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今期最後の焚き火遊び200329
[2020年03月31日(Tue)]
新型コロナウイルスによって当初開催予定だった行事も中止になったりと大きな影響があるし、実際特に人が密集して暮らしている都会では、外出制限などによって、少しでも感染の爆発的な拡大を防ぐ必要があると思います(同時に、それに伴って経済的に打撃を受ける人たちへの直接的な支援を公私あげて考えないといけないでしょう)。
さて、例年、12月から月1回ペースで3月までの4回、知り合いの丘を借りて開催している焚き火遊び。
2月は雨で中止になり、その後の学校の休校要請などもあり開催をかなり迷ったのですが、野外活動であり、それほど密集もしないこともあるので、前回参加予定者や知り合いだけに声をかけて、体調の悪い人の不参加や感染予防対策などを考慮して開催しました。
子どもたちはいつものように、元気よく自然の中で遊びまわっていました。 焼き芋や、この季節ならではのその場で採れた筍(タケノコ)を焚き火で焼いて醤油をたらして食べたりもしました。
今回盛り上がった遊びを一つだけ紹介しましょう。
高さを合わせた切り株に長い竹を渡して、平均台のようにした単純なもの(切り口を、中心に向けて切ってあるので、渡した竹が落ちにくいようにしてある)。みんなで調子を合わせて上下させると、しなやかな竹は思いのほか上下に動きます。こういうちょっと危険な単純な遊びというのが子どもたちはとても好きで、何度でも繰り返して楽しんでいます。自分も経験があるので気持ちがわかるのですが、そういう実際に自分の体を動かす体験を通して、どれくらいの加減でモノと接するのか、どのあたりが限界なのかなどを学んでいくのだと思います。
毎回行事が終わって、残りの草木灰をはたけの肥料にするため、蓋つきの鉄製の入れ物に入れて2、3往復して運び出します。人のいなくなった遊び場で、行事中はじっくり見ることができなかった遊び場の立派な桜を、炊き込みご飯を作ったりするために据え付けてある竹組みを見上げる形で見てみました。にほんブログ村にほんブログ村
22『愛と銃弾』2020レンタルにて
[2020年03月30日(Mon)]
『愛と銃弾』 (監督:マネッティ・ブラザーズ、出演:ジャンパオロ・モレッリ、セレーナ・ロッシ、クラウディア・ジェリーニ、カルロ・ブッチロッソ、ライツ、134分、2017年、イタリア映画)
2020年、映画鑑賞22作品目。
ベスビオ火山を望むイタリアのナポリの街を舞台にした、マフィアの話。
主人公の青年は、マフィアの組織を守る用心棒的な2人組の一人。ある日マフィアのボスが対立するグループに襲われ、銃で撃たれるが、2人が窮地を救い幸い軽症で助かる。
しかし、家政婦からうまく成り上がったボスの奥さんは、この機会に襲われて死んだことにしてマフィアから手を引いて余生を2人で暮らそうと提案する。
ボスの生存を目撃してしまって命を狙われた看護婦が、主人公と将来を誓いながら別れた元恋人だったため、主人公は組織との壮絶な戦いを繰り広げることになる。
まさかのミュージカル仕立ての、愛と情熱のイタリア映画。にほんブログ村にほんブログ村
『宏二郎展 洸(ほの)かなる境界』200412〜19
[2020年03月29日(Sun)]
2020年4月12日(日)〜19日(日)11時〜17時(13日休館) 宏樹庵(岩国市黒磯町2-70-36)/幸明館(岩国市黒磯町2-71-29)にて
関連企画:ギャラリーツアー 宏二郎さんが解説しながら作品を巡り、最後に宏樹庵で、今回のテーマに合わせた和菓子とお茶を楽しめます。 4月12・18・19日 ともに10時〜 参加費1500円(定員8人) メールにて、@希望日、A氏名、B連絡先、C人数を記入の上、4月11日までに。 chaos210-oneblue@hotmail.com
今年も宏二郎展が始まります。
