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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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写真よりイラストのほうがイメージを伝えられることについて(写真とイラストの違い)

[2014年08月14日(Thu)]
先日(もう大分前になってしまいました)、ブログで私は写真の顔出しはしないのに、思いっきりイラストは出していることについて、写真だと知らない人でも認識しやすいのに、イラストだと、直接知っている人はわかるけど、イラストだけ見たのでは、たまたま本人に出会ってもわかりにくいから、というようなことを書きました。

そのことについて少し書いてみたいと思います。

つまり、直接知っている人にとっては、イラストは役に立つ。例えば、名刺交換する場合に名刺にイラストを入れておくと、印象に残りやすいけど、イラストだけ見ても、実際の本人と結びつきにくい。

これはどういうことなのでしょうか。

その前に、顔というのは、私たちにとって、特別なものだということは書いておかないといけないでしょう。

特に目。生まれたばかりの赤ちゃんでも、目が見えるようになるとと必ず目を合わせてきます。そして目が合ったときに見つめなおすと、必ず見つめなおしてきます。

そして、目を中心とした顔の表情というのは、私たちにとって特別な関心事です。それは、複雑な社会生活を行なうことによって成り立っている私たちにとって、コミュニケーションは欠かせないものであり、そのコミュニケーションにとって必要不可欠な感覚(五感)の中で、視覚は最後に来るものでありながら(胎児の状態でも、触覚や聴覚は確実にあり、遅くとも生まれてすぐに味覚や臭覚は発揮されるはずなので)、外界を能動的に認識する感覚であり、それを最初に発揮するのが、自分に近しい他人(母親であることが多い)の顔の表情を読み取ってやり取りをすることであるからです。

視覚が能動的な感覚であると書きましたが、じゃあテレビは能動的なのかというと、そうですねえ、受動的ですよねえ。顔の表情を見ながらやり取りをする中で、表情も育っていくと思うので、やり取りのないテレビなどばかり見ていると、(特に子どもは)表情が豊かにならないかもしれません。

元来は視覚は能動的なのだけど、その情報獲得量の多さを逆利用していろいろなメディアが作られていて、過剰で一方的な情報が与えられ続けると、受動的にならざるを得ない、ということなのでしょうか?

閑話休題。

写真というものは、実際は、光の色と濃淡(濃淡だけだとモノクロ)を写し取るだけです。それが、ある意味、真を写すということなのでしょう。

しかし、私たちは、特に人の顔については、色と濃淡だけを見ているのではなくて、表情を読み取って、その人とコミュニケーションを図ろうとします。

イラストと写真の大きな違い(特に顔を写し取る場合)は何かというと、イラストは、ヒト(イラストレーター)が実際の色と濃淡をそのまま写し取るのでなくて、その中から、表情を抽出(抽象)しようとするところにあるのではないかと思うのです。

だから、イラストの良し悪しがあるにしても、イラストは私たちの脳に、何か響いてくるものがある。直接会ったことのある人のイラストを見たとき、何だか、ああっ、そうそう、こんな感じ、て思うのです。きっと。

これは、実は、人のイラストに限らないような気がします。図鑑などでも、写真より、イラストのほうがわかりやすいという気がすることがありませんか?人がじっくり観察して描いたほうが、よけいな情報がなくてしかも、知りたいところを描いているのでわかりやすいのではないかと思います。

将来、もし、絵を描くロボットが作られたとして、人をどのように描くのかというのは関心のあるところです(ヒトと本当の意味でコミュニケーションが取れるようなロボットが生まれたとすると、そのロボットが描く人の絵というものがどういうものになるのだろうか、と想像すると興味は尽きません)。


追記:イラストがうまい人で、自分の似顔絵が苦手な人というのが結構いるように思います。これって、自分の顔は見すぎてて、抽出が難しくなってしまうって事?

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431_植え残しのピーマン

[2014年08月13日(Wed)]
4月下旬に育苗ポットにタネを植えたピーマンの苗。

140810ピーマンポット植えっぱなし苗140429.JPG

植え残って、人にあげるタイミングも失ってしまって、根が広がれないので小さなまま放置されていた(水やりだけはしていました)ので、生え放題の草を取って、急遽はたけを作り、植えてみることにしました。

草はたくさん生えているので、マルチ資材には事欠きません。

140811ピーマン苗3ヶ月育苗ポット後01.JPG

140811ピーマン苗3ヶ月育苗ポット後02.JPG

タネを植えてから3月以上大きくなれずにいた苗が、大きくなってくれるのか、観察してみたいと思います。

夏だ夏だ、と思っているうちに、すぐ秋になってきて気温も下がってくるので、難しいのかもしれません(苗自体の色味もあまりよくありません)。


追記:「人肌促芽」で芽出しをした西瓜(スイカ)。一番果は早く採ってしまって、味がまだまだでしたが、時期が遅れて出来始めた2番目以降は、7月10日前後に一気に何個かできて大分大きくなってきました。

140812スイカはたけ.JPG

7、8個はありそうです。日数的には8月下旬くらいが採りどきくらいになると思われます。ただ、8月初めに雨が続いたし、今週末からまた天気がぐずつくようのなので、日照時間的には足りないかも。慎重に収穫したいと思っています。

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8月の読むロバの会『奇岩城』

[2014年08月12日(Tue)]
「コーヒーと手仕事 ヒマール」で毎月行われている読書会。

8月は、夏休みということでモーリス・ルブランのルパン・シリーズの代表傑作と言われる『奇岩城』。

140827読書会『奇岩城』.JPG

課題図書を読んで来た人なら誰でも、喫茶1ドリンクの注文で参加できます。

日時 8月27日(水)18時から1時間程度。

予約不要で、小中高生の参加も大歓迎。

私は読書少年ではなかったので、ルパン・シリーズも読んだことはないのですが、懐かしい人も多いのでは?この機会にもう一度読み直してみてはいかがですか?

