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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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2019年に観た極私的映画ベスト10+次点20

[2019年12月31日(Tue)]
さてさて、2019年も残りわずか。今年も、横川シネマ、サロンシネマ、八丁座を中心に(レンタルも少し)大体110本の映画を観て、大はずれはほとんどなかったのですが、極私的なベストテンと、それに続く次点20作品を紹介させてください。簡単な感想などは、それぞれブログの記事にしていますので、気になる作品があればブログ内検索して見てみてください。ベスト10は何となくよかった順ですが、次点20は見た順なので上の方がよいというわけではありません。

ベスト10
1『COLD WAR あの歌、2つの心』
2『岬の兄弟』
3『金子文子と朴烈』
4『新聞記者』
5『記憶にございません!』
6『コレット』
7『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』
8『あまねき旋律(しらべ)』
9『RBG 最強の85才』
10『ニューヨーク公共図書館』

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次点20
 『リトル・フォレスト』
 『家に帰ろう』
 『グリーンブック』
 『ヴァンサンへの手紙』
 『未来を乗り換えた男』
 『愛がなんだ』
 『バベルの学校』
 『真っ赤な星』
 『たちあがる女』
 『天国でまた会おう』
 『主戦場』
 『ドント・ウォーリー』
 『存在のない子供たち』
 『天気の子』
 『ダンスウィズミー』
 『月極オトコトモダチ』
 『ヨーデルは夢をみる』
 『ずぶぬれて犬ころ』
 『おいしい家族』
 『デイヴィッドとギリアン 響きあうふたり』


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「ミュージックキャンプ20周年記念誌」

[2019年12月31日(Tue)]
2000年に、由宇町(現在は合併して岩国市)にある銭壷山の山頂にある山口県ふれあいパークで始まり、現在では、岩国市の黒磯町にある宏樹庵と黒磯自治会館、由宇町文化会館でゴールデンウィークの3日間に合宿と発表会が行われているミュージックキャンプ。

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2019年に、20周年を迎えたのを記念して、発表会での演奏曲目や演奏者、合宿の様子、参加者のコラムなどで構成された記念誌が発行されて、いただきました。

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私は、特にここ数年、合宿の練習風景の見学や、コンサートを鑑賞させてもらっていますが、ヴァイオリンの石井啓一郎さんと、ピアノの石井啓子さん、チェロの桜庭茂樹さんをメイン講師に作り上げられていく音楽は素晴らしく、より多くの人に知られて欲しいと思っています。


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アペラシオンのワイン会191225

[2019年12月30日(Mon)]
主に産地などをテーマにしているワイン会。年末なので、アペラシオンが各地から選んだ4種で締め。

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いずれも、おいしいワインでした。

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クリスマスにちなんで鶏の丸焼きが。
同じテーブルの人が手馴れていてあざやかに解体して取り分けてくれたのにちょっと感動。

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前半は、じっくり同じテーブルの人と料理とワインを味わいながら会話を楽しみ、後半は、あるミッションを持って、アメリカ人と会話を楽しみました(そのミッションについては、別記事で)。

おまけ情報
文字を使ったイラストが得意なアペラシオンの常連さんのイラストを使った、岩国駅前にあるおみやげ屋さん「みつかんや」のオリジナル日本酒が限定発売されたそうです。

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岩国のアーチブルワリーのクラフトビールをもらいました

[2019年12月29日(Sun)]
喫茶ヒマールで今年始まった 「around me 私と世界 vol.1「街」」のときに同時に始まったinstagram企画「#錦帯橋発見」「#kintaikyointown」。

街の中で、錦帯橋に似たものや錦帯橋モチーフのものを発見してハッシュタグを付けて投稿しようというもので、vol.1「街」の展示期間中に最も「いいね!」を集めた投稿に、アーチブルワリーさんがビールを提供してくれることになり、何と、私が投稿した西岩国にある西中国信用金庫錦帯橋支店の写真が優勝(ハッシュタグ企画自体は続いていますのでご投稿を)。

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いただきました。
アーチブルワリーのHPの商品紹介に載っていないものも(開発中?)。

年末に、お客さんがあるので少しずつ一緒に飲んだりしています。
いろんな味があっておいしいです。


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tukiichiプチ8でマステカード作りワークショップを行ってきた191222