今回の関連企画では、地元の和菓子屋「昭和堂」の今回の展覧会に合わせた和菓子や裏千家のお茶のふるまい(お菓子は、個数は限定ながら、ギャラリーツアー以外の時もお茶付で500円で食べることができるようです)が予定されており、ますます地域とのコラボした展示になりそうです。
絵画も展示空間もとてもおススメです。
追記:ギャラリーツアーの時の茶道家の参加はキャンセルになったので、スタッフが水屋でお茶を点ててふるまう形になったようですが、行事全体としては開催予定のようです。にほんブログ村にほんブログ村
21『サマーフィーリング』2020レンタルにて
[2020年03月28日(Sat)]
『サマーフィーリング』 (監督:ミカエル・アース、出演:アンデルシュ・ダニエルセン・リー、ジュディエット・シュムラ、マリー・リヴィエール、フェオドール・アトキーヌ、マック・デマルコ、ドゥニア・シショフ、ステファニー・デール、106分、2015年、フランス・ドイツ映画)
2020年、映画鑑賞21作品目。
とても静かな映画ですが、結構好みです。
ニューヨーク生まれで翻訳の仕事もしながら小説を書いている主人公の男性は、ベルリンのアートセンターでシルクスクリーンによる生地のプリントの仕事をしている恋人と暮らしているが、ある日突然恋人が亡くなってしまう。
急遽集まった恋人の家族はあくまで優しい。その中に夫と別居中の恋人の妹もいて、二人の関係を中心に、ベルリン、パリ、ニューヨークと場所を移しながら過ぎていく3回の夏。特別に大きな出来事があるわけではないけど、その中で少しずつ変化していく心情が、美しい風景と共に、ていねいに描かれていく。にほんブログ村にほんブログ村
「史料でみる江戸時代の錦帯橋」200315〜0510
[2020年03月27日(Fri)]
2020年3月15日(日)〜5月10日(日)9時〜17時 岩国徴古館にて 月曜休館(月曜が祝日の場合は翌日、GWは開館) 入場無料
錦帯橋の近くにある岩国徴古館で、1673年に創建された錦帯橋について、古文書や絵図などを使ってさまざまな面から読み解く展示が行われています。
今回の展示のタイミングで、マンガ岩国人物伝Vol.4として、錦帯橋を創建した第三代岩国領主 吉川広嘉伝が発刊されましたので、こちらも是非(1部 200円)。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 21:00 | 30歴史 | この記事のURL | コメント(0) |
20『500ページの希望の束』2020レンタルにて
[2020年03月26日(Thu)]
『500ページの希望の束』 (監督:ペン・リューイン、出演:ダコタ・ファニング、トニ・コレット、アリス・イブ、93分、2017年、アメリカ映画)
2020年、映画鑑賞20作品目。
自閉症を抱え、自立を目指して小さな施設で暮らす主人公の少女。支援員の助けもあって、今では、一人でバスを使ってケーキ屋のバイトもこなしている。
彼女は「スター・トレック」の大ファンで、繰り返し見ているうちに、自分なりの「スター・トレック」の脚本を書くことが日課になっていた。そんなある日、「スター・トレック」の脚本コンテストが開催されることを知り、500ページにわたる大作を書き上げる。しかし、ちょっとしたイレギュラーなことが起こったために郵送することができず、締め切りに間に合わなくなってしまう。
うまくコミュニケーションが取れないために外に出るのが苦手な彼女は、しかし、悩んだ末に何としても脚本を送り届けるために、秘かに遠く離れた映画会社目指して一人旅に出かけることになる。
こだわりのある彼女の思いに、周りの人がもう少し気づいてあげていればこういった事態にはならなかったのでは、という思いと、一方で、彼女に任せていたから、彼女も一歩を踏み出すことができたとも言え、支援というものを考えさせられる。 にほんブログ村にほんブログ村
アースデイ周防大島200411(中止になったようです)
[2020年03月25日(Wed)]
