パフュームの『TOKYO GIRL』の完成度がすごい!
少し古いネタになってしまいました。
テレビドラマ「東京タラレバ娘」(原作はコミックス)の主題歌に使われたパフュームの最新曲(テレビドラマのほうは、最初少し見てやめてしまいました)。
東京で頑張る女性を歌とダンスで表現して余りある作品となっています。
私はダンスが全般的に好きで、私にとってはダンスと言うのは基本的に、表意(意味を表す)表現であるという部分が欠かせないと思っています。そういう意味でパフュームのダンスは、ちゃんと多くの振り付けに具体的な意味を持たせている。
分かりやすい例を挙げると、何かを求めて手を伸ばすしぐさや、東京のTの形を指で表現したり、女性を、熱帯魚や猫であらわしたり(歌詞には熱帯魚しかでてきませんが、ダンスの中に猫がでてくるのは、最近、あくまで自分中心で自由な猫に人気が集まっていることを捕らえ、そこに女性を重ね合わせているところがうまいと思う)。
そして、パフュームのダンスは、歌いながら踊るという制約も考慮して、超絶技巧よりも、ぴったり合うシンクロや、微妙にずらすカノン(同じテーマをずらして演奏するパッヘルベルのカノンから来ていると思われるダンス用語)の美しさを追求していて、しかも、表現が繊細で、ときにコミカル。
楽曲は、電子楽器で演奏しているし、ボーカルはマイクでエフェクトを入れて生声とは違う音にしていて、全体的に無機質でクールな感じにしているのに、生身のダンスと一緒に表現されるために不思議なくらい温かい(日ごろあくまで、広島弁でしゃべるメンバーのフレンドリーな様子も大きく影響しているとは思います)。
ついつい見入ってしまいます。
個人的な好みで言うと、前作?の『Flash』は、振り付けに武術を取り入れていて、武術には武術の、合理的な身のこなしとか、意味とは別のそれなりの美しさがあると思うのですが、ダンスとはちょっと別なのではと言う私の思いがあり(それでもパフュームらしく美しく表現していて挑戦としては面白かった)、ちょっと路線が変わってしまったのかと不安に思ったのですが、『TOKYO GIRL』で、ちゃんと(私好みの)本来の姿?に戻ってくれてよかったです。

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東京で頑張る女性を歌とダンスで表現して余りある作品となっています。
私はダンスが全般的に好きで、私にとってはダンスと言うのは基本的に、表意(意味を表す)表現であるという部分が欠かせないと思っています。そういう意味でパフュームのダンスは、ちゃんと多くの振り付けに具体的な意味を持たせている。
分かりやすい例を挙げると、何かを求めて手を伸ばすしぐさや、東京のTの形を指で表現したり、女性を、熱帯魚や猫であらわしたり(歌詞には熱帯魚しかでてきませんが、ダンスの中に猫がでてくるのは、最近、あくまで自分中心で自由な猫に人気が集まっていることを捕らえ、そこに女性を重ね合わせているところがうまいと思う)。
そして、パフュームのダンスは、歌いながら踊るという制約も考慮して、超絶技巧よりも、ぴったり合うシンクロや、微妙にずらすカノン(同じテーマをずらして演奏するパッヘルベルのカノンから来ていると思われるダンス用語)の美しさを追求していて、しかも、表現が繊細で、ときにコミカル。
楽曲は、電子楽器で演奏しているし、ボーカルはマイクでエフェクトを入れて生声とは違う音にしていて、全体的に無機質でクールな感じにしているのに、生身のダンスと一緒に表現されるために不思議なくらい温かい(日ごろあくまで、広島弁でしゃべるメンバーのフレンドリーな様子も大きく影響しているとは思います)。
ついつい見入ってしまいます。
個人的な好みで言うと、前作?の『Flash』は、振り付けに武術を取り入れていて、武術には武術の、合理的な身のこなしとか、意味とは別のそれなりの美しさがあると思うのですが、ダンスとはちょっと別なのではと言う私の思いがあり(それでもパフュームらしく美しく表現していて挑戦としては面白かった)、ちょっと路線が変わってしまったのかと不安に思ったのですが、『TOKYO GIRL』で、ちゃんと(私好みの)本来の姿?に戻ってくれてよかったです。

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