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430_雨後の人参(ニンジン)の花のあと

[2014年08月12日(Tue)]
8月の最初は、台風の影響で、長雨が続きました。台風一過の一昨日、伸びまくった草取りなどを行っていたら、面白いものを発見。

かわいい花を観賞後、そのままにしていた人参の花。倒れて地面に接していた花に残っていたタネが一斉に発芽しています。

140810ニンジンの芽 長雨の後.JPG

このまま植えてしまうのも手かもしれません。

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わくわく科学SUMMERフェスティバルの準備

[2014年08月11日(Mon)]
台風11号の影響で、出かける用事がなくなってしまったので、こまごまとした用事をすることができた昨日。

あと1週間後の8月17日(日)に迫った「わくわく科学SUMMERフェスティバル」。

ここ数年恒例のお盆の1日を仮説実験授業で楽しむ行事ですが、私は今回は、講座のアシスタントと、長い昼休みに行うものづくりの1コーナーを担当します。

というわけで、工作用紙を切って、材料の準備。子どもたちの楽しんでくれる顔を思い浮かべながらの作業です。

140816わくわく科学フェス準備.JPG

教室は〈ドライアイスで遊ぼう〉〈三態変化〉〈イオンとたべもの〉〈燃焼〉〈力と運動〉〈初めての世界史〉の全6講座7教室。もう受付は終了していますが、若干余裕があるようです。材料の準備の都合がありますので、これから申込みたい人は必ず事前に申し込んで参加してください(市内の小中学校へ配布したチラシをご覧ください)。

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石井啓一郎ファミリーコンサート 140823

[2014年08月11日(Mon)]
毎年この時期開催されているコンサート。

140823石井ファミリーコンサート.JPG

今年は、8月23日(土)14時〜(13時半開場)。

場所は、シンフォニア岩国多目的ホール。

全席自由〔一般=3000円(当日3500円)、高校生以下無料(要事前申し込み)〕

クラシックの名曲と、ちょっと珍しい曲を演奏してくれるので楽しみです。

演奏はもちろん素晴しく、高校生以下は事前申込みすれば無料なので、若い人に是非聞いてもらいたいコンサートです。


追記:私は、啓&啓倶楽部のホームページのブログが好きで時々見るようにしています。2014年6月26日の記事「争議解決30周年」など、日本におけるクラシック音楽の歴史の1面を見るようで興味深い。

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夢トークinやまぐち「わかりあえないことから」平田オリザ講演140808

[2014年08月10日(Sun)]
山口県ひとづくり財団の事業として行われている夢トークinやまぐちの一環で行われた講座。

140808平田オリザ講演.JPG

平田オリザさんの劇は幾つか観たことがあるのですが、本人の話を直接聴いたことがなかったので、休みを取って聴きに行きました。

私自身は演劇が好きなほうです。でも、演劇という分野は芸術の中でも今ではかなりマイナーになっていることも認識はしています。その演劇界においてはかなり有名な平田オリザさんが書いているこの『わかりあえないことから』という本は、一般の人が描いているかもしれない演劇の、絵空事的なイメージとはまったく違って、徹頭徹尾実際的な話で、驚かされます。

最近の若者は、コミュニケーション能力が欠けていると言われていますが、コミュニケーション能力にもいろいろあって、一概には欠けているとは言えず、むしろ能力自体は徐々に上向いているかもしれない。

しかし、それを使う現場が失われてしまっている(少子高齢化もあいまって、せまい周りの人との付き合いばかりで日常生活の中に他者がいないので意識してコミュニケーションする必要がない)ということと、社会に出てしまうと、世界がより身近になっていて、いきなりコミュニケーション能力が要求されるというギャップが激しすぎるという現実。

そして、それを補う地域社会が崩壊しつつあるために、結果として、学校教育がそのことを負わざるを得なくなっているのに、そういう方面での教育改革が進んでいないという現状に対して、他者を身近なところで現出させる演劇という手法が有効であり、それを実践している平田さんの話には説得力があります。

印象に残った話を少しだけ書きます。

まず一つは、今大切なコミュニケーションには、異文化コミュニケーションと、世代間コミュニケーション、ジェンダー(異性間のコミュニケーション)と言われているが、文部科学省は、異文化コミュニケーションを重視しすぎているという話。

異文化コミュニケーションに力を入れているスーパーグローバルハイスクールの成功校では、英語で、例えば臓器移植についてのディベートを行なったりしていてすごいが、そこに平田さんが手伝いに行って、演劇ワークショップでグループ分けをしようとしたら、男女共学校なのにも関わらず、男女が別々にこそこそ話しをして別々のグループになったりする光景が見られ、少子化の世の中にあって、むしろそちら(男女間のコミュニケーション)のほうが大事なのではないかとの話に、私も深く共感します。