2020年4月11日(土)11時〜15時 筏八幡宮(周防大島町和田357)
周防大島は、金魚の形に例えられることがありますが、そのしっぽの上のほうの端に近い部分になるので、大島大橋からかなり奥のほうに入ったところになりますが、海の近いなかなか素敵な場所です、筏八幡宮。
この場所で行うようになって4回目。
自家栽培・無農薬栽培米で仕込んだ甘酒がふるまわれるほか、境内で環境に配慮した農産品や加工品の販売やワークショップなどが行われ、心地よい時間の流れます。
フライヤーを見て、ピンときたら是非。
追記:2020年のアースデイ周防大島は残念ながら中止になったようです。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 19:42 | 14社会変革 | この記事のURL | コメント(0) |
19『おかえり、ブルゴーニュヘ』2020レンタルにて
[2020年03月24日(Tue)]
『おかえり、ブルゴーニュへ』 (監督:セドリック・クラピッシュ、出演:ピオ・マルマイ、アナ・ジラルド、フランソワ・シヴィル、ジャン=マルク・ルロ、113分2017年、フランス映画)
2020年、映画鑑賞19作品目。
ワインで有名なブルゴーニュ地方が舞台。家族でブドウの生産からワイン造りまで行う家(ドメーヌというらしい)に生まれた3人の子どもたち。長男はそんな家庭に反発して家を出てオーストラリアでワインを醸造していたが、父親の危篤の報を受けて帰ってくる。
弟は、違うドメーヌに婿養子に行き、妹が家を継ぐことになっているが、ワイン造りに自信を持てずにいる。ほどなく父親ま亡くなってしまい、多額の相続税を支払うためには、ドメーヌごと売ってしまうか、畑の一部を売ってしまうか、岐路に立たされる。
きょうだい3人で協力して畑の管理やワインを作っていきながら、それぞれの家庭の問題も絡みながら、解決方法を模索していく。
有機農法的なブドウ畑の四季の様子や、収穫時雇う季節労働者とのやり取りや収穫祭の行事などなかなか興味深い。にほんブログ村にほんブログ村
697_今季2回目の玉葱(タマネギ)の草取り200322
[2020年03月23日(Mon)]
だいぶ暖かくなってきたので、ここらで玉葱の2回目の草取りを行いました。
早生(わせ)のほうは、球が太り始めていますし、葉色も薄くなってきている(少し病気気味?)ので、通常は5月の連休頃が収穫時期ですが、4月に入ったら様子を見ながら収穫したほうがよさそうです。
タマネギを植えているところ以外は結構草が生えていて大変でしたが、玉葱の根元は、草木灰をかけて暗くしていたおかげか、あまり草は生えていなくて楽でした。たっぷり5時間かかりました。
絹莢豌豆(キヌサヤ)の収穫も始まりましたし、アスパラガスやブロコリ―の脇芽もぼちぼち収穫できています。人参(ニンジン)も芽が出てきています。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 19:22 | 03はたけ通信 | この記事のURL | コメント(0) |
18『博士と彼女のセオリー』2020レンタルにて
[2020年03月22日(Sun)]
『博士と彼女のセオリー』 (監督:ジェームズ・マーシュ、出演:エディ・レッドメイン、フェリシティ・ジョーンズ、エミリー・ワトソン、124分、2014年、イギリス映画)
2020年、映画鑑賞18作品目。
車椅子の物理学者として有名で2018年に亡くなったスティーブン・ホーキング博士の学生時代から、長年連れ添い3人の子どもももうけたパートナーとの別れまでを描いた映画。
大学生の時に2人は出会い、恋に落ちる。その後すぐホーキングさんは筋委縮性側索硬化症(ALS)を発症し、余命2年と宣告されるものの、2人は反対を押し切って結婚する。
夫の介護や子育てに追われ煮詰まっている状況のとき、母親が気晴らしにと教会の合唱隊への参加を勧める。そこで出会った指揮者の男性は、白血病で妻を亡くしたところで、ホーキング家の状況に共感を寄せ、手助けをすることになる。
