全な(いや、むしろまっとうな)AIロボットの行動が、こじれた人間関係のねじれをストレートにほぐしてくれたり、AIの進化と人間の成長が絡み合ったり、なかなか楽しくもいとおしさを感じさせるエンターテインメント作品に仕上がっている。にほんブログ村にほんブログ村
IWAKUNI AIRPORT FESTIVAL 211205
[2021年12月19日(Sun)]
岩国錦帯橋空港では時々イベントが行われていますが、開港9年を迎えて、空港フェスティバルという形としては初めて開催されて、ちょっとだけ参加してきましたので遅ればせながら。
昼間は、ローカルヒーローであるハクジャオーなどのイベントもあったようで、当日私は焚き火遊びの今季初日だったので、夕方から空港デッキで開催されたライブイベントに寄ってきました。
山口県内で活躍するバンドyosemiteのライブの途中から参加。そして、原田侑子さんの出演。
やはり生の演奏はすばらしく、それぞれよかったのですが、最後に、yosemiteが岩国空港のために制作したという「On My Way」という曲を、yosemiteと原田侑子さんのコラボの演奏があり、これがなかなかいい感じでした。にほんブログ村にほんブログ村
81『コレクティブ 国家の嘘』2021サロンシネマにて33
[2021年12月18日(Sat)]
『コレクティブ 国家の嘘』 (監督・撮影:アレクサンダー・ナナウ、出演:カタリン・トロンタン、カメリア・ロイウ、テディ・ウルスレァヌ、ブラッド・ヴォイクレスク、109分、2019年、ルーマニア・ルクセンブルク・ドイツ映画)
2021年、映画鑑賞81作品目にして、劇場での鑑賞33作品目。
2015年、ルーマニアのライブハウスで火災事故が起こり、事後後、一命をとりとめた入院患者が次々と病院で亡くなっていった事件を追ったドキュメンタリー。
病院の体制が、わいろなどのお金にまみれており、また、製薬会社が希釈されて効果の薄い消毒液を長年販売していたことが重なって、やけどのあとの処置が適切でなかったために院内感染で多くの人が亡くなったことがわかってくる。そのことを、内部告発などの情報などを駆使して追求するジャーナリストたち、恐ろしいほど腐敗した現状にあきれながら、既存勢力の抵抗になんとか対応する一時的に大臣を任された人物などの活躍を描く。
市民も立ち上がるのだが、直後に行われた選挙の投票率は上がらず、結局政権は維持されてしまう。どこか他の国の出来事だと等閑視できない。にほんブログ村にほんブログ村
ヒマール12月のおたのしみ2021
[2021年12月17日(Fri)]
最初の企画は終わってしまっていますが、「まいにちノッティング展示販売会」と「pa.co.個展」はこれからです。
ノッティングの椅子敷きは、昨年は会場では製作風景のビデオ上映があったのですが、今回は作家さんの実演を予定しているようです。できたらい行ってみたいと思っています。
ヒマールは、一言で言ってしまうとセレクトショップみたいになってしまいますが、陶器やバッグ、小物、レコード、カード、お菓子などいろいろ置いてあるし、出版部があって面白そうな本の販売だけでなく、実際に本の出版などもしていて、展示やライブ、オンライン読書会なども開催され、その魅力はとても言い尽くせないものがあります。 にほんブログ村にほんブログ村
80『ミッドナイトトラベラー』2021横川シネマにて32
[2021年12月16日(Thu)]
『ミッドナイトトラベラー』 (監督:ハッサン・ファジリ、87分、2019年、アメリカ・カタール・カナダ・イギリス映画)
2021年、映画鑑賞80作品目にして、劇場での鑑賞32作品目。
2015年、アフガニスタンの映像作家であるハッサン・ファジリさんが制作したドキュメンタリーを国営放送で放送されると、その内容に憤慨したタリバンは、出演した男性を殺害し、ファジリさんに死刑を宣告する。危険を回避するため、2人の娘と、同じく映像作家である妻とともに難民として陸路ヨーロッパへ逃亡することを決意する。
車や徒歩で、時に森の中に野宿し、また、難民キャンプで長期間足止めを受けながらの5600キロの厳しい道のりを、スマホで記録し、ドキュメンタリーとして編集した作品。