平田さんは、基礎教育においては、素晴しいコミュニケーション能力を身につけるというより、昔からいた一部のコミュニケーションが苦手で無口な人でも、挨拶ができるとか、最低限の自己アピールができるようになることのほうが大切だと力説するのにも同感です。

一昔前であれば、そういう人(特に男性)は、研究所にこもる研究者になったり、製造業における職人さんになったりして、それなりに一生を終えることができたのですが、今では、研究室にも女性がやってくるので、女性ともちゃんとコミュニケーションができないといけないし、製造業にも社会的弱者である女性や障害者、外国人労働者なども参入してくる。その場合、無口な職人は、結果として(本人の意図とは別に)古い男性社会における既得権者として振舞うことになるため、それでは困るのだと。

また、(特に金子みすず生誕の地である山口では)「みんな違って、みんないい」などというが、本当は「みんな違って、大変だ」。それでも、なんとかやっていかないといけない、なんとかやっていける人が大切な時代なのだということを次のような実例で示してくれました。

日本では、A、、B、C、D、E、Fの6人のグループがいたとして、最終的にBの意見にまとまったとき、Bが褒め称えられるが、例えば、同じ例でフィンランドでは、Fは何も意見を言わなかったけど、最終的にBの意見に取りまとめるのに大きな役割を果たしたとしたら、Bではなくて、Fが賞賛されるのだという。つまり、現代では、一つの事柄に対して多様な意見や感じ方を持つのは当然で、しかし、時間を決めて、とりあえず、何らかの方向性を出さないといけないという場合が多いので、ただ自分の意見を主張するより、それを取りまとめるコミュニケーション能力が大切なのだということです。

6年前にこのブログで紹介した『子どもの社会力』の中で、今の子どもたちに必要なのは、既にある社会に個人として適応する側面に重きをおいた「社会性」ではなくて、社会的動物ないし社会的存在たるに相応しい人間の資質能力である「社会力」である、という考え方(私も大いに賛同しています)を紹介しましたが、平田さんは、「協調性から社交性へ」という言葉で似たようなことを説明しています。

「平田君は、自分の好きなことは一生懸命、集中して頑張るけれども、どうも協調性に欠けるようです」と小学校1年生から通信簿に書かれていた平田少年が、そのまま長じて劇作家になった。しかし、演劇は集団で行う芸術なので、演劇人には「社交性」はある。「社交性」というと、うわべだけのことだとマイナスイメージでとらえられがちだが、必ずしもそうではなくて、多様な中でみんなとなんとかやっていくための必要最小限の技術だと言うのです。

今回の講演の演題になった新書『わかりあえないことから』は、以前読んだことがあり、最近寝不足気味で長距離の自動車運転をするのが怖いので鈍行列車で行くことにしましたので、岩国から約2時間の車中で読み返し、そして結果として今回の講演は、本人によってその本の要約をしてもらった形だったので、本を3回楽しんだ感じになりました。

個人的にはもう少し新しい話もしてほしかったのですが、200人を集めた講演ですからそのあたりは致し方ないでしょう。それでも、本人から直接話が聞けて、例によってサインをしてもらって少しだけ言葉を交わせたので、私の中により印象が残ったので良しとしましょう。

本にサインしてもらい、さらに2年弱前に観た、5時間42分に及ぶ平田オリザさんを追ったドキュメンタリーフィルム『演劇1』『演劇2』のチラシの裏にもちゃっかりサインをしてもらいました。

140808平田オリザサイン.JPG

平田さんの著書『わかりあえないことから』は、オススメです。

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「オオサンショウウオ学習会」台風のため8月16日に変更!

[2014年08月09日(Sat)]
最近紹介した8月10日(日)開催予定の「オオサンショウウオ学習会」が台風11号接近のため8月16日(土)に日程変更になりました。

日本のオオサンショウウオ研究の第一人者である元安佐動物園副園長で、現在日本オオサンショウウオの会会長の桑原一司さんの講演や、緊急保護しているオオサンショウウオの生体展示などもあります。

錦町まで少し距離がありますが、ちょうどお盆なので、まちから里帰りしている方で時間があれば、郷土に住んでいて自慢できる国の特別天然記念物オオサンショウウオについて学んでみませんか?

ちなみに最近、岩国市では観光関係の情報提供のためにフェイスブックをはじめていて、「来て見て感じていわくに」で検索すると出てきます。岩国市の観光関連の情報は、こちらで確認すると便利かもです。

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429_はたけの花たち13

[2014年08月09日(Sat)]
遅ればせながら、夏野菜の花たちの写真が撮りだまってきたので紹介しましょう(夏野菜の写真は既に記事にしているのですが、「はたけの花たち」シリーズとしては初出ということで)

まずは、茄子(ナス)の花。

140723ナスの花01.JPG

水玉が綺麗だったのでもう一枚。

140723ナスの花03.JPG

ピーマンの花。よく見るとこの花の花びらは7枚です。あまりピーマンの花びらの数を数えたことはなかったのですが、5〜7枚をメインに変化するようです。不思議。

140723ピーマンの花01.JPG

久々に育てているフルーツ鬼灯(ホオズキ)の花。実るのが楽しみ。

140724フルーツホオズキ01.JPG

無花果(イチジク)の蕾。というか、無花果は、一般には実と思われている部分そのものが花なのです。咲いた状態が食べごろ。

140808イチジク.JPG

玉蜀黍(トウモロコシ)の雄花。まっすぐ伸びた真上にできます。最近、この雄花に玉蜀黍の随を食べる虫が付くので(いい匂いがするのでしょう)、早めに取ってやると虫が付きにくいということを知ったので、花粉が出始めたところで切り取って、ほかの雌花に花粉を落とすことにしています。

