はたけ通信11の中で、清潔ということに話が進んでしまったので、ちょっと書いてみます。
最近特に、除菌なんとかというのが、増えてきたというか、そうしないと不潔って雰囲気があってちょっといやです。除菌なんとかにしないと、これまで私たちは細菌にやられて死んでしまっていたのでしょうか?
卑近な例で言うと、台所用の除菌洗剤は困ります(使いませんからいいですけど)。殺菌剤が入っているんでしょうけど、うちは生ゴミはすべてコンポストにしてはたけに還しているので細菌によって腐ってもらわないと困るからです。
人間の体の表面(人間を口からお尻までつながった筒だと考えると、目に見えている表面もだけど、胃や腸の内側の表面も表面ということになります)は通常、細菌だらけだと思います。いくら手をきれいに洗ってもそれは一瞬。だって何かに触らなくたって、空気中に細菌はたくさん漂っているんだから。そして、その中には、無害のものにまじって病気を起こしてしまうような最近も混じっています。
だけど、通常病気にならないのは、一つは人間の身体自身に抵抗力と言うのがあって、傷口などから病原菌が入り込もうとしても白血球が食べたりと抵抗するからですが、細菌同士にもいろんなのがいて、お互いけん制しあって極端に数が増えないようにバランスをとっているからです。その状態に、無理やり殺菌剤をまいて根絶やしにしてしまうと、バランスがくずれて、その細菌空白地帯に悪い菌がたまたま入った場合に、それが異常繁殖してしまう危険性があるのではないかと思うのです。
だから、病院や小さい子どもやお年寄りなど、とても抵抗力が低い状態にある人の場合は気をつけてあげないといけないですが、それ以外の時には、根絶やしにするのではなく、ほどほどにしておいたほうが結果としてはいいはずです。
ちょっと、飛躍してしまいますが、ブログだってそうです。ほんの1週間前までは、ブログなんてやる気はありませんでした。極たまに覗いてみても、あまりにしょうもないと感じられるものが多すぎると感じられたから。しかし、それじゃあ、誰かがしょうもないブログを消してしまったらいいのかというとそうではないと思うのです。それは、私にとってしょうもないと思えても、他の人には面白いと思えるものもあるでしょうし、書いているうちにだんだん自分らしさを出せるようになって心に触れるような書き込みをするようになる可能性だってある。いろんな人がいて、お互いにどんな影響を及ぼしているかなんて、よくはわからないのです。根絶やしにしたり、排除するという方法は、いけないと思います。
もちろん、差別的なものや、あまりに配慮のないものはちゃんと自粛したり、お互いに注意しあったりして気をつけないといけないですけど。
しかし、あまりに多いと付き合っていられないので、交通整理は必要ですよね。例えば、ブログで言えば、丹念ブログに見るのが好きで、自分の得意分野について興味深いものを紹介するブログがあったり(するんでしょうけど、よくわからない)するといいです。それが、複数あったほうがよりいいですね。それぞれの見方の違いがあるでしょうから。
少なくとも、そういうのはアクセスランキングなど、ロボットにやらしたのでは意味ないと思います。機械には、価値を判断することは、まだまだできないと思います。でも、それを、グーグルなどははやろうとしているんだろうからとても怖いのですけど。あっ、また別の話になりそうなので、やめます。