64『ふきげんな過去』2020レンタルにて747_本葉が出ない中玉トマトについて(本当に出ない場合)
何らかの事故で、本葉が出なくなってしまった中玉トマトの観察記録を書きました(途中で改めて本葉が出てきて、接ぎ木のような雰囲気になっているものの、普通に育ってきて、今は、いろんな野菜を混植しているところの端に植えています)。
その後、もう一株本葉が出ない状態になっている苗があったので、観察を続けていました。かろうじて1本だけ本葉らしきものが出ているものの、出てきません。 クローズアップしてみるといかにも出てきたいのに出てこれないような、若干おどろおどろしい状態です。 1週間後はこんな状態です。 おどろおどろしさが増加しています。タネから育て始めて2か月半でこの状態です。 もう少し観察してみようと思います。 にほんブログ村 にほんブログ村 『日本の品種はすごい うまい植物をめぐる物語』
『日本の品種はすごい うまい植物をめぐる物語』
(竹下大学著、2019年、中公新書) 単純に植物や野菜関係の本は好きなのですが、個人的に種苗法のことについて考えつつある中で、実際に育種ビジネスにかかわっている人の書いている本ということにも興味を持ったので手に取ってみました。 著者は、キリンビールに入社して観賞用の花の育種に携わり、現在は一般財団法人食品産業センターに勤務している竹下さん。 本書では、ジャガイモ、ナシ、リンゴ、ダイズ、カブ、ダイコン、ワサビの7種の作物について、1章ずつ割いて、それぞれの、主に日本でどういうふうに品種改良が行われてきたかについて書かれていて興味が尽きません。 書くと長くなりそうなので、印象に残ったことを少しだけ書いておくと、 ありとあらゆる植物の育種し、800とも1000ともいわれる品種を育成したといわれるアメリカのルーサー・バーバンクさんは、同時代に生きていたトーマス・エジソンさんとヘンリー・フォードさんとともにアメリカの三大発明王と称えられながら、今日あまり知られていないのは、他の二人の発明品は特許で保護され、お金儲けをしたのに対して、植物の品種改良方法や新品種がアメリカの特許法で保護されるようになったのは、バーバンクさんが亡くなって4年後の1930年になってからだったこともあるらしい。その後、西欧では育種家の地位が向上したが、日本ではあまり注目されていないとも。 交配するそれぞれの親のいいところ(病気にかかりにくいとか、おいしいとか)を併せ持つものの、それからタネを取ると、いろんな特徴が出てしまうのでタネをとる意味がなくなってしまうF1品種は、自家採種ができないため批判されることも多いが、F1品種の発明によって、野菜の生産量などがアップしたし、育種家は親となる地道に育てられた固定種の大切さを知っているらしい。 著者は、育種家(ブリーダー)の立場から、今日の種苗法改正の動きには賛成のようで、次のような文章が出てきます。 「しかし欧米先進国と比較すると、日本の品種権保護への対応は遅れているし、ブリーダーの地位向上も不十分である。農林水産省がこれまでになく積極的にサポートし始め、ついには新品種の海外持ち出しを規制し、刑事罰を課す種苗法の改正案をまとめた現在の動きは歓迎したい。」 そういう面は、特に種苗法の改定を肯定する人からよく語られるように思います。 最後に紹介してある山葵(ワサビ)は、独活(ウド)、山芋(ヤマノイモ)、蕗(フキ)、三つ葉(ミツバ)、茗荷(ミョウガ)などとともに、数少ない日本原産の食用植物で、品種改良と共に、育成環境が大きく影響してくるのでなかなか難しいらしい。 折しも、2020年4月から山口銀行関連の山口ファイナンシャルグループが株式会社バンカーズファームという会社を立ち上げて、岩国市の錦町向峠で従来から地元では育成されている「畑わさび」の生産に取り組み始めていて、特に興味を持って読むことができました。 