『維新ぎらい』
『維新ぎらい』(大石あきこ著、2022年、講談社)
2021年10月31日の衆議院議員選挙でぎりぎりで比例復活当選した、れいわ新選組の大石あきこさんによる政治に対する思いを書いた本。
私は知らなかったのですが、騒音・大気汚染などの問題を扱う環境課の職員として大阪府庁で働いていた2008年、のちに地域政党大阪維新の会を立ち上げた橋下知事に公然と歯向かったことで炎上し、このことをきっかけに不当な圧力には屈せず闘う方向に傾いたと語る大石さん。
政治に絡むような子どものころからの印象に残る思い出などを含めてこれまでのことを振り返りながら、衆議院議員になるまでの経験が書かれていて興味深い。
本書のタイトルどおり、日本維新の会の何が問題なのかも具体的に何点か指摘してあります。
ところで、発足当初から一筋縄ではいかなそうな個性派ぞろいのれいわ新選組は、その活動の仕方も興味深くて注目しています。
本書の中での、書かれているのですが、結局、国会議員の動きには
「国会内のインサイダー取引で国会の外を裏切り、あたかも闘っているような茶番を国会の中で延々と展開するようなやり方で、自分たちの稼ぎ口を安泰にしている」
といった面が日頃から見え隠れするような気がしていますが、そういう既存のやり方に、素人集団でも愚直にぶっちゃけた感じで立ち向かっていっているなあと受け止められる動きをしているように感じられます。
また、国会などの審議は最終的に採決ということになるので、多数決という数の多寡で決まるため、各政党の投票行動はごくまれな例を除いて普通は党ごとに決められてしまっています。しかし、れいわ新選組は、一致することを目指して党内で議論は重ねるものの、最終的にどう投票するかは各人にまかせるという、個人から考えるとある意味当たり前のことをしているというところも面白いなと思います。

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2021年10月31日の衆議院議員選挙でぎりぎりで比例復活当選した、れいわ新選組の大石あきこさんによる政治に対する思いを書いた本。
私は知らなかったのですが、騒音・大気汚染などの問題を扱う環境課の職員として大阪府庁で働いていた2008年、のちに地域政党大阪維新の会を立ち上げた橋下知事に公然と歯向かったことで炎上し、このことをきっかけに不当な圧力には屈せず闘う方向に傾いたと語る大石さん。
政治に絡むような子どものころからの印象に残る思い出などを含めてこれまでのことを振り返りながら、衆議院議員になるまでの経験が書かれていて興味深い。
本書のタイトルどおり、日本維新の会の何が問題なのかも具体的に何点か指摘してあります。
ところで、発足当初から一筋縄ではいかなそうな個性派ぞろいのれいわ新選組は、その活動の仕方も興味深くて注目しています。
本書の中での、書かれているのですが、結局、国会議員の動きには
「国会内のインサイダー取引で国会の外を裏切り、あたかも闘っているような茶番を国会の中で延々と展開するようなやり方で、自分たちの稼ぎ口を安泰にしている」
といった面が日頃から見え隠れするような気がしていますが、そういう既存のやり方に、素人集団でも愚直にぶっちゃけた感じで立ち向かっていっているなあと受け止められる動きをしているように感じられます。
また、国会などの審議は最終的に採決ということになるので、多数決という数の多寡で決まるため、各政党の投票行動はごくまれな例を除いて普通は党ごとに決められてしまっています。しかし、れいわ新選組は、一致することを目指して党内で議論は重ねるものの、最終的にどう投票するかは各人にまかせるという、個人から考えるとある意味当たり前のことをしているというところも面白いなと思います。

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