[2019年12月28日(Sat)]
西岩国の臥竜橋通りに面した元古美術店を改装してシェアオフィスとなっているライブデポで不定期開催されているtukiichiに、マスキングテープでカード作りをしてもらうワークショップの講師として参加させてもらいました。

tukiichiへの参加はこの夏に続いて2回目。

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200個以上(正確に数えたことはないけど)ある私の手持ちのマステで好きなようにカード作りをしてもらうといういたってシンプルで、講師の手間のかからないワークショップです。

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こういったワークショップには、普通の場合大人は、いいものを作ろうと他人の目を意識してしまって遠慮してしまう人が多いのですが、今回来ていた大人たちは乗りが良く作ってくれたので、なかなかの力作ぞろい。集中して作っている姿を見ていて本当に幸せな気分になります。マスキングテープは、とても敷居が低く取り組みやすいので、もの作りに目を開くきっかけとしてとてもいい素材だと思っています。

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ライブデポでイベントを行うと、ワークショップで参加した人も含めて起業を考えている人など、いろいろな人がやってきて、そういう人と知り合いになったりお話できるのも大きな楽しみ。今回は、大阪で何年もゲストハウスを運営していて、岩国に帰ってきた人や、ゲストハウスに関心のある地元の大工さんなどの出会いの場になったりしてて、今後の展開が楽しみです。


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キネマ ケノービー 1月の上映映画は『フォークス・オーバー・ナイブズ ―いのちを救う食卓革命』

[2019年12月27日(Fri)]
2020年1月19日(日)第1回11時〜 第2回14時〜
Media Space Knoby(メディア スペース ケノービー:JR岩国駅から徒歩数分の岩国市中通り商店街内)にて
定員:各15人
料金:1100円(事前申込1000円)
   大学生以下800円

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環境・国際理解・平和・人権・多様性などをテーマに主にドキュメンタリー映画を配給しているユナイテッドピープル株式会社の映画を自主上映しているキネマ ケノービーでの月一上映会。

私は別件があって12月の上映会に参加できなかったのですが、12月の上映では、作品(『ザ・テノール 真実の物語』)のプロデューサーの奥さんが岩国出身で、たまたま帰省していて上映会のポスターを見て、急遽参加されたそうです。

1月の上映作品は、動物性食品の危険性を描いた食に関するドキュメンタリー映画です。


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島の寺子屋「ミツバチの未来の選び方」に参加してきた191221

[2019年12月26日(Thu)]
「島のむらマルシェ」を開催している周防大島の久賀にある八幡生涯学習のむらの八角亭で開催された島の寺子屋。

今回の講師は、8年前に関東から周防大島にIターンでやってきて、養蜂業を営んでいる内田さん。

東京でコマーシャルフィルムを作っていたとき、自分のやっていることに虚しさを感じてしまい、不眠症で夜の東京の街を歩いていたとき、朝、公園でミツバチに出会って感動したこと。その後、仕事をやめていったん農業研修に参加し、養蜂の師匠に出会って学び、東日本大震災を契機に周防大島にやってきたことからはじめて、蜂の生態などを実体験と本などで学んだ知識を交えてお話ししてくれました。

最後の方では、蜂たちが巣別れするとき、いったん木の幹などに集団で固まりになり、偵察してきた働き蜂たちからの情報をみんなで共有して、営巣適地を決めていくやり方を、民主的に未来を選んでいると見立てているお話しも。

会場から、それほど儲かるわけでもないのにこだわりの農産品や加工品を主に扱う「島のむらマルシェ」を開催しつづけているわけについて聞かれて、コミュニティの大切さを意識していると(実際去年の11月のタンカー事故のとき、「島のむらマルシェ」は、「こんな時だから みんなであったかいご飯を食べよう」というイベントに自然と変わった)語る姿には力強さを感じました。

内田さんの、間をあけながら、考えながらしゃべっている感じがとてもここちよく会場に響き、人と人が何かを一緒にやったりして直接的に知り合っているということの大切さ、それぞれの智恵を生かして社会をよい方向に近づけていこうとしている人たちがそこここに増えていることを感じる講演会でした。


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『ボリス絵日記』

[2019年12月25日(Wed)]
『ボリス絵日記』(ヒグチユウコ著、2016年、祥伝社)

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知り合いから借りて読んでみて、あらためてヒグチユウコさんって誰なんだろうと思って調べてみたら、漫画家ではなくて、細密な動物たちを描く画家・絵本作家だったのですね。

主人公はヒグチ家に飼われているネコのボリス。ボリスくんとヒグチさんやヒグチ家の息子、飼われている小鳥、ぬいぐるみたちとの時にちょっとブラックな日常が荒いタッチの四コママンガで描かれています。