ところで、著者の文章の中には時折、 「ナシは皮の色で大きく赤ナシと青ナシに大別される。「幸水」や「豊水」のような小麦色に日焼けした肌の品種が赤ナシ、「二十世紀」や「なつひめ」のような薄緑色の人間離れした肌の品種が青ナシである。」 といった、いやいや、ナシの皮の色がなぜ人間の肌と比べられてしまうの?と、不思議な比喩などがあって、ちょっと独特な違和感を感じることもありました(私の感じ方が変なのかも)。 この本を読んで改めて、実際にタネを取っている農家のことや、全国各地にある農業試験場など公的な機関の具体的な活動などをもう少し調べて、種苗法のことについてある程度考えをまとめたいと思っています。 にほんブログ村 にほんブログ村 746_薩摩芋(サツマイモ)ばたけ、その後63『アデライン、100年目の恋』2020レンタルにて
『アデライン、100年目の恋』
(監督:リー・トランド・クリーガー、出演:ブレイク・ライヴリー、マイケル・ユイスマン、ハリソン・フォード、エレン・バースティン、113分、2015年、アメリカ映画) 2020年、映画鑑賞63作品目。 前世紀の初めに生まれ、29歳の時に起こしてしまった交通事故と偶然が重なって、それ以降美しさを保ったまま年を取らなくなった女性の物語(もちろん、フィクションです)。 最初は自分でも不思議に思っていたが、そのうちFBIにも不審に思われるようになって、名前を変えて身分証明書を偽造しながら各地を転々としながら暮らすようになる。かつて一度結婚して一人娘もいるものの、夫は戦争で失い、見た目は親子が逆転してしまって、連絡は取りあっているが離れて暮らしている。 その後熱烈な恋愛をしたこともあるが、共に年老いる将来を描けないため、恋愛も避けるようになっていてしまった。 彼女が実年齢100歳を超えた現代。強烈なアプローチに根負けして新たに男性と付き合うようになり、両親の結婚40周年に招かれることになり、これまで正直に話せなかったことが揺らぎはじめる。 にほんブログ村 にほんブログ村 745_別場所で育っている南瓜(カボチャ)についての続報
それまでしばらくはたけにしていなかった中庭のはたけ化を手伝うことになって、ロロンという品種の南瓜を自分ちのはたけよりも4日後に植えたのに、虫にもあまり食われることなくすくすくと育っていることについて、少し前の記事に書きました。
その1週間後の続報です。 そちらのはたけでは、もう雌花が続々咲いていて、日曜日の午前中に寄った時、ちょうど一つ咲いてて、蜜蜂(ミツバチ)の羽音も聞こえないので、ちゃんと受粉してやりました。 雄花を取って、花粉のいっぱい付いた雄蕊(おしべ)だけにして、雌蕊(めしべ)に花粉をつけてやります。これで、無事実るはずです。 ちなみに、受粉に成功したと思われる雌花と、 失敗した雌花があったので、写真に撮っておきました。失敗したほうは、じきに実になる部分が落ちてしまいます。 そして、全体の様子。壁を占領しつつあります。 うちのはたけのほうは、こんな感じ。大きく見えますが、これは3株分なので。 そして、雄花は咲いてきていますが、雌花になりつつある蕾(つぼみ)はやっと2つ見つけました。まだ小さい。 にほんブログ村 にほんブログ村 浅蜊(アサリ)汁のおいしさ(物貰いに耽る日々)
趣味で例年作りすぎている野菜の苗を、いろんな人にあげるのですが、今年はこれまでもかいているように、特にお礼に何かを貰うことが多く、ありがたい。