上映初日で、終演後、配給会社の人が進行役となり、長年アフガニスタンで取材活動をしていたジャーナリストが参加したリモートによるトークがあり、アフガニスタンの現状や主人公たちはある程度お金があったために、逃亡を助ける業者に騙されながらも何とかヨーロッパにたどり着くことができたが、貧困の中にある多くの人は脱出することさえできないことなど、特にアメリカ撤退後、さらに状況は深刻になっていることなどが話されました。にほんブログ村にほんブログ村
音楽望年会〜師走 満月の午後のひととき〜211219
[2021年12月15日(Wed)]
2021年12月19日(日)14時〜 岩国市中央公民館4F集会室 参加費:2500円 出演:藤本宜子(フルート)、西井利香(ヴァイオリン)、いしいゆき(ピアノ)、石井奈々(ソプラノ) プログラム:フィガロの結婚、ムゼッタのワルツ、オランピア、花のワルツ、月の光 ほかにほんブログ村にほんブログ村
「ミニチュアアート 記憶の箱舞台&花の世界」211218〜220116
[2021年12月15日(Wed)]
2021年12月18日(土)〜2022年1月16日(日) 9時〜17時(定休日なし)入場無料 岩国市観光交流所「本家 松がね」(岩国市岩国1−7−3、錦帯橋近く)
岩国市在住の島木夫婦の製作するミニチュアハウスと花の展示が、ほぼ1か月にわたって展示されます。
私が島木さんの作品を見たのは、9年位前に岩国駅前の中通り商店街の空き店舗を活用した展示会が初めてだったと思いますが、そのときの衝撃は忘れられません。遠目に見るとミニチュア作品だな、くらいなのですが、近づいて部屋の中を覗いてみると、ライティングや遠近法で奥に行くほど微妙に小さく作ってあるようで、空気感を見事に再現していて、その世界に吸い込まれるような感覚に襲われます。
以前島木さんにお話しにお話をうかがったとき、基本的には注文を受けて作品を作るスタイルで、島木さん自身の手元にはあまり作品がないと言っていたので、今回のように岩国でまとめて作品を見ることができる機会はあまりないと思われますのでお見逃しなく。
通常写真撮影はできませんが、作者に了承してもらって、1作品だけは写真撮影可の作品があるそうです(ただし、立体作品ならではの体感経験は写真ではわかりません)。
ちなみに、作品についてなどより詳しい情報は、「カサ・デ・トンタ」で検索すると、島木さんのブログなどが出てきますので、そちらで。
なお、「本家 松がね」は、江戸時代の商家をリニューアルして観光交流所として活用しているスペースで、その時代をしのぶ大きな梁などが残されており、岩国市の観光案内や、岩国にある5つの蔵のお酒や岩国の特産品を使ったおつまみの試飲や試食コーナーなどもある場所です。錦帯橋を渡って少し歩いたところにある「岩国シロヘビの館」同様、年末年始も開いているので、観光で岩国に来た人だけでなく、帰省で帰られる人も是非。にほんブログ村にほんブログ村
79『MONOS 猿と呼ばれし者たち』2021サロンシネマにて31
[2021年12月14日(Tue)]
『MONOS 猿と呼ばれし者たち』 (監督・脚本・製作:アレアンドロ・ランデス、出演:モイセス・アリアス、ジュリアンヌ・ニコルソン、102分、2019年、コロンビア=アルゼンチン=オランダ=ドイツ=スウェーデン=ウルグアイ=スイス=デンマーク映画)
2021年、映画鑑賞79作品目にして、劇場での鑑賞31作品目。
どことも知れぬ山岳地帯の隔絶された場所で、コードネーム「モノス(猿)」とよばれる8人の若い男女(15歳くらい?)兵士が、人質であるアメリカ人の女性を監視する役割を担っている。本部とのつながりは、時々やってくる訓練を担う兵士と無線だけ。
ある日、敵の急襲にあい、ジャングル地帯に身を隠すことになり、その間も、暴力、死、逃亡、つかの間の安らぎなど、圧倒的な自然の中で繰り広げられるむき出しの人間模様。にほんブログ村にほんブログ村
998_プランターに植えた人参(ニンジン)その後
[2021年12月13日(Mon)]
9月30日にプランターにタネ蒔きして、間引きながら育てている人参。
11月3日に大きく間引き、
12月12日にさらに間引きました。
深さがそれほどでもないので、どこまで大きくなるのか調べてみたいと思ってやってみています。実際、成長が遅いような気がします。
楽しみです。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 04:49 | 03はたけ通信 | この記事のURL | コメント(0) |
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