140808トウモロコシ雄花.JPG

同じく、雌花。このたくさん伸びているヒゲ状の1本1本が実に繋がっているので、そこに花粉がつかないと実らず、歯抜けの実になってしまいます。

140808トウモロコシ雌花.JPG

ミニトマトの花。

140808ミニトマトの花.JPG

亜米利加高三郎(アメリカタカサブロウ)の花。南米原産の帰化植物で、在来種の高三郎(タカサブロウ)と似ているので付けられた名前ですが、同じキク科でも別種だとか。しかも高三郎という名前、思いっきり人の名前なのに、由来がよくわかっていないらしい。

140808アメリカタカサブロウの花.JPG

犬蓼(イヌタデ)の花にカメムシ。いわゆる、アカマンマと呼ばれています。花が咲きかけているところで、蕾の状態の方が赤がきれい。

140808イヌタデとカメムシ.JPG

大荒れ地野菊(オオアレチノギク)の花。帰化植物で、名前のとおり世界の荒地に生存域を広げている野草。母子草や父子草や牛蒡(ゴボウ)のように、閉じたこの状態が花の状態。タネを飛ばすときに開きます(花の部分が黄色だったり、赤かったらある程度目立つのに、白だとどうしても蕾の状態にしか見えない)。

140808オオアレチノギク02.JPG


おまけ:はたけではなくて、岩国の吉香公園で見かけた朝鮮薊(チョウゼンアザミ)の花。私は、初めて見てあまりの大きさにびっくり。朝鮮という名前がついていますが、地中海原産で、花ごとゆがいて食べたりできるそうです。7月初旬に咲いていました。

140710朝鮮あざみ.JPG

140710朝鮮あざみ02.JPG


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mt design contest 2 はじまる

[2014年08月08日(Fri)]
マスキングテープで有名なカモ井加工紙鰍ェ、マスキングテープのデザインコンテストの第2回目の受付を始めました。

[応募期間] 2014年8月1日(金)〜10月31日(金)必着
[応募資格] 年齢、性別、国籍問わず、どなたでも
[応募方法] 郵送のみ。
[賞]※受賞作は全て商品化
最優秀賞(1点) 賞金20万円
優秀賞(3点) 賞金5万円
審査員特別賞(3点) 賞金3万円
[提出物]
・A4用紙横位置出力または原画を提出。
 テープのデザインは天地15o〜30o、幅200o以内の範囲、用紙の中央に配置

その他、詳しくは、カモ井加工紙のホームページで。

カモ井加工紙は、いろんなアーチストとコラボしたマスキングテープを作っています。

8月27日(水)〜9月11日(水)には、銀座にあるクリエーションギャラリーG8で、mt期間限定G8ショップがオープンし、最近岩国市錦町のらかん高原キャンプ場内多目的ホールで出会った天井画を描いた横尾忠則さんとのコラボも実現。

同時に、こういったコンテストを開催して、広く一般の人にもデザインの門戸を広げていて、楽しいです。

私も応募してみたいという気持ちはあるのですが、デザイン力が・・・。


追記:mt期間限定G8ショップのDMが届きました。いつもながら、カモ井加工紙さんのDMは工夫があって楽しい。今回は、A3サイズのチラシが折って送られてきました。

140822〜MT×G8表.JPG

140822〜MT×G8裏.JPG

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寄り道バザール(YORIMICHI BAZAAR)vol.2へ行ってみた 140803

[2014年08月07日(Thu)]
元ロックバンド「銀杏BOYZ」のギタリストで、東日本大震災などをきっかけに奥さんの祖母が住む周防大島の和佐に移住してきた中村さんたちが開催した音楽イベント。

周防大島町は金魚のような形をしていて、会場となった和佐は、金魚の尻尾にあたるあたりなので、かなり端っこのほうになります。

1949年に住民手作りで建設された和佐公民館は、かつて島で有数の芝居小屋だったと言うだけあって、バルコニー席などもある面白いつくりの公民館。1階の舞台の反対側には厨房もあるので、食事も提供できるようになっていて、実際、Iターンの若手シェフや地元婦人部による飲食が提供され、飲食も楽しみながらコンサートを楽しめる趣向。

140803寄り道バザール02.JPG

140803寄り道バザール01.JPG

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出し物は、二階堂和美さんとキセルの2ステージ。

開演少し前の、私の席からの眺め。

140803寄り道バザール05.JPG

二階堂さんは、実家のお寺を継ぐために岩国市の隣の大竹市に帰ってきたものの、音楽活動も継続していて、最近ではスタジオジブリの映画『かぐや姫の物語』の主題歌を提供するなど活躍しています。私は、生のステージをはじめて観させてもらいました。なかなかのエンターテイナー。演歌や歌謡曲も好きだとのことで、存分に歌い、不思議な魅力のオリジナル曲も聴かせてくれました。

兄弟ユニット「キセル」を聴くのも私ははじめて。ベースとギターをメインにリズムボックスなどを活用したり、ミュージックソーなどを使って、独特の世界を醸し出していて、こちらもなかなか楽しい。