しかし、ある事情で男性はホーキング家を離れることになり、博士の世話には優秀な専門の介護者が付き添うことになる。博士と介護者の関係はとてもうまくいくようになり、やがて、ホーキング夫婦の関係にずれが生じていく。
それぞれが誠実に生きていく中で起こってくるさまざまなことが切ない。にほんブログ村にほんブログ村
石井啓一郎ファミリーコンサート200404
[2020年03月21日(Sat)]
2020年4月4日(土)14時開演(13時15分開場) シンフォニア岩国多目的ホール 全席自由 3000円(当日3500円) 高校生以下 無料(要事前予約)
毎年恒例の石井啓一郎ファミリーコンサート。 おなじみの曲や珍しい曲を、極上の演奏で楽しませてもらえます。 高校生以下は事前予約の上で無料になるので、是非。にほんブログ村にほんブログ村
4月の読むロバの会(読書会)、課題図書は『NEVER TIRE OF THE ROAD 旅に倦むことなし』※延期になりました
[2020年03月20日(Fri)]
2020年4月22日(水)18時〜(1時間程度) 課題図書:『NEVER TIRE OF THE ROAD 旅に倦むことなし アンディ・アーヴィン歌の世界』(アンディ・アーヴィン著、柴田元幸訳、himaar) ヒマールにて
3月の読むロバの会は、「結婚生活」をテーマに、3冊の本を選び、それぞれの参加者が最低一冊を読んで感想を言い合うというもの。それぞれの作品がかなり違っていたので、比較する感じにはならなかったのですが、読まなかった作品についての感想を聞くのは面白かったです。
4月の課題図書は、3月17日にヒマールから出版された、アイルランド音楽界の吟遊詩人アンディ・アーヴィンさんの歌詞とアイルランドの伝統曲の歌詞について、アーヴィンさんの解説と、原文と対訳を21曲分掲載したもの。
私も発売とほぼ同時に買ったのですが、ページを開いてみると、思っていた以上に中身が濃く、時間がかかりそうなので、これからじっくり読み進めていきたいと思っています。
課題図書を読んでくれば、誰でも、1ドリンクの注文で参加できます。
※追記:新型コロナウイルス流行の影響で、時期が延期になりました。課題図書は変わりませんので、日程が決まりましたらまたお知らせできると思います。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 08:04 | 02読書メモ | この記事のURL | コメント(0) |
17『魂のゆくえ』2020レンタルにて
[2020年03月18日(Wed)]
『魂のゆくえ』 (監督・脚本:ポール・シュレイダー、出演:イーサン・ホーク、アマンダ・セイフライド、セドリック・カイルズ、113分、2017年、アメリカ映画)
2020年、映画鑑賞17作品目。
アメリカにある、もうすぐ250周年を迎えようとする由緒ある小さな教会で牧師を務める主人公は、大義のない戦争に息子を従軍させ亡くしてしまい、そのせいで離婚をしている。深酒のせいもあり体調もよくない。
ある日ミサに訪れた妊娠中の女性から、人間による地球環境の悪化を悲観視する夫が、出産を止めるよう言われていて相談を受ける。
牧師は、夫の考えに共感しながら、子どもを受け入れるよう説得しようとするが、調べているうちに教会を支援している大企業が環境破壊の大きな要因を作っていることを知り、苦悩する。
信仰と良心などについていろいろと考えさせられる。にほんブログ村にほんブログ村
アボカドの糠漬け
[2020年03月17日(Tue)]
世間では糠漬けがはやっているらしいです。
実は、私も昨年の初夏くらいから冷蔵庫で糠床を育てています。糠床は毎日混ぜて手入れをしないといけないとか言われるのでそれは大変だなあと思っていたところ、グリーンコープの注文カタログに、冷蔵庫の中のような低温下でも発行が進む菌を使った糠床というのが掲載されていたので、早速買ってみたのです。