今回は、浅蜊です。 せっかくなのでと、はたけの片隅の草むらの中に半ば野生化している三つ葉(ミツバ)があるのを思い出して、使ってみることに。 一見ただの草むらですが、ちらほらと三つ葉があります。 私の好みの水だけの貝汁に、刻んで、1枚だけビジュアル的に三つ葉がわかるように残して入れてみました。 三つ葉の香りと貝のうまみがとても美味しい。私は新鮮な浅蜊は、よく洗って、少な目の水だけでたいた汁(貝の中に閉じ込められた塩水と貝のうまみだけ)が一番美味しいと思っています。 コロナ禍の中、物思いにも耽ったりもしているのですが、物貰いに耽る日々でもあります。 にほんブログ村 にほんブログ村 62『アストラル・アブノーマル鈴木さん』2020レンタルにて744_小玉西瓜(こだまスイカ)の復活劇
人肌発芽で発芽させて育苗ポットで苗を育て、5月17日にはたけに定植した小玉西瓜。
3株植えたのですが、1本は瓜葉虫(ウリハムシ)の攻撃にやられてあえなく死んでしまったので、後でバックアップで育苗していた苗を植え替えました。 もう一本も、すぐに瀕死の状態になっていました。かなりやばい。 しかし、様子を見ていたら、みごと復活。 相当出遅れてしまいましたが、何とか成長していきそうです。 順調に育っている苗も、最初に瓜葉虫の食害にあっているので、ようやく雄花が咲き始めた状態ではあります。 これから順調に開花して、受粉しても、受粉してから収穫まで40日が目安なので、6月下旬に受粉できたとして、最短でも8月に食べることができる計算です。 にほんブログ村 にほんブログ村 「手打ちそば かわ平」のそばを食べに行ったIWAKUNI 8人の作家展@いろやギャラリー743_最初に食害にあわないと、成長が早いことについて
はたけのビギナーズラックについて、新しいはたけには、虫たちが気づいていないために野菜が食害被害にあいにくい可能性について書きました。
その後の南瓜(カボチャ)の状況です(一週間前くらい前)。 うちのはたけに植えた4日後に植えたのに、もうどんどんつるが伸びて、雄花だけでなく雌花まで咲きはじめています。 一方のうちのはたけでは、虫たちとの長い闘いを終えて、株が充実してきてようやくつるが伸び始めたところ。 こういう時に考えてしまうのです。 私は、農薬を使う気がまるでないので、気づいたときに手で虫を取ったりする程度でそのままにしているのですが、毎年はたけをしていて、虫がよく来るようになって、気になる人は、殺虫剤で虫を殺したりして、そうすると、早々と成長して収穫することができたりするかもしれません。 そこまでして、早く収穫しないといけないのか、ということもありますし、虫に食べられている間、地上部分では表面的には成長がストップしているものの、実は、地下の根の周りでは、目に見えない動きがあるのでは、と思っているのです。もちろん、葉からの栄養が来ないので、根も十分に発達はできないでしょうが、成長できないなりに、根の周りの細菌やウイルスたちといろいろやり取りをしていて、その時期も将来的には影響するのではないか、とか考えたりするのが楽しいのです。すぐはわからないにしても、観察し続けると、なんらかのヒントが見つかることがたまにあったりするので、こうやって考えることはやめられません(まったく的外れなことも多いけど)。 にほんブログ村 にほんブログ村 61『ギャルソンヌ−二つの性を持つ女−』2020サンクス・シアター上映作品
『ギャルソンヌ−二つの性を持つ女−』
(監督:穐山茉由、出演:中澤梓佐、中林翔平、松本理沙、30分、2017年、日本映画) 2020年、映画鑑賞61作品目。 今回のコロナ禍の中、小規模映画館「ミニシアター」を支援しようと映画監督らが立ち上げたクラウドファンディング“Mini-Theater AID”に特典のあるタイプの寄付をしたので、この活動に賛同する監督たちが提供した映画を、寄付者限定でオンラインで観ることができるように開設したサンクス・シアターで観ることができるようになりました。 私の知らない監督の作品など100作品以上あるので、目移りしてしまいます。