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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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『きっとここが帰る場所』

[2012年08月19日(Sun)]
『きっとここが帰る場所』(2011年、イタリア=フランス=アイルランド合作映画、監督:パオロ・ソレンティーノ、出演:ショーン・ペンほか)

1208きっとここが帰る場所パンフ.JPG

かつて全盛を誇っていたが今は落ちぶれているロックスターが、疎遠だった父の死をきっかけに、彼が追っていたナチの残党を追うという、ちょっとぶっ飛んだコンセプトが織り成す、不思議で美しく、かつそこはかとなくコミカルな映画。

ペンさんの演技があまりに自然(という言葉が適切かどうかわかならい)で、あとで思い返して、あそこは笑えるシーンだったのだと思えることもあったりと、じわじわくるような、なかなか味わいのある作品です。

ナチの残党を追う(追う、というのもこの映画ではあまり適切な表現ではない)後半からは、ロードムービーなのですね(最近見た3作は、なぜかすべてロードムービー)。

残念ながら、広島での上映は8月17日で終了しています。


308_カボチャの実のグラディエーション

[2012年08月18日(Sat)]
カボチャが元気で、次々に実が成りつつあります。

カボチャの実の色がどんどん変化していくのを見るのが好き、と書きました。今なら、いろいろな状態の実が同時にあるので、数分にして、その変化を見ることができます。

まず蕾。カボチャは雄花と雌花があり、雌花の下には最初から小さな実が付いています。薄緑の茎と同じような薄緑色の小さな実の先の蕾がだんだん大きくなってきて、

12081502カボチャ蕾.JPG

12081503カボチャ蕾ほころびかけ.JPG

花が咲きます。まず雌花、

12081604カボチャ雌花.JPG

雄花もまったく似たような花が咲き、その辺りにいるミツバチが受粉してくれています。

12081601カボチャ雄花.JPG

花はそのうちに枯れて取れて、実はだんだん大きくなります。そのとき、いったん色は薄くなります。

12081504カボチャ花とれかけ.JPG

12081505カボチャ花とれかけ2.JPG

うまく受粉しないと、実の赤ちゃんは黒いカビが生えてそのまま腐ってしまいます。

12081603カボチャ雌花未受精.JPG

しばらく同じ淡い色のまま大きくなっていき、

12081506カボチャ花とれかけ3.JPG

12081507カボチャ緑最初.JPG

かなり大きくなったところで緑がだんだん濃くなってきます。途中の初々しい緑色がとてもきれい。

12081508カボチャ緑2.JPG

12081509カボチャ緑3.JPG

1日で、結構色は変化していきます。

12081602カボチャの実緑4.JPG

そして、お店に並んでいるような濃い緑色になります。

12081510カボチャ完成.JPG

咲いている雌花が最初見当たらなかったので、撮影には2日(と言っても、朝の数分ずつ2回ということですけど)かかりました。

ちなみに、どのあたりで収穫すればいいかという収穫時期については、2008年8月20日の記事「64カボチャの収穫時期」をご覧ください。


『星の旅人たち』

[2012年08月17日(Fri)]
『星の旅人たち』(2010年、アメリカ・スペイン合作映画、監督・脚本・製作:エミリオ・エステヴェス、出演:マーティン・シーンほか)

1208星の旅人たち.JPG

フランスのサン・ジャン・ピエ・ド・ポーからスペインのサンディアゴ・デ・コンポステーラまでの800キロの巡礼の道をひたすら歩く、文字通りロードムービー(だと思う)。

スペインの田舎道とそこに広がる風景、古い街や教会が堪能できます。自分の中に収めにくい何かを自分のどこかに落ち着かせるには、ただ、時間が必要だったりするんだよね。というお話?(まとめちゃうと、つまんない)

道標に付けられている、青地に黄色い放射線状の線が書かれたマークのようなものがとてもかわいくて気に入りました。

広島のサロンシネマは100席の小さな映画館ですが、それでも、久々に結構席が埋まっていてびっくり。巡礼の旅って結構人気があるのかも(8月31日まで)。


307_トウモロコシの収穫

[2012年08月17日(Fri)]
採りたてを焼くととてもおいしいので、毎年作ってしまうトウモロコシ。

しかし、よほどおいしいのでしょう。茎や実にいも虫(通称ずいむしといいます。また今度はたけの虫シリーズで紹介します)がついて食べられてしまって台無しになることがよくあります(農薬を一切使わないので)。