最初は特に工夫することもなかったのですが、最近では、干しシイタケや昆布、豆乳ヨーグルトを入れたりして、また、少しずつ塩や唐辛子などが調合された糠を足しながら、カビたり変なにおいになったりすることもなく、無事今に至っています。
主に、胡瓜(キュウリ)、茄子(ナス)、人参(ニンジン)、大根(ダイコン)などを漬けていて個人的には、胡瓜が一番糠漬けには合っているなあと思っています(1日で漬かるし、味もよくなじむし、深まっても美味しい)。
最近、アボカドがおいしいよという知り合いの話を聞いて、試してみることにしました。やわらかいので、キッチンペーパーに包んで。
絶品、とまではいきませんけど、なかなかいけます。
数日に1度混ぜるので大丈夫だし、おススメです。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 19:39 | 17料理・食 | この記事のURL | コメント(0) |
16『PK』2020レンタルにて
[2020年03月16日(Mon)]
『PK』 (監督:ラージクマール・ヒラニ、出演:アーミル・カーン、アヌシュカ・シャルマ、スシャント・シン・ラージプート、153分、2014年、インド映画)
2020年、映画鑑賞16作品目。
全作品に続いてインド映画。しかもSF。ある日宇宙人青年が、地球の視察に単身やってくるが、来て早々宇宙船を呼ぶためのペンダント型のリモコンを奪われて、大きな勢力を持つ宗教家に神からの賜りものとして転売されてしまう。
地球での常識を知らない青年は、「PK(酔っ払いの頭文字をとったスラング)」と呼ばれながら、リモコンを取り戻すために言葉を学び、インドのまちを珍放浪し、いろんな宗教の神様に頼んでいくのだが、そのうち、価値のあるニュースを求めるニュースキャスターの目に止まり、宗教の持つ矛盾点を浮き彫りにするために宗教家との討論会に出演することになる。
特に宗教を信仰していない私などには、なかなか実感を持てなくて、普通に主人公の主張に共感できるのですが、明らかに宗教の矛盾点を批判しているこういった映画が、ヒットしているとはいえ、どの程度受け入れられているのか、気になるところです(コメディだから許されるのか?)。
もちろん、基本的には歌あり踊りありの楽しい作品でもあります。 にほんブログ村にほんブログ村
696_今年も人肌発芽始めました
[2020年03月15日(Sun)]
人肌でタネを温めて発芽を促す「人肌発芽」(詳しくは、別記事に書いてありますので、「人肌発芽」で検索してみてください)。
ここ数年、3月になったら行っていて、今年は暖かいので、少しだけ早めの3月12日に、フルティカ(ミニトマト)、レッドオーレ(中玉トマト)、ニューエース(ピーマン)の3種から始めました。
これまでの経験上、ナス系のトマト、ピーマンは発芽まで4、5日かかるので、まだだと思っていたら、気の早いレッドオーレの2粒が2日目の14日に発芽しました。
なので、早速、育苗ポットと、保温用の衣装ケースを倉庫から出して、育苗開始です。まだ、2つなのでさみしいですが、これからどんどん増えていく予定です。
追記:3月20日には、発芽したタネが14粒。14の育苗ポットになりました。
2日で芽が出た中玉トマトは双葉になっています。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 08:12 | 03はたけ通信 | この記事のURL | コメント(0) |
『「れいわ現象」の正体』
[2020年03月13日(Fri)]
『「れいわ現象」の正体』 (牧内昇平著、2019年、ポプラ新書)
新しい元号が発表されて間もない2019年4月にあらわれた政治団体「れいわ新選組」。私は関心を持って寄付もし、このブログにも取り上げたりしましたが、ネット上での広がりとは裏腹に、選挙が終わるまではメジャーなマスコミにはほとんどとりあげられることがありませんでした。