ボリスくんは、なぜかパン職人で、てごねで作られるパンには、毛が混じったりしているのに、普通にスルーされるのが不思議に印象に残る。


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「インバウンド推進セミナー」に行ってみた191219

[2019年12月24日(Tue)]
インバウンドという言葉を最近良く聞くようになってきましたが、いまひとつピンと来ないので、学ぶ機会があれば可能な範囲で参加するようにしています。

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今回のセミナー、基調講演のタイトルは「地域課題解決におけるインバウンドビジネスの可能性」。

外資系コンサルタント会社を退職して、2年間世界のツーリズムを学ぶ旅を経て飛騨古川で、主に徒歩や自転車での里山ツアーを行う会社を運営している山田拓さんの話は、具体的なヒントがたくさん。

どこにでもあるような田舎を、旅慣れた英語を理解できる個人か小グループに限定して巡るだけなのですが、地元の人との関係を保ちながら、田舎らしさを壊さないようにできるだけそのままを紹介できるようにする工夫や考え方が徹底していて、外国人にとっては魅力なのだそう。

近年諸外国が物価や賃金が上がる中、日本は低迷しているので、皮肉なことに実は日本は物価が安いというのが魅力になっていること、また、日本は交通機関が発達しているので、近くのメインの観光地の一部として紹介して足を伸ばしてもらうように工夫することが重要だとか。

現在10人くらいの若者を雇用して事業を行っていて、ピーク時でも週休二日を維持できるように就労環境は大切にしているので、現在は需要に供給が追いつかなくて2割くらいはお断りしているそう。空家を購入したり借りたりして、旅行の拠点にしていったりと、地道に地域振興にも貢献している。

後半では、岩国の美和や美川で里山カフェや木工所を行っている人、中心部で日米の交流事業を2年前に起業した人の具体的なお話。

いずれの例も、岩国基地のアメリカ人との交流をすでに行っていて、興味深かったし、そこを手がかりにいろんな事業を考えて行こうとしているのがやはり近道なんだろうなと思わせました。

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『ふたりの桃源郷』

[2019年12月24日(Tue)]
『ふたりの桃源郷』(佐々木聰著、2019年、文藝春秋)

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山口放送が約30年に渡って取材を続けた、田中寅夫・フサコさん夫婦とその子どもたちの物語を書籍化した本。

長期の取材となっているので、著者の佐々木さんは二代目のディレクター。

田中寅夫さんは福岡県、フサコさんは山口県岩国市の町中に生まれ、1938(昭和13)年に結婚。寅夫さんが会社のお抱え運転手として働いていた大阪に居を構え、程なく2人の女の子が生まれる。寅夫さんは戦争に招集され、無事に帰ってきたものの、大阪は焼け野原で、親戚を頼って広島に身を寄せいてたが、1949(昭和22)年に、岩国市の奥にある美和町(現岩国市)に山林も含めて3ヘクタールの土地を購入して、電気も水道も来ていない地で農業をして暮らすことになる。

3人目の子どもも生まれ、親兄弟も呼び寄せて暮らしていたが、盗難や火災が重なり、1961(昭和36)年に再び高度成長期の大阪に戻って働くことになる。独立した子どもたちや孫たちと週末に過ごしたりにぎやかな暮らしをしていたが、寅夫さんが65歳のとき1979(昭和54)年に夫婦二人で18年ぶりの山暮らしをする決意をする。

そして、2度目の山暮らしが12年を経過した1991(平成3)年から、山口放送の取材が始まる。取材をまとめた放送は、大小あわせて100以上。人気を背景に、全国放送も12回行われ、2016(平成28)年には、映画化され、第90回キネマ旬報ベスト・テン文化映画部門第1位をはじめ、多くの賞を受賞したり、映画祭での上映が行われた。

この本では、著者が、取材を始めてからの田中寅夫・フサコさんの様子、大阪や奈良に住む娘たち家族の思いや決断や行動などを、取材する側の姿勢や思い、失敗談などを含めてしっかり書かれており、読み応えがあります。

家族のあり方はそれぞれで、どれが理想と言うものはないと思いますが、自然に囲まれた暮らしぶり、登場する人たちのかかわりなど、心に触れるところがたくさんです。


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オペラシアターこんにゃく座『森は生きている』を観てきた191215

[2019年12月23日(Mon)]
独自の発声のためのこんにゃく体操から名前を取り、日本語がはっきり聞き取れる日本ならではのオペラの製作を行っているオペラシアターこんにゃく座の公演は、これまで何度となく鑑賞しています。