120815トウモロコシ.JPG

今回は、虫にも食べられたのもあり、さらに育ちもあまりよくなくてあまり大きくなりませんでした。
でも味はおいしかったです。写真は、比較的できのよかったものです。

120815トウモロコシ2.JPG


美しい夕焼け

[2012年08月16日(Thu)]
仕事から車で帰っていたら、空があまりにきれいなので途中の漁港と公園で少しの時間、写真を撮ってしまいました。

岩国はちょうど海が東側に面しているので、日の出がきれいに見えます。そして、夕焼けもきれいに見えることがあります。

120816001夕焼け.JPG

夕焼けというと普通は、日が沈んだ西方向というイメージがあると思いますが、実は東側もこんなになることがあるのです。

120816002夕焼け.JPG

時間の流れ通り並べているので、注意してみるとだんだん太陽の光が当たっている部分が上に上がっているのがわかります。

120816003夕焼け.JPG

どういう光の加減か、真ん中左寄りの島を中心にV字形になっています。
右側の海の赤い照り返しは、真後ろにあるもう見えない太陽の光を右上の雲が受けて、その雲の光を海面が受けて光っているのです。

120816004夕焼け.JPG

もう、下側の横に並んでいるもくもくした雲には太陽の光があたっていないので赤くありません。

120816005夕焼け.JPG

そして、帰ろうと振り向くと、西側の空もきれい。

120816006夕焼け.JPG

撮影機材:オリンパスTG-1


306_雨が苦手なミニトマト

[2012年08月16日(Thu)]
もともと雨の少ない地方が原産のトマトは、雨が少なくても、地中にしっかり根を張って育っていきます。そしてそのほうが、実も糖度が高くなっておいしい。

逆に、実ってきた実に雨が当たりすぎると、こんな感じで実割れが起きてしまいます。

120815ミニトマト雨.JPG

120815ミニトマト雨 (2).JPG

普通のトマトでも同じで、時々トマトやミニトマトの苗の上にビニールの屋根をつけているはたけを見かけることがあると思います。

これは、水分過多にならないように、ということと、雨によって実割れが起きないようにという2つの目的があるのです(水分過多にならないように、という目的に気付いていない人もいるようですが)。

ビニールハウスというものについて、暖かくするためだけと思っている人もいますが、実は水分の調整ができる(水の撒き方を思い通りにできる)ということも大きかったりするようです。


305_これも水孔からの出水でしょう

[2012年08月16日(Thu)]
この数日は久々の雨で、水撒きはしなくていいのですが、少し前までの朝、はたけの水播きをしていると、サトイモの葉に結構な量の水がたまっていました。何日か前の日照り続き中の写真なので、雨水ではありません。朝露も含まれて入るのでしょうが、やはり主には葉の先端部分にある水孔から出たものだと思われます(葉っぱが大きいので、出る量も多い)。

120808サトイモの朝露1.JPG

もともとが、湿地帯に生育しているサトイモは、どんどん水を吸い上げて、結構たくさんの量の水を水孔から排出することにより、体内の水を循環させているのでしょう(私たちが、尿を排出するように)。

水を循環させるという意味では、たとえ水が少ない状況になったとしても、排出を止めることができないのでしょう。

水撒きをサボっていた時期があったので、うちのサトイモたちはちょっと元気がありません。

120808里芋の朝露2.JPG

この2、3日、雨がよく降っているので、元気になってくれると思います(反対に乾燥気候が好きなトマトやピーマン、トウガラシなどにとってはあまり好ましくはないのですが)。


『独立国家の作り方』

[2012年08月15日(Wed)]
『独立国家の作り方』(坂口恭平著、講談社現代新書、2012年)

1206独立国家の作り方.JPG

今は夏休み中で放送はありませんが、毎朝楽しみにしているNHKの朝8時からのラジオ番組「すっぴん!」で、夏休み前最終日7月20日にゲストとしてインタビューを受けた坂口さんが書いた本(私は通勤時間帯に聴いている「チーム8時20分」のメンバーで8時20分までのリスナーなので、坂口さんのインタビューは聴けなかったのですが)。

同じタイミングで買っていたこの本、かなり楽しいです。

とかく私たちは、規制の枠組みにとらわれてしまって、その枠を壊さないと何々ができないとか、こういう枠組みがあるからこれこれが難しいだとか、言い訳を考えてしまいがちなのですが、既存のものはそれとしてそのまま置いておいてもできることが結構あるのだということ感じさせてくれます。