朝日新聞の経済部で労働問題のチームに加わり、日ごろ過労死の問題について取材していて、「仕事か家庭か」と問われれば、迷わず「家庭!」と答えると自ら書いている新聞記者である著者が、妻から「れいわシンセングミって知っている?」と5月に声をかけられたことからたまたま関心を持つようになり、本来の業務の傍ら取材を行ってまとめた本。
著者はもともと、山本さんにあまりいい印象を持ってはいなかったようですが、ネットで見た街頭演説に心を動かされ、ツイッターのアカウント開設をして、ツイッターでれいわ新選組に寄付したことや支持していることをつぶやいている人に取材依頼のDM(ダイレクトメッセージ)を送ることによって、約束を取り付け、1人1人直接取材を行っていきます。
「れいわ現象」のエッセンスを著者は、“生きづらさを抱える人が現状に「ノー」を突きつけることだ”としていて、生き方が不器用で万年非正規の人、生活に追われるシングルマザーなどの貧困にあえぐ人たちから、エリート会社員、障がい者への不寛容や社会の右傾化を憂いている人など、さまざまな階層の人たちが感じる“生きづらさ”について生の声を取り上げ、合間に社会学者や哲学者などの研究者へのインタビューを挟むことによって、より重層的に理解できるように工夫してある。
著者は、取材を進めていくうちに、いくらできたばかりで政党要件を満たしていない政治団体とはいえ、話題を集めている中で、「れいわ現象」をマスコミが取り上げるべきでだと考えて記事を書くものの、本誌に取り上げられることはなくて、投票前日にようやく朝日新聞が運営するウェブサイトに「参院選で記者は反省した『生きづらさ』のうねり、ここまでとは…」というタイトルで掲載されたことも書かれていて、風穴を開けようと努力していた人がいたこともわかりました。
最後に、「政策をどうこうして、なんとかなる段階ではない」「『富国強兵』から『子どもを守る』へ」と訴えたてれいわ新選組から立候補した女性装の東大教授、安富歩さんへのインタビューがあり、 「(前略)いろんな人が、山本太郎が起こした波に乗って動き始めたら、それに乗ってまた誰かが動くということが起きたら、変革は始まりますよね」 と、せっかくできた生き方の問題を解決する糸口を、多くの人がどう生かしていくがということこそが大切ということを言っていて、その通りだと思いました。
具体的なインタビューが主な内容でとても読みやすいです。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 05:23 | 02読書メモ | この記事のURL | コメント(0) |
15『パジュランギおじさんと、小さな迷子』2020レンタルにて
[2020年03月11日(Wed)]
『パジュランギおじさんと、小さな迷子』 (監督:カビール・カーン、出演:サルマーン・カーン、ハルシャーリー・マルホートラ、カリーナ・カプール、チャンド・ナワーブ、159分、2015年、インド映画)
2020年、映画鑑賞15作品目。
声が出せない障がいを持つパキスタンの幼い女の子。願掛けのためにインドのイスラム寺院に母親と出かけるが、帰りに母親とはぐれて、インドに取り残されてしまう。父親の知り合いのお金持ちの家で働くまじめで正直者の青年がたまたま連れ帰ることになるが、そのうちインドと敵対するパキスタンのしかも異教徒の子どもだとわかる。
青年は、ビザもなく、あてもないのに、少女を親の元に届けるべく、違法に国境を越えてスパイと間違えられて追われながら、パキスタンでの旅を続ける。
インド映画お決まりの、歌や踊り、立場の違う男女の恋もあって楽しませてくれながら、宗教の違い、国の違いによる対立の根強さ、それを乗り越えて共感を呼ぶ青年の行動を描く。 にほんブログ村にほんブログ村
695_本格的な春間近
[2020年03月09日(Mon)]
この週末は、はたけや読書などでのんびり過ごしました。
いつもに比べてずいぶん早くに花が咲き始めている絹莢豌豆(キヌサヤエンドウ)とスナップ豌豆。実ができ始めています。
