220710参議院選小ネタ05_資産所得倍増計画_貯蓄から投資へ
「新しい資本主義」という言葉が全くピンと来ないというか、言っていることのどこが新しいのかよくわかりません。
もしかしたら、この「貯蓄から投資へ」というのもその一つなのかもしれませんが、貯蓄から投資へなかなかお金が動かないということは数十年前から言われていたことで、今に始まったことではありません。
日本ではもともと投資をするという習慣があまりなかったことや、高度成長期には銀行に預けても金利が高かったなどいろいろな要因があるのでしょう。
それにしても、貯蓄額が減っているという今になってことさらに強調するのは若干の悪意を感じざるを得ません。株などへの投資は、うまくいけば貯金や預金より利率がよくなりますが、下手をすれば元の値段よりも安く(元本割れ)なってしまう。そもそも、元手が少額では得する額も知れています。
しかも、経済成長が進んでいるときには全体の価値が膨らむのでそれを分け合うことができますが、現在のような低成長期では、全体としてみれば誰かが得をすれば、誰かが損をすることになって、大きなお金を動かせる人はもともと余裕があるからいいかもしれませんが、なけなしのお金が目減りしてしまったのでは目も当てられません。
政府が、率先して「貯蓄から投資へ」というからには、いくら自己責任とは言え、投資で元本割れした生活に困っている低所得者に対して、何らかの保障をしないとおかしいのでは、という話になりかねない危険な提案なのではと思ってしまいます。
投資で一定額以上の利益を上げた人からお金を集めて、低所得者の投資の利率を保証するという仕組みを作るというのならわからないこともないのですが(それはそれで大変でしょうが)。

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もしかしたら、この「貯蓄から投資へ」というのもその一つなのかもしれませんが、貯蓄から投資へなかなかお金が動かないということは数十年前から言われていたことで、今に始まったことではありません。
日本ではもともと投資をするという習慣があまりなかったことや、高度成長期には銀行に預けても金利が高かったなどいろいろな要因があるのでしょう。
それにしても、貯蓄額が減っているという今になってことさらに強調するのは若干の悪意を感じざるを得ません。株などへの投資は、うまくいけば貯金や預金より利率がよくなりますが、下手をすれば元の値段よりも安く(元本割れ)なってしまう。そもそも、元手が少額では得する額も知れています。
しかも、経済成長が進んでいるときには全体の価値が膨らむのでそれを分け合うことができますが、現在のような低成長期では、全体としてみれば誰かが得をすれば、誰かが損をすることになって、大きなお金を動かせる人はもともと余裕があるからいいかもしれませんが、なけなしのお金が目減りしてしまったのでは目も当てられません。
政府が、率先して「貯蓄から投資へ」というからには、いくら自己責任とは言え、投資で元本割れした生活に困っている低所得者に対して、何らかの保障をしないとおかしいのでは、という話になりかねない危険な提案なのではと思ってしまいます。
投資で一定額以上の利益を上げた人からお金を集めて、低所得者の投資の利率を保証するという仕組みを作るというのならわからないこともないのですが(それはそれで大変でしょうが)。

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