著者である坂口さんは、建築家でありながら、いわゆる普通の建築物は建てたことがないかわりに?独立国家の中に独立国家をつくってしまいました。

想像力のたまもの的な国家なのですが、それが人々の頭の中にあるだけでなく、実体をもってしまっているところがすごい。

具体的には、例えば、2012年5月11日に樹立した新政府の首相官邸(熊本で築80年の古民家を賃借)を「ゼロセンター」と名付け、タダで東日本から逃れてくる人たちの避難所とし、1か月でのべ100人以上が宿泊し、約60人が何の縁もない熊本へ移住した。やったことは、避難を呼びかけて、「0円で泊まっていいですよ。移住の方法を一緒に考えましょう」と伝えただけ。

その後、福島の子ども50人を無料で熊本に3週間招待するという「0円サマーキャンプ計画」を立ち上げたら、支援者からのお金も集まり、実現してしまっています。

今の世の中、システムが複雑になりすぎて、それがなんとかうまくいっている部分があって、個人が、目に見える形で活躍できる場というものがないような閉塞感が漂っています。

しかし、同時に、成熟した社会でもあって、自分の思いにぴったりくるものがあれば、そこに惜しみなく自分の財や身体を投資する人も少なからずいるのではないかとも思うのです。

坂口さんの取組みに共感する人が多かったりするのは、そういうことなのかなと。

坂口さんがしきりに書いている、「態度経済」(態度で、直接的に人や情報と接することによって動いていく経済?)という考え方や、自分を開いていって、結果として公共になっていく「プライベートパブリック」という考え方も面白い。

いずれにしても、新しい選択肢を開拓している人がいることは、それを知るだけでも生き方の幅が広がるようで楽しい。


マステデコ教室の見本作り

[2012年08月14日(Tue)]
岩国市由宇町のエムグラデーションで行うマスキングテープを使った夏休み教室の例を作ってみました。

私はどちらかというと、普通は抽象的な感じで作るので、具象的なものにチャレンジ。夏なので、表紙が「昼の海」、裏表紙(どちらが表でどちらが裏ということもないのですが)が「夜の森」ってテーマ。マスキングテープは、紙に貼ってクラフトパンチしたもの以外はすべて手でちぎっています。

120822用デコ例.JPG

昼の海は、マスキングテープを製造しているカモ井加工紙鰍フホームページで見かけたマステマニアの方のアイデア(台紙に青系のマステで海を作って、魚のシールシートを添えて子どもたちに好きな位置に貼って遊んでもらおうというもの)がとても素敵だったので借用させてもらいました.。

120822用デコ例表昼海.JPG

120822用デコ例夜森.JPG

マステデコ教室は、8月22日(水)9:30〜10:50と11:00〜12:20の2回。

今岩国徴古館に展示してある50本くらいを除いた150本くらいのマスキングテープや折り紙、ストーンなどで自由にノートの表紙を飾ってもらいます。

申し込みや問い合わせなどは、エムグラデーションのブログ(「楽天ブログ 岩国 エムグラ」で検索してください。7月22日の記事「夏休み教室 参加者募集」に募集についてとデコ例が掲載されています)にて。


『花』

[2012年08月13日(Mon)]
『花』(日本映画、2003年、監督:西谷真一、出演:大沢たかお、柄本明、牧瀬里穂ほか)

何げに、レンタルしてみてしまった映画。

典型的なロードムービー。休みもろくにとれずに働き続けていていた老弁護士が、長年手がけた事件に片が付いたところで、あるものをもらいに行くために東京から鹿児島への旅に出る。自動車で、しかも高速道路を使わずに。

その運転手としてたまたまアルバイトで雇われた、ある理由で仕事を辞めたばかりの若者。2人の旅は、老弁護士の新婚旅行をたどりながら、淡々と進んでいき、ちょっとしたエピソードとともに少しずつ何かが解きほぐされていく。

撮影もほぼ順番に進められたらしく、とても自然な感じの流れが好ましい。

背景に時折流れる音楽も、クラシックギターでは有名なギタリストの村治佳織さんのギターだけという渋さもいい。

原作は、金城一紀さん。私のとても好きな映画『GO』(2001年、日本映画、監督:行定勲、俳優:窪塚洋介、山崎努、大竹しのぶ、柴咲コウほか)の原作者でもあるので、ちょっと気になったのです。