はたけに関する前に記事でも紹介したアスパラガスも、まだ寒いので成長は遅いものの、にょきにょき出始めています。
ブロッコリーも、花芽はまだ小さいけど、脇芽がでるように収穫してみました。
そのほか、里芋を掘ったり、草取りをして夏野菜のはたけの準備を少ししたり。
このところの暖かさからいうと、もう少し早めでもよかったのかもしれませんが、準備していたはたけに、人参のタネを蒔きました。
また、私の住んでいるところでは、鴬(ウグイス)も鳴き始めました。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 19:10 | 03はたけ通信 | この記事のURL | コメント(0) |
『美味しい進化 食べ物と人類はどう進化してきたか』
[2020年03月07日(Sat)]
『美味しい進化 食べ物と人類はどう進化してきたか』(ジョナサン・シルバータウン著、2019年(原著は2017年)、株式会社 インターシフト)
原題は、“Dinner with Darwin”。食べ物に関する本がたくさんある中、進化論で有名なダーウィンを食事に招いて、ヒトが食べている動植物と人とのかかわりを進化の面から語ろうという趣向で、とても興味深い。
あらためて、ヒトの行動が身近な動植物の進化に大きな影響を及ぼしていると同時に、自らの進化にも影響を及ぼしていることがわかる。
これまで疑問に思っていたことなどについての言及もあって参考になった部分もあったりしたので、私が印象に残ったことをいくつか書いて置きます。
まず、「うさぎ飢餓」という言葉。 「タンパク質を消化してその一部をブドウ糖に変えるときにエネルギーが消費されてしまい、放出されるエネルギーはほとんどない」と書いてあり、アメリカ大陸にやってきた初期の探検家たちが、赤身の多い捕まえられる小動物だけを食べて生き延びようとすると、カロリーが不足してしまって、さらに肉を食べることになり、アミノ酸が過剰になってそれを排出するために内臓に負担がかかってしまったそう。タンパク質は、基本的にはタンパク質の構成要素であるアミノ酸に分解されて、生きていく上で必要な必要な体を構成する細胞や筋肉や酵素などのタンパク質の原料として使われるので、あまりエネルギーとして利用されないのだろうと思っていたのですが、タンパク質だけ食べていると実際に「うさぎ飢餓」という病気のような状態になってしまうのですね。
「哺乳類にとって最も自然な食物が乳だとしたら、対照的にチーズはおそらく、最も人工的な食物だろう」 乳糖をエネルギーとすることができる珍しい能力を持った乳酸菌をメインにしながらも、チーズは、何十種類もの細菌や真菌で作られた微小生態系(マイクロバイオーム)によって作られていて、しかも、それらの菌類は、チーズという環境の中で独自に進化していて、迅速で安価なDNA配列決定法が開発された近年になって、急速に研究が進んでいるらしい。今後の研究成果が楽しみです。 ちなみに、乳に含まれている乳糖は、エネルギーとしてすぐ活用できるブドウ糖とは違ってそれを利用することができる細菌がわずかしかいないので、乳腺に細菌や酵母が感染しにくくなっているという利点があるらしい。
最後の章に、未来に向けて持続可能な食べ物の進化について書かれていて、さらりと遺伝子組み換え技術のことについて触れてあり、遺伝子の水平伝搬は自然界の進化においても起こっていることで、いずれにしても進化はとどめることはできない、と楽観視しているようです。遺伝子は、素人が考えても、お互いにいろいろ影響しあっているので、安易に特定の遺伝子を取り除いたりしていいものかということについては疑問が残りました。にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 21:22 | 02読書メモ | この記事のURL | コメント(0) |
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