中には劇場で観ようと思っていて観そびれた作品もあるので、それらを中心に、いろいろのんびり観てみようと思っています。 最初は、短めのものをと思って、サンクス・シアターのリストの最初に上がっている作品を観てみました。 あとで、わかったのですが、昨年横川シネマで観て面白かった『月極オトコトモダチ』を撮った監督の作品でした。 外見は女性、遺伝子と心は男性の主人公が、女優を目指すことになり、TVドラマに抜擢されることに。相手は、高校時代の同級生で、“元カノ”だった。人の心は、遺伝子やホルモンに左右されるだけじゃないよねって話でもあるのかな? にほんブログ村 にほんブログ村 榎本牧場のモッツアレラチーズと岩国の産品でカプレーゼを作って楽しんだ
これまでも試作はしていたようですが、販売を始めたのは最近らしく、私は本当につい数日前に知りました。
岩国市の錦町向峠で、50年以上酪農を営んでいる榎本牧場のフレッシュチーズ。 そして、農協がやっている農産物直売所「FAM’Sキッチンいわくに」で販売しているということで、さっそく買いに行きました。 販売しているのは、リコッタチーズやモッツアレラチーズなど4種類。 リコッタチーズは、パンにジャムとともにのせて食べたりすると、ミルクの香りがたまりません。 モッツアレラチーズは、由宇トマトも買って、うちのはたけで育ちつつあるバジル(まだ収穫には早いのですが、ちょっとだけ)、そして少しの塩を振って、オリーブオイルをかけてカプレーゼで楽しみました。もっちりしていておいしい。 オリーブオイルは岩国産ではないのですが、近場でいうと、平生町が、その形状から「イタリアーノひらお」として売り出しつつあり、どうせならとオリーブの栽培を手掛け始めたので、平生産のオリーブオイルがそのうち手に入るかもしれません(以前紹介しましたが、周防大島町でもオリーブの生産に取り組んでいる人がいます)。 ちなみに、うちのミニトマトも大きくなってきているので、バジルとトマトは自分ちでまかなえる予定です。 それにしても、岩国産のチーズが楽しめるのはうれしい。 牧場を訪ねた知り合いによると、飼料もできるだけ自分たちで作ることにこだわって、4メートル近くの高さになる飼料用の玉蜀黍(トウモロコシ)や牧草なども作っているようです。 家族経営で、牛乳の生産から行っているので忙しくて大変でしょうが、熟成チーズの試作もしているらしく、楽しみです。 それはそうと、「FAM’Sキッチンいわくに」には、久々(数か月ぶり)に行ったのですが、行くと楽しいので、もう少し行ってもいいなと改めて思いました(好評のようで、お客さんも結構いました)。 農産品は農家が直接持ち込むほか、農協が専用の集配車を定期的に回しているので、市内各所にある近くの農協などの集配所に持っていけば(もちろん出品にはいろいろ条件があるようです)いいので(もちろん出品にはいろいろ条件があるようです)、農家の収入アップにも貢献しているようです。 出品してるものも、野菜から、加工品までいろいろ。今回面白かったのは、最近このブログの記事にも掲載した、人参(ニンジン)の間引き菜が出品してあったことです。スーパーなどでは鮮度の問題などで販売されることはほとんどないと思われるので、家庭菜園をやっている密かな楽しみと思っているのですが、直接販売に近いのでこういうことができるのでしょう。 にほんブログ村 にほんブログ村 742_ミニトマトの簡易屋根のマイナーバージョンアップ
数年前から始めたミニトマトの簡易屋根。
