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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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NHKドラマ「恋せぬふたり」が面白い

[2022年01月31日(Mon)]
2022年1月10日から始まって、全8回、毎週月曜22:45〜23:15で放送されているドラマ。

2201恋せぬふたり.jpg

単純に言うと他人に恋愛感情や性的欲求を感じないというマイノリティである、アロマンティック・アセクシャリティ(アロマンティック=他人に恋愛感情を感じないセクシャリティ、アセクシャリティ=他者対して主に性的欲求を感じないセクシャリティ)の二人が出会い、恋愛なしの家族をつくってみようと一緒に暮らし始めることによって起こるいろいろが描かれています(恋愛に関心がないからと言って、他人に関心がないとか一人でいたいとは限らない)。

男性のほうは、その以前から自分のそういうセクシャリティについて自認があり、そのことをブログに書いたりしている。女性は彼の書いたブログとたまたま見つけて共感して徐々に自分のセクシャリティに気づいていく中で、彼と出会う。

誰もが恋愛し、性的関係を持つことが当たり前だという世間一般の圧が、知らず知らずに自分の思いを押し殺し、自分が変であると思い込むようになる息苦しさ。そういうことを全く受け入れられない人や、ある程度の知識はあるけど、こうあらねばとマニュアル的に対応しようとする人、どう対応していいかわからない人などが丁寧に描かれていて、それがこれからお互いにどう変化していくのか楽しみです。

こういうことって、だいたい白か黒ではなくてグレーで、しかも変化しうるものだと思います。恋愛一つとっても、その人の気持ちの中に占める割合や強さが違うだろうし、それがまた他者との関係性の中や自分自身の中でも変わってくるかもしれないし、変わらないかもしれない。そういう多様性をお互いに認め合って、それぞれの違いを生かしあう気楽で楽しい世の中になってほしいとあらためて思わせる。

NHKのあり方についていろいろ疑問を感じることもあるのですが、こういう攻めたドラマはNHKならではと感じていて、頑張ってほしいです。

放送後1週間以内なら(最近盛んに宣伝している)NHKプラスでタダで見れるし、それを過ぎてもNHKオンデマンドで購入することができます。

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『人類はできそこないである 失敗の進化史』

[2022年01月31日(Mon)]
『人類はできそこないである 失敗の進化史』
(斎藤成也著、2021年、SB新書)

2201人類はできそこないである.JPG

目次のなかに、私がかねてから気にしているヒトの体毛がほとんどないことについての項目があったので一応読んでおかないと、と思って入手(ヒトに寄生する虱(シラミ)の遺伝子解析により、体毛がなくなった時期について推測できることが書いてある程度で、特に新しい知見はありませんでした)。

国立遺伝子研究所をはじめ、数か所の大学の教授を務める著者は、生物の変化は進化も退化も起こっていて、人間もその例外ではないのに、「人間が一番優れた生物」だと勘違いしている人(欧米の研究者の大多数も?)が多いことに問題を感じていて、あえてこういうタイトルにして、常識をひっくり返したいようです。

しかし、すべての現存している生物は、それぞれ現段階での最新アップデート形態であるということのほうがどちらかというと常識なのでは、と生物に関する概説本などが結構好きな私としては、感じています。

それはそうと、著者は進化のほとんどは偶然の産物(中立進化)で、人類700万年の歴史をその方向で概観しています。起こった多くのことはたまたまで、生き残るのに支障がなければ大丈夫だったし、むしろ生存競争に敗れて、「負け犬」として逃れて大きな移動をしたのだと。

著者の言う常識を壊したいがために偶然性を強調することよって、結果として、もたらされている進化に関する様々な興味深いことがあやふやに感じられるような気がする。


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