304_くたびれたキュウリ

[2012年08月13日(Mon)]
何十本か収穫を終えたキュウリが、もう限界。

よく考えると、終わってきたキュウリの写真というものを撮っていなかったような気がするので、撮ってみました。

120809くたびれキュウリ.JPG

全体的にくたびれてきて、水が回らなくなってくるのでしょう。こんな感じのしょぼくれた実になってきて全体的に枯れてきます。

うまい具合につくる人は、タネや苗を時期をずらして植えて、最初に植えた苗がこういう状態になった時にちょうど次の苗が実り始めるようにするのですが、ずぼらな私はなかなかそういうふうにできません。


2012わくわく科学 SUMMER フェスティバル 報告

[2012年08月12日(Sun)]
本日、岩国市中央公民館で、わくわく科学 SUMMER フェスティバルが開催され、年代に分けた8つの授業と物づくりが行われ、合計100人以上の参加でにぎわいました。

私は、低学年対象の授業<自由電子が見えたなら>(仮説実験授業の中では定番中の定番)のアシスタントと、紙ブーメランづくりの講師として参加。

授業は、金属の特徴である自由電子についていろいろな実験を行うもので、午前2時間、午後1時間半(それでも、3部構成の2部の途中までしかできませんでしたが)みっちり。講師はベテランで適度な丁寧さの授業運びなので、私は安心して授業の進行を手助けすることに集中できたし、授業の進め方の勉強になりました(私は実は低学年は苦手なのですが、みんな集中して授業を楽しんでくれていて、最後に書いてもらった感想もとても好評でした)。

12081201わくわく授業1.JPG

昼休み後の2時間弱は、広い会場で8つのブースに分かれての物づくり。私はここ数年いつも行っている紙ブーメランづくり。いつものマジックで色付けしたりして楽しんでもらうだけでなく、今年はマスキングテープも持って行ってデコってもらったところ、かわいく飾ってくれる子どももいました。

12081203モノづくり.JPG

12081204紙ブーメランマステデコ.JPG

毎年の行事ながら、子どもたちの楽しそうな生き生きとした様子を見るのはうれしい。

行事全体が終わった後、講師の一人から「最近、気になっていること」と題した1時間強の講演をしてもらったのですが、これがまた、ごく最近の日本経済について目からうろこが取れるような面白い話で楽しかった。


岩国徴古館でのマスキングテープワークショップ 報告

[2012年08月12日(Sun)]
昨日(8月11日)に行ったマスキングテープでカードをデコるワークショップ。思ったほどの参加者はありませんでしたが、十数人に楽しんでもらいました。

最初はとまどっていたものの、やっているうちに面白くなってくる人が多いみたいで、「これを機会に、マスキングテープを使ってみようと思う」とか「マスキングテープの才能があるかも?」と言って帰る人もあり、こういう機会もきっかけになるのだなあと実感。

徴古館も絵ハガキを提供してくたので、バラエティに富んだ選択肢になりました。

12081101デコ風景.JPG

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マスキングテープで絵を描いてくれた人もいました。

12081105デコカードベスト.JPG

お話をしながら楽しい時間を過ごすことができるので、9月2日までの開催期間中に、もう一度くらいゲリラ的にこのワークショップができるといいなあと思いました(学芸員さんもいいとのことでしたので。ただ、土日が基本的に用事がすでにはいっているので合間を縫ってということになりますが)。

今日(8月12日)は、岩国市中央公民館で「わくわく科学 SUMMER フェスティバル」で1日子どもたち(大人も)と科学を楽しみます。

お昼の時間帯は、毎年定番になっている紙ブーメラン(今年は、マスキングテープでデコってもらおうかと思っています)の担当です。急きょ、<自由電子が見えたなら>のアシスタントもすることになりました。


『ステキな金縛り』

[2012年08月11日(Sat)]
『ステキな金縛り』(日本映画、監督:三谷幸喜、主演:深津絵里、西田敏行、2011年)

『ラヂオの時間』がとても面白かったので、以来気になっている三谷さんの最新作、DVDを借りて観てみました。テレビでの宣伝も結構されていて、あまりにバカバカしい設定だったので、劇場で見ようとまでは思わなかったのですが、劇場で観てもよかったなと思わせるような、ステキな作品です。

幽霊がいるとかいないとかじゃなく(私はいないと思います)、亡くなった人(生きている人も)は、今生きている人の心の中にいて、そういう意味ではやり取りをすることもでき、そういった他者とのかかわりが、私たちを豊かにしていくのだということが感じられ、笑いながら、泣けてしまうのです。