トマトは、特に収穫時期には水分を制限したほうが甘みが増すし、熟した実に雨がかかると実割れが起こったりするので、屋根をつけてやったほうがいいのはわかっていたのですが、専用のアールのついた棒などの道具を買うのも面倒なのでやっていませんでした。 でも、ふと思い立ってやってみると案外簡単。支柱を立てて、それに45リットルの透明なビニール袋(65センチ×80センチで、私の作る屋根には丁度いい)を切り開いてかけて、百均の洗濯ばさみで止めるだけ。 これで案外役に立つし、台風などで飛んで近所迷惑になりそうな場合は、洗濯ばさみで止めてあるだけなので外すのも簡単(実際には、強い風でも意外なほど飛んでいきません)。 思い付きでやったので、屋根の尾根の部分は、真ん中の支柱のてっぺんで何か所か支えているだけで、そこに負担がかかりすぎて穴が開いたりして気になっていたのです。 今回は、それを解消すべく、尾根部分にも篠竹を固定してやりました。 こうすれば、尾根部分を洗濯ばさみでしっかり固定することができます。少し気になるのは、上部が重くなるので、強風にあおられて支柱ごと抜けてしまうのではないかということ。その点、篠竹は軽いので大丈夫だと思うのですが、念のため台風などが近づいてきたら屋根は外してやろうと考えています。 まあ、大した話ではないのですが、こういうことを考えるのは楽しい。 にほんブログ村 にほんブログ村 60『ミッションインポッシブル フォールアウト』2020レンタルにて
『ミッションインポッシブル フォールアウト』
(監督:クリストファー・マッカリー、出演:トム・クルーズ、ヘンリー・カビル、ビング・レイムス、サイモン・ペッグ、レベッカ・ファーガソン、ショーン・ハリス、147分、2018年、アメリカ映画) 2020年、映画鑑賞60作品目。 スパイ大作戦(古っ)の流れをくむスパイが活躍する映画。 実は、トム・クルーズさんが主演の新シリーズは初見。 なので、私は人間(組織?)関係がよくわかっていない面があり、展開が早くどんでん返しのようなものもあるのでついていけないことも。 盗まれたプルトニウムを使って、世界人口の三分の一の水源を汚染しようとする犯罪組織の野望を阻止する主人公たちの活躍。トム・クルーズさんのスタントマンを使わず、文字通り体を張った演技にははらはら圧倒される。 にほんブログ村 にほんブログ村 741_暖かい時期の小松菜(コマツナ)など
暖かい時期には葉物野菜はほとんど育てないことを書いたことがあります。
それは、単純に虫たちに食べられてしまうという経験上のことなのですが、今回そのことが改めて確認できたので。 というのも、ピーマン用に作っていたはたけに、隣に植えていた小松菜からのこぼれダネからの実生苗を3株残しておいたのです。 2株は成長が早かったおかげで、少し食害されたくらいで早めに収穫して食べることができました。残る1株は、あっという間にこのような状態になってしまいました。 よく見ると、多分、紋白蝶(モンシロチョウ)の幼虫がいます。 この食害を農薬なしで防ぐには、こまめに虫を取るか、目の細かい防虫ネットで覆ってやるかしかありません。はたけにずっとついているわけにはいかないし、農薬を使う気もないので、小松菜などの葉物野菜は結果として寒い時期にしか作らないことになります。 防虫ネットは試してみる価値はあるのでしょうが、いまいち面倒で手を出せないでいます。 ちなみに、人肌発芽を経て、育苗ポットによる苗づくりもひと段落してきて、保温のための衣装ケースも来年のために洗ってしまい、苗もいろんな人にあげて残り少なくなってきました。 小松菜(コマツナ)と蕪(カブ)も、遊びで大きめの育苗ポットにタネを直接蒔いて、様子を観察しているのを思い出しました。 6月11日の段階でこんな状態で、 5日後の6月16日には、さらに丸裸状態。 残った苗と共に撮影すると、 隣に、サニーレタスもあるので、比較してみるとよくわかります。いかにサニーレタスが食害に合いにくいか。それと以前にも書いたことがありますが、野菜によってそれぞれ専門に食害する虫がいて、食べられやすさも違います。 にほんブログ村 にほんブログ村 59『小さいおうち』2020レンタルにて