チケットは事前に売り切れて満員御礼。私はカキ氷や摘果ミカンを使ったドリンク、自家製ソーセージなどとともにコンサートを楽しみました。

140803寄り道バザール04.JPG

私がチケットを買った岩国のコーヒーと手仕事“ヒマール”さんも実行委員になっていたようで、チケットもぎりや出店で活躍していました。

なかなかいい雰囲気のイベントでした。

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里山ひよじ村の泥落とし140803

[2014年08月07日(Thu)]
昔、田んぼを共同作業で行っていた頃は、田植えが終わると「泥落とし」と言ってみんなで飲み食いすることが行われていたようです(本来は7月はじめの半夏生の頃?)。

私が今年ちょっとだけ参加している里山ひよじ村でも、田植えと最初の草取りがひと段落したので、「泥落とし」をしようということになったので、私も参加することにしました。

遠くの台風の影響で前日はかなり激しい雨が降り、当日の8月3日も曇り気味で、親子参加がなくなり、結果として青年やおじさんたちの会となりました。

バーベキューがメインでしたが、料理が上手な助っ人も参加したので、おはぎやみたらし団子、蒸しナスのごまみそ和え、デザートにフルーツポンチなど豪華な食事。

メインのバーベキューにも差し入れの野菜や、祝島から、魚や放し飼いの豚肉なども送られてきて、広島に出かけていた祝島へ帰る若者もタイミングよく立ち寄ってくれたりと賑やか。

私は、次の用事があって、昼過ぎに帰らなければならなくて、後ろ髪引かれる思いでその場をあとにしました。

共同作業がひと段落して、みんなで飲み食いするというのは、本当に楽しいものです。


追記:このところ台風の影響でずっと雨模様で、昨日の朝早く、岩国の一部で大変な(1時間で100o超え)集中豪雨が降りました。幸い私の住んでる近くは大丈夫でしたが、市内何箇所かで冠水や崖崩れなどの被害がありました。まだ台風が近づきつつあるところで心配です。
ちなみに、昨日の朝の錦帯橋。なかり水位が上がっていました。日頃は、橋脚が完全に見えています。
140806錦帯橋ブログ用.JPG


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428_はたけの虫たち18_番外編(オコゼの突然死)

[2014年08月06日(Wed)]
刺蛾(イラガ)の幼虫を、私の住んでいるところではオコゼと呼んだりします。ずんぐりとした姿と、毒を持つトゲから来ているのだと思います。

毎年庭木に大量発生して、枝ごと切り取って駆除するようにしています。何しろこの毛虫の毒は見た目の通り強力で、気づかずに刺されてしまうと、最悪の場合とびひして全身がかぶれのようになってしまいます(直ぐに刺された場所を十分水で洗い流して、市販の強力な虫刺され軟膏を塗ると大概はおさまってくれますので、とにかく早く処置をするのが肝心です)。

140719おこぜ02.JPG

それだけ強烈な虫なので、さぞかし生命力が強いのだろうというイメージを抱きますが、観察してみると、突然死している個体をよく見かけます。

こんな感じです。

140719おこぜ01.JPG

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大きくなっても、こんなふうに死んでしまっている個体を見かけます。

140801毛虫の死.JPG

私には理由がよくわからないので、謎です。しかし、結構こういう状態をよく見かけるので、案外ちょっとしたことが原因で、あっけなく死んでしまうのではないかと思います。

もともと殺虫剤などを使う気はないのですが、こういう姿を見ていると、ますます殺虫剤を使ってまで駆除する気は起こらないので、いつも手で駆除します。


追記:おまけに、うちのはたけの昨日の収穫を。

140805の野菜.JPG

例年は真夏には茄子(ナス)はくたびれて休憩中で実がならないのですが、今年は、タネから育てて、成長が遅めなせいか、やっと収穫がはじまって、まだ元気です。台風の影響による長雨で、水分過多でミニトマトが割れてしまうのが残念。

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「風のまつり」に初めて行ってみた140802

[2014年08月05日(Tue)]
毎年7月下旬に岩国市錦町らかん高原キャンプ場で開催される「風のまつり」。もう今回で16回目。8回目くらいから今の会場で行われているようで、行ってみたいと思いながら、ほかの行事と重なって行きそびれていたのですが、ようやく行くことができました。

今年は、7月31日から8月3日にかけての4日間開催で、私が行ったのは3日目の8月2日のみ。

予想通り、というか、予想以上にゆるゆる感溢れるいいおまつりです。

会場に着いたのは、お昼の12時くらい。森のステージでライブが始まったところです。キャンプファイヤーのスペースで炎がゆらめくのを見ながらステージを楽しむことができます。周りにはテントで思い思いの出店(オーガニックな料理やアクセサリー、古着などなど)。お昼ごはんはトマトパスタにしました。

140802風のまつり01.JPG

そうこうしているうちに、だんだん雨脚が激しくなってきて、大雨になりました。聞けば、前の日も突風と雨で大変だったとのこと。

会場入口の受付もこんな様子。

140802風のまつり02.JPG

標高が高めなので、真夏だというのに寒い。うけつけの近くに出店していた移動ピザ屋のテントで雨宿りをさせてもらったのですが、上着を持ってきていなかったので、窯で暖をとらないと凍えるほど(少しだけやんだ雨の合間に1枚だけ焼いたピザが、雨のために引き取り手が見つからなかったので、私が買い取って、雨宿りしている人で美味しくシェアしました)。