といいながら、つくりはあくまでコメディ仕立てで、全体的にこじゃれていて好きです。

比べてしまうのは変かもしれませんが、2004年に映画化された、井上ひさしさんの二人芝居『父と暮らせば』(主演:宮沢りえ、原田芳雄,、監督:黒木和雄)にも通じるような気もします。


直前告知!岩国徴古館にてマステデコワークショップ

[2012年08月10日(Fri)]
明日(8月11日)岩国徴古館で開催している「館蔵名品展×こんなコレクターみつけました」の会場で、マスキングテープで写真カード(錦帯橋の夕景か通津美が浦公園の朝日)をデコる体験講座を開催します。

朝10時〜12時 と 昼13時〜15時の2回(その時間帯のお好きな時間に)。

例えば、どんなふうにやれば、と聞かれたりするので、一応サンプルをパウチしたものも作ってみました(8月22日に、岩国市由宇町のエムグラデーションで行う体験講座にも使います)。

120811用デコ例.JPG

徴古館は入場無料、今回の参加講座も無料ですので、親子連れでもカップルでも、お一人でも、どなたでも、錦帯橋そばの吉香公園にある岩国徴古館へ。

所蔵品を使った、岩国の歴史がわかる常設展示もあります。この機会に是非。


303_カボチャのはたけ

[2012年08月10日(Fri)]
苗を植えたとき時間がなかったので、まわりの何か所かに熟した生ごみたい肥を埋めて、苗のまわりだけ草をとって、ツルが伸びてきてからだんだん周りの草をとっていくという、徐々にはたけを作っていくパタンでやり過ごしてきたカボチャのはたけ。

120809カボチャ畑.JPG

一番果が大きくなって色づいてきてようやく草取りの範囲も広げ、草マルチをしてはたけらしくできました。

以前にも書いたと思いますが、私はカボチャの実が最初すごくあわい緑色のままだんだん大きくなってきて、大きくなったら一気に何日かで濃い緑色になっていく、その変化を見るのが好きです。

120809カボチャ.JPG

もうだいぶ色づいてきました。


『第四の消費 つながりを生み出す社会へ』

[2012年08月09日(Thu)]
『第四の消費 つながりを生み出す社会へ』(三浦展著、2012年、朝日新書)

1206第4の消費.JPG

マーケティング雑誌『アクロス』(私はこの雑誌のことは知りません)に長年携わるなど、現場で消費社会について研究してきた著者が、日本の消費社会を30年ごとの4つにわけてその特徴などを概観しつつ、2005年から訪れている第四の消費社会について解説している新書。

第一は、1912年から1941年まで
第二次世界大戦をはさんで、
第二は、1945年から1974年
第三は、1975年から2004年
そして第四が、2005年から2034年。つまり、第四の消費社会は、はじまって8年目ということ。

この4期で、国民の価値観は、national → family → individual → socialと、いったん個人へと突き進んできたものが、社会へゆりもどされてきていると見ています。

そういった流れを、グラフ(類書に見られがちな足きりグラフなど、誤ったイメージを伝えるウソのグラフがほとんどない)などを活用した統計資料をふんだんに使ってわかりやすく説明してあるので、字が小さく、新書としては300ページ超えの分厚いものにも関わらず、読みやすいものでした。辞書的にも使えそう。

少しだけ書き抜くと、

第三の消費社会から第四の消費社会への変化の特徴を次の5つにまとめています。
1 個人志向から社会志向へ、利己主義から他己主義へ
2 私有主義からシェア志向へ
3 ブランド志向からシンプル・カジュアル志向へ
4 欧米志向、都市志向、自分らしさから日本志向、地方志向へ(集中から分散へ)
5「物からサービスへ」の本格化、あるいは人の重視へ

そして、これから企業や行政、あるいは市民自身の行動原理・原則として、次の4つを挙げています。
1 ライフスタイル、ビジネス、まちづくりなど、社会全体をシェア方に変えていく。
2 人々が、プライベートなものを少しずつ開いていった結果、パブリックが形成されていくことを促進する。
3 地方独自の魅力を育て、若い世代が地方を楽しみ、地方で活動するようにする。
4 金から人へ、経済原理から生活原理への転換を図る。

私は基本的に、著者の考え方に賛同しますし、私の住んでいる田舎町である岩国の周辺で、実際にそういう動きが結構見られます(以前、記事で取り上げた里山資本主義などもその例です)。

