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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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『頭上運搬を追って 失われゆく身体技法』

[2024年06月13日(Thu)]
『頭上運搬を追って 失われゆく身体技法』
(三砂ちづる著、2024年、光文社新書)

2404頭上運搬を追って.JPG

長年海外で暮らし、現地でよくみかけた頭上運搬、という、ものの運び方に、また、その立ち姿の美しさに、長く魅せられてきた。という著者が、身体技法が、行われなくなってしまうと簡単に失われてしまうことからはじめて、いまでも通常行われているアフリカに調査に入る女性の人類学者などは、生活を共にする中で頭上運搬を普通に行えるようになること、日本でごく最近まで残っていた沖縄などの離島での聞き取り、そして日本でもかつてはあらゆるところで行われていた可能性について、記憶や記録をたどっていきます。

自転車や自動車などほかの運搬手段が使われるようになることで、急速に失われていったことや、狭隘で坂道が多い場所では残りやすかったことなどはわかるのですが、世界どこでもなぜかほとんど女性だけが行っていることの理由は判然としません。

さらには、頭上運搬をしているときの立ち姿の美しさについては、
「物理的な重力線の変化を感じるには、できるだけ、筋力を脱力させている必要があることになる。つまり身体意識を形成するためには「ゆるんだ体」が必要であり、また、「ゆるんだ体」になってくると、さらに身体意識が強化されていく、というサイクルに入り、どんどんパフォーマンスが上がっていく。」
という、頭上運搬が、ものを運ぶという実際上の必要と、身体感覚の向上につながっている不思議というか面白さについての話に及んだり、頭上に挙げるということが、相手に対する敬意を示すことにつながっているという文化的な側面などについても考察されているところが興味深い。

思うに、頭上運搬というのは、二足歩行するニンゲンならではの身体技法であり、それが結果として体幹で重力を感じることにつながっているというのは面白いです。

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