140802風のまつり03.JPG

野外ステージイベントもできないし、テントのお店も営業できないような状態なので、あきらめて帰ろうかと思っていたところ、交流センターという建物の中でライブは行うという声が聞こえてきたので行ってみることに。

食堂と、多目的ホールがライブ会場になっていて、さながらディスコ(古っ!)状態。とてもよかった2グループを紹介します。

一つ目は、「ラビラビ(RaBiRaBi)」。打楽器2人と声の3人組ユニット。名前だけ聞いたことがあって聴いてみたかったアーティストです。グラフィックデザインの分野では有名な横尾忠則さん(神戸市には横尾忠則現代美術館もある)の天井画のある20メートル四方くらいの多目的ホールが特設会場になり、それはそれは濃いライブ空間が創出されました。

横尾忠則さんの天井画。

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そして、舞台の演出に使われたキャンドルと天井をを床から見上げるの図。

140802風のまつり05.JPG

オリジナル打楽器も加えた2人分の打楽器セットは、音響設備なし。声はさすがにマイクと簡易な感じの(だけど、音が繰り返すようなエフェクトをかけることができる)小さなアンプ付スピーカーを使っていましたが、その電源は、全国をツアーで回る間に太陽電池で充電したバイクのバッテリーというこだわりよう。

会場の一体感が半端ない。

140802風のまつり07.JPG

もう一つは、ギター&ヴォーカル、ベース&コーラス、ドラム&コーラスの女性3人組「ズクナシ」。夕方あった「ラビラビ」のライブ終了後帰ろうと思って、CDを買ってサインをもらいながら話をしていたら、「ズクナシ」もいいよ、と話してくれたので急遽夜まで残ることに。多目的ホールの隣の食堂が会場。

もともとは、もう一人キーボードの女性がいたのだけど訳あって今年から3人のユニットになったそう。

「ズクナシ」は、最高のステージライブパフォーマーです。3人がキラキラのスパンコール付きのお揃いの舞台衣装で、ギター&ヴォーカルの笑いを取りながらぐいぐい引っ張っていくしゃべりと、音量豊かで渋いヴォーカル。時にコミカルに、時にソウルフルに聞かせてくれます。打楽器好きの私としては、切れのあるパフォーマンスのドラムもいい感じ。

基本はオリジナル曲でしたが、サッチモことルイ・アームストロングが歌ったことで有名な「What a Wonderful World」のアレンジカバーは、聴かせました(というか、この歌を聴かせる歌唱力がなかなかすごい)。

「What a Wonderful World(この素晴しい世界)」は、1968年当時のベトナム戦争を皮肉って作られた歌だったように思います。「ズクナシ」ももちろん、今の日本の現状を皮肉って歌ってくれたのです。

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結局夜の9時半まで居てしまい、満足感一杯で山を降りました。

ちょっとコアな感じで好みが分かれると思いますが、私は、日程が合えば今度は、テント泊で参加したいイベントです。

多分今回は全日程を通して台風の影響の雨にかなり降られているはずで、ほとんどの参加者がテント泊なのに、中止せず行なわれたのだと思います。恐るべし。

雨に濡れてよれよれになった当日パンフ

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2014仮説実験授業研究会夏の全国合宿研究会山口大会_参加記04「実行委員としての私の役割」

[2014年08月04日(Mon)]
実行委員としての今回の私の役割は、印刷機(リソグラフという簡易印刷機を2台借りて、大会期間中にA3からB5までの用紙を約4万枚、インク6本、マスター4本を使いました)やホワイトボードの手配、宅急便の手配(そして、実はもう一つ大きな役割があったのですが、結果としては、その役はなくなりました)。

というわけで、資料の袋詰めや、資料一覧の印刷、分科会会場案内などの貼り出しなどの雑事を少しやりながら、実行委員でありながら、分科会にも参加させてもらい、大会を十分に楽しませてもらいました。

最終的に会場であるホテルの片づけがすんで、実行委員+αで最後の昼食会を開いたとき、実行委員長が挨拶で涙ぐんでしまったのには、思わずもらい泣きをしてしまいました。大の大人が、悲しいことでなく、うれしくて感極まって泣くというのはステキなことだと思います。

通常は、地元の受け入れサークルが中心になって実行委員会を結成して大会を開催するのですが、今回は、大会をやりたい人が実行委員長になって、それをサポートする形で地元の山口県の2つのサークルをはじめとして全国から実行委員が集まって実現しました。

なので、実際にリアルに集まって開催された実行委員会は2度だけ。それでも、やりたい人がやりたいようにやるというスタイル(参加者の目的意識が比較的はっきりしているので、全体として過剰なサービスは要求しない)なので大きな不満も聞かれず3日間の400人規模の全国大会が実施できるこの会のよさを実感する大会でした。

これでとりあえず、仮説実験授業研究会の夏の全国合宿研究会の簡単な私的報告を終わります(書けばもっといろいろあるのですが、こんな会もあるんだという例示として書いているので)。

おまけ:今回の大会で、いいなと思った趣向を紹介。
全国から集まるので、事前に呼びかけて、それぞれが住んでいる場所のお菓子を持ってきてもらい、大会の最初はテーブルに展示だけしてみてもらい、大会二日目に一斉にみんなに食べてもらうようにしました。これはなかなか楽しい。実行委員長の発案だったのだと思います。

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噂のブロッコリグリルに行ってみた

[2014年08月03日(Sun)]
2014年8月1日、岩国駅に近い麻里布第三街区公園(通称:ハト公園)に面した2階に、昼はハンバーガー、サンドウィッチ、夜はガッツリ系お肉料理のブロッコリグリルが開店しました。

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噂、と言っても、実は知り合いのお店なので、これから書く事は若干ひいき目かも。

でも、実際かなり美味しいので、試してみる価値はかなりあります。

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入口のスライドドアの取っ手が、配管風?