『森は生きている』を観るのは、3度目。

伴奏はピアノのみですが、役者は掛け持ちながら、12ヶ月の精たちが出演するので12人の演者が出てくるため、合唱の美しさの際立つこの団体の良さが満喫できます。

話自体は、ロシアの古い物語で、歌を中心としながらも、舞台装置、衣装、役者の動きに冗長さがなく、現代にも通じる物語の本質が明快に伝わってきて感動します。

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入り口で配られていたチラシ類の中に、オーケストラ版の新演出での公演が決定した告知が(もしかしたら、地元のオーケストラと共演するのでしょうか?)。オペラシアターこんにゃく座 創立50周年記念公演の第一弾のようで、2021年3月20日(土)と、1年以上先の話ではありますが、ちょっと楽しみ。

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1月の読むロバの会(読書会)、課題図書は『らくごDE枝雀』200129

[2019年12月22日(Sun)]
2020年1月29日(水)18時〜(1時間程度)
喫茶ヒマールにて
課題図書を読んできて、1ドリンクの注文で誰でも参加可
課題図書:『らくごDE枝雀』(桂枝雀著、1993年、ちくま文庫)

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12月の読むロバの会は、恒例になった、それぞれがこの年に読んで印象に残った作品やおススメの作品を紹介しあうというもの。

ポスターなどに使われたコピー作品を365日分集めたものや、斉藤茂吉の論評集、最近日本で出版が増えているらしい韓国の文学作品、古典的な有名な文学作品、江戸時代の本屋を扱った歴史小説などバラエティに富んでいて、楽しいものでした。ちなみに私が紹介したのは、小倉ヒラクさんが、47都道府県の発酵食品を訪ね歩いて書いた『日本発酵紀行』。

2020年最初の1月の課題図書は、『らくごDE枝雀』。私は、落語好きなので楽しみです。


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110『カツベン!』2019八丁座にて101

[2019年12月21日(Sat)]
『カツベン!』
(監督:周防正行、出演:成田凌、黒島結菜、永瀬正敏、高良健吾、音尾琢真、127分、2019年、日本映画)

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2019年、映画鑑賞110作品目にして、劇場での鑑賞101作品目。

周防監督が、初めて他の人の脚本で製作した映画。

今から100年前の無声映画の時代に、映画の人気を左右していた活動弁士(通称カツベン)への夢を持ち続け、やばい仕事に手を染めながらも懸命に生きる姿を描くドタバタ喜劇。

かなり癖の強い(キャラの濃い)俳優陣が多すぎる嫌いはあるものの、映画らしい楽しみに満ちた作品です。


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around me 私と世界 vol.2『難民』のトークセッション「もしも私が難民になったら」に参加してきた191219

[2019年12月20日(Fri)]
喫茶ヒマールで、2019年にはじまった「around me 私と世界」シリーズの第2弾のテーマは「難民」。

今年、ヒマールも販売・宣伝部門を担当して出版された『アフリカの難民キャンプで暮らす ブジュブラムでのフィールドワーク401日』の著者である小俣直彦さんが、帰国しているタイミングでトークイベントを行うことになったことにあわせて開催されました。

ニュースや映画では、取り上げられるものの、身近にはなかなか感じにくい難民の問題について、難民キャンプで人々がどういうふうに日々暮らしを成り立たせているかについて具体的でイメージしやすい本だったので、著者から直接話を聞くことができるなかなかないチャンスなので参加してみました。

前半で、小俣さんから難民全般の話しからブジュブラムキャンプでのお話など話していただき、後半では参加者から質問をしてやり取りしました。いろいろと印象に残る話しがあった中で、2点だけメモに残しておきます。

ひとつは、前半の小俣さんの話の最後の方で出てきた、いろんな課題について語り合うプラットフォームの必要性。これは、今年哲学カフェに参加してみたり、読んだ本の中にも出てきて、感じていることでもあるのですけれど、インターネットやSNSの発達で過剰なまでに情報が半ば一方的に流れてくる中で、生身の人間同士が直接じっくり話し合う場が削られてしまっているように思えます。まさに、「around me 私と世界」シリーズがそういう場になっていくといいのではないかと思っています。

