220710参議院選小ネタ01_消費税は、所得税や法人税を減らした穴埋めに使われているだけなのではないか?という疑問について
このブログでは、いわゆる政治的なネタをこれまでも書いていますが、どうしても控えめになってしまっています。
個人的には、政治は日常の暮らしに直結しているし、逆に政治的でないことのほうが少ないのではと思っていて、直接話をするときには、どちらかというとそういう話題も何気に口にしてしまうほうです。
しかし、不特定多数の人に向けて書くのを躊躇してしまうというのは、やはり、一般にはあまりそういった話題はしないことが多いので、変に誤解されたくないために自粛してしまうのだと思います。
そこで、今回はあえて、ちょっと私なりに選挙に絡みそうな話題に関して思うことを書いてみようかなと思い立ちました。何件書けるかわかりませんが、一応番号を振ってみています。
まずは消費税の話題です。
財務省のホームページにいろんな資料やグラフが掲載されていて、消費税が導入された1989(平成元)年から2022(令和4)年にかけての国の一般会計を主にまかなっている消費税、所得税、法人税のそれぞれの額の推移をみることができます。
財務省ホームページより
所得税や法人税が、おおざっぱな傾向として1990年ごろのバブル崩壊から2008年のリーマンショックにかけて減っていって、それ以降は少しずつ増加しているという乱高下をしているのに比べて、消費税は一貫して安定していて、税率を上げるたびに着実に増加しているのが目立ちます。
結果として、所得税、法人税の割合が減り、消費税の割合が増えています。
同じ時期の日本の人口を見ると、2008年ごろから減少に転じたとはいえ、ほぼ横ばいで、物価も横ばい(値段を変えずに内容量が減ったりしてるものもありますが)という中でも、人々の日々の暮らしを成り立たせている消費はあまり変化しないわけで、そこから税金を取るというのは、取る側からすると確実であることがよくわかります。
これ、景気が上向きで、給料も上がっているのならそういうやり方もわからないではありません。しかし、実質的に給料が上がっていない状況で(貧富にかかわらず)公平な?負担がじわじわ増やされ、一方で、法人税が減税されて大企業の内部留保は多く積みあがっているといわれているのでは、不公平感が強くなるのも当たり前なような気がします。
所得税や法人税は直接税、消費税は間接税と呼ばれ、一般的に直接税は(お金持ちからはより多く、お金の少ない人からはより少なくという)累進性を持たせることができるので格差の平準化に役立ち、間接税は広く公平に課税できるけれども、特に格差が大きい社会では、低所得者にとっては負担が大きくなるという特徴があるように思います。
直接税と間接税の割合は、どちらを多くしたほうがいいというより、その時の社会の状況に合わせて、より格差が少なくなるような配分になるようにしたほうがいいのではないでしょうか?
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しかし、不特定多数の人に向けて書くのを躊躇してしまうというのは、やはり、一般にはあまりそういった話題はしないことが多いので、変に誤解されたくないために自粛してしまうのだと思います。
そこで、今回はあえて、ちょっと私なりに選挙に絡みそうな話題に関して思うことを書いてみようかなと思い立ちました。何件書けるかわかりませんが、一応番号を振ってみています。
まずは消費税の話題です。
財務省のホームページにいろんな資料やグラフが掲載されていて、消費税が導入された1989(平成元)年から2022(令和4)年にかけての国の一般会計を主にまかなっている消費税、所得税、法人税のそれぞれの額の推移をみることができます。
財務省ホームページより
所得税や法人税が、おおざっぱな傾向として1990年ごろのバブル崩壊から2008年のリーマンショックにかけて減っていって、それ以降は少しずつ増加しているという乱高下をしているのに比べて、消費税は一貫して安定していて、税率を上げるたびに着実に増加しているのが目立ちます。
結果として、所得税、法人税の割合が減り、消費税の割合が増えています。
同じ時期の日本の人口を見ると、2008年ごろから減少に転じたとはいえ、ほぼ横ばいで、物価も横ばい(値段を変えずに内容量が減ったりしてるものもありますが)という中でも、人々の日々の暮らしを成り立たせている消費はあまり変化しないわけで、そこから税金を取るというのは、取る側からすると確実であることがよくわかります。
これ、景気が上向きで、給料も上がっているのならそういうやり方もわからないではありません。しかし、実質的に給料が上がっていない状況で(貧富にかかわらず)公平な?負担がじわじわ増やされ、一方で、法人税が減税されて大企業の内部留保は多く積みあがっているといわれているのでは、不公平感が強くなるのも当たり前なような気がします。
所得税や法人税は直接税、消費税は間接税と呼ばれ、一般的に直接税は(お金持ちからはより多く、お金の少ない人からはより少なくという)累進性を持たせることができるので格差の平準化に役立ち、間接税は広く公平に課税できるけれども、特に格差が大きい社会では、低所得者にとっては負担が大きくなるという特徴があるように思います。
直接税と間接税の割合は、どちらを多くしたほうがいいというより、その時の社会の状況に合わせて、より格差が少なくなるような配分になるようにしたほうがいいのではないでしょうか?
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