『小さいおうち』
(監督:山田洋次、出演:松たか子、黒木華、片岡孝太郎、吉岡秀隆、妻夫木聡、倍賞千恵子、橋爪功、137分、2014年、日本映画) 2020年、映画鑑賞59作品目。 昭和の初めに、東京の郊外に建てられた赤い三角屋根のモダンな家(これが、小さなおうち)に東北地方から上京して女中として働いていた女性が、現代になって高齢で亡くなるところから話は始まります。 女性は、生涯結婚せず小さなアパートで余生を暮らしていました。気のいい親戚の青年が時折安否確認がてらたずねてきて、おいしい料理を食べさせてもらったり、時には湯沸かし器を修理したりしていたのですが、彼女が残しつつあり、青年とも話をしていた自伝が遺品の中からでてきて、少しずつ、小さなおうちでの思い出の情景が描写されていきます。 小さいおうちの主人は、玩具会社に勤めており、妻と一人息子で暮らしていました。ある日、美大出の青年が主人の部下として会社に勤めることになり、家にもやってくるようになり、妻は青年に心惹かれていくようになります。 最初戦勝ムードだった戦争もだんだん暗い影を落とすようになる時代背景のもと、進んでいく話が、生前の女性を訪ねる現代の親戚の青年とのやり取りと交互に進み、やがて、彼女が抱えていた秘密とともに今につながっていく。 にほんブログ村 にほんブログ村 740_大根(ダイコン)のタネ取り
最近タネ取りづいている私。
昨年10月に分けてもらった野口のタネのうち、小ぶりな大根。残しておいた株で花を楽しんだ後ほっておいたら、タネができてきました(タネを蒔いてからタネを取れるまでは7、8か月はかかるということです)。 小松菜(コマツナ)やルッコラのように十字花系(花弁が4枚で、花が十字に見える。菜の花系とも言う)だし、外形も似ているので、同じようにタネが2部屋に分かれていて、真ん中に半透明の仕切りがあるのかと思ったら、ちょっと違ってました(半透明の仕切り自体はありそうな感じですがきれいにわかれない)。 内装にクッションがあって、タネを守っている感じ。一鞘に入っているタネの数も少ない。何より鞘がすぐに分解しないのでタネを取るのが面倒。 小松菜やルッコラは、タネが熟したらどんどんはじけて、タネはばらまかれてしまいますが、大根の場合は、鞘ごと地面に落ちてそのまま芽生えのタイミングを待つのでしょうか? それと気になったのは、数日前に梅雨入りして一気に雨になってしまう前は結構日照り続きで乾燥していた時に取って乾燥させておいたのに、ルッコラと一緒で鞘の中で発芽しているタネがあったことです。謎です。 にほんブログ村 にほんブログ村 58『地獄でなぜ悪い』2020レンタルにて
『地獄でなぜ悪い』
(監督:園子温、出演:国村隼、堤真一、二階堂ふみ、友近、長谷川博己、星野源、130分、2013年、日本映画) 2020年、映画鑑賞58作品目。 ヤクザの組長である夫を守るために人をあやめて長期収監中の妻の望みは、一人娘の映画デビュー。 組長は、娘に主演女優として映画に出演してもらうために画策していたが、当の娘は男と逃げてしまう。 妻の出所があと10日に迫ったところで、組長はようやく見つけた娘を主役に自ら組の中に映画部門を立ち上げ、折しも抗争中の対抗組織への討ち入りを映画にすることになる。と言っても、金に糸目をつけずに機材を揃えたものの、みんな素人。 そこに奇跡的に、高校生の時から、「いつかは一世一代の映画を撮りたい」と思い続けて大人になってしまった仲間たちがかかわることになり、すべての役者は揃う。 ちょっとグロいシーンもあるけど、映画愛溢れるハチャメチャ娯楽作。 にほんブログ村 にほんブログ村
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