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昼間のハンバーガーはまだ食べていないので、夜のメニューだけ少し紹介しましょう。というか、1回で全品制覇できはしません。

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まずは、自家製粗挽きソーセージ。切ると肉汁が溢れ出してくるので、下のポテトでしっかり受けて、楽しめます。

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牛赤身肉のステーキ。シンプルで肉の旨みがしっかり。

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鮮魚のセビーチェ。鮮魚のマリネといいう感じで、セビーチェというのは、カルパッチョより漬け込んでいるものなのでしょう。

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ペンネ・アラビアータ。トマト感が好ましい。

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ナスとニンニク、バルサミコ ソテー。ニンニクとバルサミコ酢の相性がいい。

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上ミノとししとうのフリット。要するに天ぷらなのですが、上ミノの天ぷらって美味しいですね。

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意外なところで、セロリーのピクルスがなかなかいけます。漬物が上手。

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飲み物はビールしか飲まなかったのですが、サッポロの黒ラベルという渋い選択に加えて、肉料理に相性ぴったりのブルックリン・ラガーと、バレンシアオレンジピールとコリアンダーシードを使って爽やかなブルー・ムーンがあります。

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デザートのベルギー産チョコアイスも美味しい。

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昼間のハンバーガーを食べた人によると、こちらも絶品らしい。

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2014仮説実験授業研究会夏の全国合宿研究会山口大会_参加記03「ナイター参加」

[2014年08月02日(Sat)]
仮説実験授業研究会の研究会の特徴は、昼間に行なわれる分科会とは別に、「ナイター」と呼ばれる夜間の分科会が開催されることです。

内容は、一つの授業プランについて、少し突っ込んで検討を行なったり、子どもたちの喜ぶものづくりを実際に体験する講座だったり、楽しい実験を見るものだったり、教師の悩みを話しあうコーナーだったり、新入会員を歓迎する会であったり、本当にいろいろです(一晩に20近くのナイターが行われますので、体がひとつでは足りません)。

私は、初日の夜はまず、「ツインテーパードビー玉万華鏡作り」に参加。鏡面のあるブラスチック板を加工した部品と、筒、ビー玉などを使った手作り万華鏡キットを使って、実際に作ってみるというもの。2つの形の違った万華鏡を入れて作ります。

完成品。包装紙もそれらしいものがセットされています。

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向ける方向によって色が変わります。色とりどりのものを見るほどきれい。

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非常に簡単で、しかも安価にできます。それも、キットの製作者が鏡面のあるプラスチック板を業者から直接買って自分で加工してくれるから可能になることで、子どもたちの喜ぶ顔を思い浮かべると、そういう手間をいとわない人が多いこの会ならではのことです。秋に、わくわく科学クラブの合間に、参加している子どもたちに作ってもらおうと思ってより簡単なセットを購入。こういったものづくりは、見ているだけと、実際に作ってみるのでは感じが全然違うので、体験できる機会があるというのは貴重です。

その後、授業プラン<いろいろなドングリ>の検討会に参加。しかし、万華鏡作りに参加していたので、検討会自体は終了していて、数人残って話していたいたところに参加し。資料をもらって、概略を聞いたりしました。ドングリの分類を通して、分類するとはどういうことかと、分けることがわかることにつながるとかいった大きなテーマにつながっているもので、完成が楽しみです。

2日目の夜には、「真空砲の実験」に参加。真空ポンプを使って、真空を作り、そこに空気が入る勢いを使ってピンポン玉を飛ばすというもので、かなり衝撃的な面白さ。ただ、面白いだけでなく、その原理を使って1800年代にイギリスで半年間ほど列車が走っていたことなどをちゃんと調べてあって、興味が尽きません。

そのあと、前の記事で紹介した微小発泡スチロール球を使った粘土「びーずる」を使って実際に小物やランプシェードを作る教室を少し見学しました。

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「中通りあそ歩 あったらいいなこんな街〜未来の街づくりマップを作ろう〜」

[2014年08月01日(Fri)]
岩国市の中心市街地にある中通商店街を探検して、商店街の面白いものを発見したり、どんなものがあったらいいか、など考えて発表する行事が行われます。

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日時 2014年8月8日(金)9時半〜16時
場所 岩国駅前中通商店街(午前)→介護老人福祉施設ヴィータ内 地域交流センター(午後)
対象 小学3〜6年生親子
定員 20組
参加無料 昼食、飲み物、帽子など
申込・問合せ いわくに市民活動支援センター(電話0827-44-0288、メール:shien@sky.icn-tv.ne.jp )