もうひとつは、難民について話していると、「日本にあわせてくれるのなら、受け入れてもいい」と言う人がいることについてどう考えたらいいかという質問に対して、それは例えば同化政策に関する問題で、ヨーロッパなどでもうまくいってなくて正解がない問題なので難しいとのこと。「郷に入っては郷に従え」と言う言葉があるように、ある程度受け入れ先にあわせる必要はあるのでしょうけど、それぞれの人のアイデンティティのあり方について、それぞれが選ぶ権利もあるでしょうし、それこそ、個々別々にお互いに考えていかないといけない問題で、どちらかにはっきり決めることのできないことなので、やはり、語り合う場と言うものが必要なのだと思います。

展示は、22日まで開催されていますので、是非。


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『日本を救う未来の農業―イスラエルに学ぶICT農法』

[2019年12月20日(Fri)]
『日本を救う未来の農業―イスラエルに学ぶICT農法』
(竹下正哲著、2019年、ちくま新書)

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私は、このブログを書き始めたきっかけが、紙ベースで書いていたはたけ通信をブログにしてみては、と知り合いから声をかけられたことだったというくらい、はたけが好きです。

一方で、多くの人を支えている食料生産技術としての農業というものも知っておきたいという気持ちもあります(いい意味で、いろんな技術を使って生産性が上がることは必要なことだと思いますが、それと、自分がはたけをして感じる楽しさは別物だと思っています)。ちょっと、気を引くタイトルだったので読んでみました。

著者は、日本の農業の最大の問題点は、農家の高齢化や担い手不足、耕作放棄地、低い自給率、などではなく、補助金が使われすぎていることと、単位面積当たりの収穫量の少なさだという。その結果、関税がなくなりつつ昨今にあって、日本の農産品の価格が世界一高いレベルになってしまっていて国際的に太刀打ちできなくなってきていると。

それを解決するためには、イスラエルの農業を学ぶべきというわけです。というのも、ほとんどの場所がもともとやせた土地でしかも雨量が少ないため、農業に適していないイスラエルでは、はじめからビジネスとして農業の取り組んでおり、土作りは最初から考えず、ドリップ灌漑(肥料を含んだ水が適度に染み出すようにしたパイプによる灌漑)を基本にして、データを駆使して、必要なときに必要な栄養が吸収できるように、そして、成長をさまたげないように枝が伸びやすいような工夫をするなどによって、日本に比べて単位面積当たりの生産量が数倍に達しているとのこと。

進んだ農業と言うと、一時はやった植物工場のようなものを想像する人もいるかもしれませんが、コストがかかりすぎるということであまり広がらなかったようで、太陽光などは取り入れたりして、そういうものとは違うようですし、農薬のことはあまり詳しく書いてないものの、日本で使われているよりかなり少ない量で済んでいるようではあります(オランダなども収量が多いもののガラス張りの大きなハウスを使っており、地震や風水害の多い日本には適さないとのこと)。

著者は、実際にドリップ灌漑が雨量の多い日本でも収量増加が見込めるはずだとして、実験を行っており、これまでのところある程度の実績を上げているようですが、まだ実例としては少ないようです。

この本では、単位面積当たりの生産量のみについて書かれていて、全体でかかるコストについては書いてなかったことなど、気になる部分は何点かあったのですが、収量を高める技術はいろんな面で進化してきていることはわかります(日本では、人の手間はかかるけど、気候など、農業にとっては恵まれていて、特別なコストをかけなくても収穫できるということはあると思う)。

薬剤を使うのではなく、パッケージの中の気体の組成を変えることによって、長期にわたって鮮度が保たれる方法なども紹介されており、安全で長持ちする技術などは今後も開発されてほしいものです。

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685_大根や蕪(カブ)の間引き菜

[2019年12月19日(Thu)]
10月下旬にまいた野口のタネ(大根、蕪、春菊、小松菜、法蓮草)。忙しさにかまけてほったらかしなので、草もだいぶ生えてきました。

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さすがに、合間に少しだけ草取りをして、先日の焚き火遊びでできた草木灰をまいておきました。

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一株一株を大きくするためには、もっとちゃんと間引く必要がありますが、少しだけ間引いて、温野菜サラダや味噌汁の具に使う予定です。

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109『プライベート・ウォー』2019サロンシネマにて100

[2019年12月18日(Wed)]
『プライベート・ウォー』
(監督:マシュー・ハイネマン、出演:ロザムンド・パイク、ジェイミー・ドーナン、トム・ホランダー、スタンリー・トゥッチ、110分、2018年、イギリス・アメリカ映画)

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2019年、映画鑑賞109作品目にして、劇場での鑑賞100作品目。

実在の戦場記者、メリー・コルヴィンさんの軌跡を、2001年にスリランカ内戦のロケット砲によって左目の視力を失ったときから、2012年にシリアの内戦で、2万8千人の市民の過酷な状況を現場から報じた直後に政府軍の砲撃で命を落とすまでを描くことで追った作品。