私は私なりに、その動きをとらえながら、その動きが促進されるように努力していきたいと考えています。

巻末についている1851年(明治維新前)から2012年の160年の長期にわたる消費社会に関する年表(海外の消費関係の年表も併記)もなかなか見ごたえがあります。


302_はたけの虫たち4

[2012年08月09日(Thu)]
久々のはたけの虫たちシリーズ。

勢いがなくなってしまったキュウリの葉には、ウリハムシがたくさん。元気な時には薬などかけなくても(私は農薬を使うことはないのですが)、虫がつくことはほとんどありません。

120804ウリハムシの交尾.JPG

さらに、元気のないキュウリの実の一番根元の部分には、小さなダニのようなカメムシ?が。

120807ダニのようなカメムシ.JPG

どんどん咲き始めたきれいなオクラの花の花びらとガクの境目あたりには甘い汁が出るのでしょうか?アリとアオクサカメムシが。

120804オクラの花.JPG

120804オクラの花にカメムシ.JPG

トウモロコシの葉には、アリグモが。私は初めて見たような気がします。アリのような小ささで、一番前の足を触角のように上にあげてアリのまねをするらしいのですが、私が見たときには普通に8足歩行をしていました(それでもアリっぽい)。アゴがとても大きい。

120807アリクモ.JPG

トウガラシの実の上には、ウンカを捕まえた毛深いデーニッツハエトリ(在来種なのに、ファミレスみたいな名前なのは、明治初年に来日し、東京医科大学の解剖学教授であったデーニッツさんにちなんでいるらしい。彼は日本のクモをたくさん集めて標本を作っていて当時の図鑑のようなものに使われたと書いてありますが、なぜ、このクモだけに彼の名前が残っているのか不思議。お気に入りだったのでしょうか?)。

120807ウンカをつかまえたクモ.JPG

ちょっと角度を変えてウンカがわかるように撮りなおしてみました。

120807ウンカを捕まえたクモ2.JPG

ミニトマトのすぐ上に巣をかけているナガコガネグモ。

120807クモ.JPG

とっても小さな蝶も。

120808蝶.JPG

撮影機材:オリンパスTG-1(基本的には、オリンパスOM-DかオリンパスTG-1しかないのですが、気が向いたときに撮影機材を書いています)



ちゃんとした双眼鏡を持っていけばよかったという反省話

[2012年08月08日(Wed)]
2012年8月2日に書いた「『マウリッツハイス美術館展』9月17日まで」という記事に書き忘れていたこと。

私は展覧会には時々双眼鏡を持っていきます。絵画にどれだけ近づけるかわからないし、ガラス越しだったりする場合はそれ以上に近づけないことがあるので、そういう場合に役立つからです。

1208ミノルタUCV.JPG

で、今回は旅行なのでできるだけ荷物を少なくしたくてカード型のコンパクト(120g)なミノルタUCV8×18(現行品ではありません)を持って行ったのですが、野外の明るいところやとにかく拡大して見たいという場面では役立つものの、いかんせん美術館は暗い。

明るさが落ちて、色見も変わってしまうので、少しがっかり。

もうちょっとちゃんとした、いい双眼鏡を持っていけばよかったなあ、と反省しきり。


ワイドコンバーター FCON-T01

[2012年08月08日(Wed)]
カメラマニアな話です。

直前の記事で最後に紹介した、防塵・防水・耐荷重・耐衝撃・耐寒のコンパクトデジカメ、オリンパスTG-1専用のワイドコンバーター FCON-T01。

もともとの本体の焦点距離が25o〜100oで、このワイドコンバーターをつけると焦点距離が0.74倍になるため25oの一番広角側が18.5oの焦点距離に。一般に対角魚眼が16oなので、それに迫る画角(広角になるほど、焦点距離の1oの違いが大きいのですが)になります。

前の記事のように、ワークショップなどをしているところの全体の雰囲気を写真におさめたいような場面に役立ちます。

最近入手したのですが、先に手に入れたテレコンバーター FCON-T01が1.7倍なので、170oの焦点距離になるため、18.5oから170oまでの範囲を、水や汚れを気にせずに撮ることができます。

1208FCON-T01.JPG

オリンパスOM-D(こちらは、普通にきちんと撮りたい時や撮る相手に気を使うときや野鳥撮影など)とTG-1で、通常考えられる(私が想定しているハードな状況は、はたけ仕事とカヌー遊びやキャンプなどです)撮影はほとんどこなすことができる体制が整いました。しばらくは、カメラに投資するのを控えなければと、心に誓いたい今日この頃(これがなかなか)。


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