ワークショップ形式で楽しく学べ、夏休みの自由研究の題材にも使えると思います。まだ若干余裕があるようですので是非。

追記:今回の行事の講師が知り合いなので、お手伝いを頼まれたのですが、すでに当日は山口県のセミナーパークで開催される劇作家・演出家 平田オリザさん(以前このブログで作品や著作、ドキュメンタリーフィルムなどを取り上げています)の講演「わかりあえないことから」を聴きに行くことにしていますので、残念ながら行くことができません。ちなみに平田オリザさんの講演は、事前申込で定員いっぱいになっているので飛び込み参加はできないようです。

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2014仮説実験授業研究会夏の全国合宿研究会山口大会_参加記02「参加した分科会で印象に残った発表」

[2014年08月01日(Fri)]
「ものづくり」「算数・数学」「生物」の3つの分科会に、全部ではないのですが(自分の発表+α)参加してみて、特に印象に残った発表について、2つだけ書いてみたいと思います。

「ものづくり」分科会で最も印象に残ったのは、「びーずる」という極小発泡スチロール球と接着剤がまざった粘土です。

発泡スチロール球なので軽く、意外と手にも粘つかないので取扱も容易で、形成も簡単。普通の粘土と違って、一旦乾いた部分にも重ねてつけることができるという優れもの。

大雑把なものもできるし、細かなものもでき、出来上がり品に適度な柔軟性があります。

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軽いので、ストローの蛇腹の部分を活用して、関節部分を動かすことの出来るロボットのようなものもできます。

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夜間の体験教室で、ランプシェードを作っているところを覗き見したら、粘土をビニール袋に入れて麺棒で平たく伸ばし、小さな風船に貼り付けて、手でもみながら伸ばしていくと薄くきれいに形成でき、1日置いて乾いたら風船の空気を抜いて除けば完成という手軽さ。

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売り場でも販売していました。
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「生物」分科会では、水生昆虫の授業プランが印象に残りました。何より、実際の水生昆虫を水槽に入れて持ってきてくれていて、田舎に住んでいる私は子どもの頃見たものがほとんどだったのですが、ゲンゴロウの幼虫というのは初めてみて、そのおどろおどろさにびっくり。

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錦川のオオサンショウウオ学習会〜緊急保護個体のその後〜

[2014年08月01日(Fri)]
このブログでも、2年前に岩国市の錦町で、日本オオサンショウウオの会の大会が開催されたことを書きましたが、調べてみると、「錦川オオサンショウウオの会」が発足したのが2011年6月のことで、その1年後に日本オオサンショウウオの会の大会が錦町で行われたわけです。

そのときに開催された観察会で、痩せて危機的状況にあった個体が発見され、岩国市教育委員会で保護しています。

今回は、そういった保護の状況や、オオサンショウウオの生態や魅力などについて勉強する会が開催されます。

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日時 2014年8月10日(日)16日(土)10時〜11時半(入場無料)
場所 錦ふるさとセンター 大ホール(岩国市錦町広瀬1125)
内容 講演「オオサンショウウオの生態と魅力」
     日本オオサンショウウオの会 会長 桑原一司さん
   講演「錦川とオオサンショウウオについて」
     錦川オオサンショウウオの会 会長代表 白井啓二さん
   報告「錦川のオオサンショウウオ緊急保護について」
     オオサンショウウオ緊急保護飼育員 広兼健さん
   その他、パネル展示や保護されているオオサンショウウオの展示

1952(昭和27)年に国指定特別天然記念物に指定されたオオサンショウウオは、中国山地一帯、近畿地方の山間部、愛知県、三重県、岐阜県、九州の一部に生息が確認されていて、錦町は生存が確認されている場所としては本州最西端。

貴重なオオサンショウウオを間近に見ることができて、学ぶことができる機会です。

夏休みのこの時期、家族で、錦川清流線に乗って小旅行がてら参加するのはいかがでしょう?会場の錦ふるさとセンターへは、錦川清流線の終点錦町駅から徒歩十数分ですから、岩国駅発8時33分発、錦町駅9時41分着でも間に合います。

オオサンショウウオは、その小さな目、かわいらしい手足、体型、どこをとってもそのものがゆるキャラ(実際にエサを食べるときはその大きな口をあけて結構素早く動くらしく、噛まれると危険とのこと)ですよね。こんな大きな両生類がいること自体が不思議です。

ちなみに、8月16日には夜間観察会が開催されますが、こちらはすでに定員いっぱいになってるようです。


追記:余計なお世話ですが、錦川清流線を使ったオススメプランを考えてみました。

錦川清流線 8時33分岩国駅発→9時41分錦町駅着
徒歩で、錦ふるさとセンターへ
    10時〜11時半 「錦川のオオサンショウウオ学習会参加」
徒歩で、広瀬商店街を散策しながら錦川清流線の錦町駅へ
とことこトレイン 12時30分〜13時10分雙津峡温泉着
昼食とお風呂
とことこトレイン 15時〜15時40分錦町駅着
錦川清流線 16時05分錦町駅→17時15分岩国駅着

錦川清流線の途中の駅で、自動車を駐車しやすいところに駐車して少し短めに清流線を楽しむのも可ですし、広瀬商店街の「つみ菜cafeしろかね屋」の錦町で採れる山菜を使ったつみ菜うどんセットを食べてから、とことこトレインで雙津峡温泉に入りに行くという手もあります。
 料金、時間などは、錦川清流線のホームページなどで確認してください。

緊急追記2:上記の行事は、台風11号接近のため、急遽16日(土)に変更になりました。

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