多くの戦場記者が、守ってもらう代わりに軍が定めたルールに従う中、そのルールを無視して、厳しい状況で自分も命の危険にさらされながらも、あくまでそこで暮らす個々人の話を拾い出そうとする彼女の姿。

PTSD(心的外傷後ストレス障害)に悩む様子も描かれており、なぜそこまで、と思わせると同時に、ジャーナリスト魂のすごみを感じさせる。


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島の寺子屋「ミツバチの未来の選び方」191221

[2019年12月17日(Tue)]
2019年12月21日(土)13時半〜15時
周防大島 八幡生涯学習のむら(八角堂)にて
料金:1000円(高校生以下無料)

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東日本大震災をきっかけに神奈川県から周防大島に移住し、2012年から養蜂業を営んでいる内田さんからミツバチのことを聞く会です。

同じ日同じ会場で、10時から13時にかけては、冬季以外に月2回のペースで開催している「島のあさマルシェ」が行われています。


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around me 私と世界 vol.2『難民』の展示がはじまっています

[2019年12月17日(Tue)]
・参加型展示「私と難民」
2019年12月14日(土)〜22日(日)10時〜19時

・トークセッション「もしも私が難民になったら」
2019年12月19日(木)19時〜
参加費1500円(ドリンク付き)
ゲスト:小俣直彦さん(オックスフォード大学国際開発学部准教授)

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岩国市役所近くにある喫茶ヒマールで今年からはじまった「around me 私と世界」シリーズの第二弾がはじまりました。

3団体の持ち帰ることができる資料や展示がありますので簡単に紹介すると、

WELgee(ウェルジー:WELLCOME refugee)

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難民の人々も歓迎できる社会を目指して、難民と語り合うサロンを開催したり、就労支援やシェアハウスの運営などを行っています。代表の新聞掲載コラムなども置いてあります。

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認定NPO法人 難民支援協会

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さまざまな難民支援を行っていて、『日本にいる難民のQ&A』などわかりやすいパンフレットなどが置いてあります。

公益社団法人 シャンティ国際ボランティア会

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難民キャンプなどに絵本を届けたり、アジアの子どもたちへの教育支援や緊急救援を行うための資金につながるグッズの販売を行っている団体で、絵本を送る活動は、絵本と言葉を選んでもらって参加費を支払うと、絵本と日本語の部分を指定した言語に変換したシールが送られてきて絵本を完成させ、送り返すと、海外の子どもたちに絵本が届くというユニークなシステム。

参加型として、会場のテーブルにはポストイットが置いてあって、「難民」に対するイメージや、19日のゲストの小俣さんに聞いてみたいことを書き込んで壁に貼ることができるようになっています。

18日からは、難民による絵画の展示なども追加になる予定のようです。

会期中は、「古本で難民支援」の取りまとめも行っています。

19日には、今年ヒマールも関わって出版された『アフリカの難民キャンプで暮らす ブジュブラムでのフィールドワーク401日』(こぶな書店)の著者、小俣直彦さんをゲストに迎えて、トークセッションが行われます。

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難民と言うと、なかなか身近でないと思われるテーマですが、外国人と接する機会も増えているので、この企画をきっかけにいろいろ知ってみましましょう。


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108『パリに見出されたピアニスト』2019八丁座にて99

[2019年12月16日(Mon)]
『パリに見出されたピアニスト』
(監督:ルドヴィック・バーナード、出演:ランベール・ウィルソン、クリスティン・スコット・トーマス、ジュール・ベンシェトリ、106分、2018年、フランス・ベルギー映画)

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2019年、映画鑑賞108作品目にして、劇場での鑑賞99作品目。

駅に置かれた、自由に使っていいピアノを演奏する若者。

その演奏に、心惹かれる音楽大学のディレクター。

若者は、小さい頃に近所のおじいさんにピアノの手ほどきを受けるも、貧しい家庭のためきちんと学ぶことができず、働きながら昔からの仲間と空き巣をしたりしている。

若者は、警察に捕まってしまい、牢屋に収監される代わりに、公益労務を行うことになり、運よくディレクターのいる大学の掃除を半年行うことになる。

若者の才能にほれ込んだディレクターは、自分の進退を賭けて大学の代表として若者をコンクールに参加させることになるのだが、基礎を重視する指導教官と折り合いがあわなかったり、さまざまな困難が待ち受ける。


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