高齢者などと一緒につくる持続可能な社会の構想についてのちょっとした具体的な提言
少し前の記事に、南瓜(カボチャ)や西瓜(スイカ)など広い面積が必要な作物の天然マルチの資材として、庭木を剪定した葉っぱを使うことを書きました。
最近、農業が多くの石油製品(ビニールマルチや化学肥料・農薬など)によって成り立っていてややもすれば、環境に負荷をかけているという話が聞かれます。そういう意味では、こういった、身近な植物材料を農業資材に活用するというのは、理にかなっています。
私自身はこの作業の感覚(枝から葉を取り去る感じ)が案外好きなのですが、如何せん時間がかかる(枝と葉が一緒のままだとかさばってしまう)。
そこで一つのアイデアです。
こういう作業を、特に季節にいい時にその地域の高齢者のサロン的な集まりの時に、毎回出なくていいので、時には野外でみんなでおしゃべりでもしながらこの仕分け作業を行ってもらうのです。
さらにプレス機のような(電動でない)手動の機械を誰かに開発してもらい、草と合わせるなどして、数十センチ四方のシート状に加工することができれば、その地域の農業を仕事や趣味でやっている人などに提供できるのではないでしょうか?
そういうのを考えるとき、ついつい「商品にする発想」になってしまって、大規模に集積場や加工場を作って、電気もバリバリ使い、ペイできるようにすれば、高齢者の就業の場にもなるではないか的になってしまうのではないかと思います。
そういうのもありだとは思いますが、例えば、タネとりは時間がかかる軽作業(干したり、タネと莢を仕分けたり)なので、昔は家にいる高齢者の仕事だったということを本で読んだことがあって、それを参考にすると、自分のペースに合わせてそれほど時間に制約されない作業を、ローカルなレベルで楽しみの範囲でやってもらうというのはどうなんだろうというわけです。
しかも、昔だったら大家族の中の高齢者がやっていたことを、核家族化の進んだ今であれば、高齢者が集う場を活用して行う活動の一つとして取り入れてもらうことによって、地域のモノが地域で循環し、お互いに感謝されるのではと思うのです。
実際、そういうことを商売と組み合わせる例は、最近見聞きすることが多くなりました。岩国市でいうと、竹林整備のために、余分な竹を切って牡蠣筏用の竹を作ったり、竹パウダーや竹チップを作ったりする作業を会社組織と無償ボランティアをミックスさせて行っている団体があったりしますし、テレビで見た例では、手入れの届かない森林の間伐を進めるために、間伐材を切って運ぶのは専門の人が行い、集積した場所でキャンプ用の薪に加工するのは高齢者がボランティア的に行っていたりしました。関わる人が、自分たちの立ち位置や就労状況についてお互いに十分納得できていることが重要だと思いますが(特定の人に心身の労苦が偏在しない)、持続可能な仕組みづくりというのはいろいろ考えられそうです。
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最近、農業が多くの石油製品(ビニールマルチや化学肥料・農薬など)によって成り立っていてややもすれば、環境に負荷をかけているという話が聞かれます。そういう意味では、こういった、身近な植物材料を農業資材に活用するというのは、理にかなっています。
私自身はこの作業の感覚(枝から葉を取り去る感じ)が案外好きなのですが、如何せん時間がかかる(枝と葉が一緒のままだとかさばってしまう)。
そこで一つのアイデアです。
こういう作業を、特に季節にいい時にその地域の高齢者のサロン的な集まりの時に、毎回出なくていいので、時には野外でみんなでおしゃべりでもしながらこの仕分け作業を行ってもらうのです。
さらにプレス機のような(電動でない)手動の機械を誰かに開発してもらい、草と合わせるなどして、数十センチ四方のシート状に加工することができれば、その地域の農業を仕事や趣味でやっている人などに提供できるのではないでしょうか?
そういうのを考えるとき、ついつい「商品にする発想」になってしまって、大規模に集積場や加工場を作って、電気もバリバリ使い、ペイできるようにすれば、高齢者の就業の場にもなるではないか的になってしまうのではないかと思います。
そういうのもありだとは思いますが、例えば、タネとりは時間がかかる軽作業(干したり、タネと莢を仕分けたり)なので、昔は家にいる高齢者の仕事だったということを本で読んだことがあって、それを参考にすると、自分のペースに合わせてそれほど時間に制約されない作業を、ローカルなレベルで楽しみの範囲でやってもらうというのはどうなんだろうというわけです。
しかも、昔だったら大家族の中の高齢者がやっていたことを、核家族化の進んだ今であれば、高齢者が集う場を活用して行う活動の一つとして取り入れてもらうことによって、地域のモノが地域で循環し、お互いに感謝されるのではと思うのです。
実際、そういうことを商売と組み合わせる例は、最近見聞きすることが多くなりました。岩国市でいうと、竹林整備のために、余分な竹を切って牡蠣筏用の竹を作ったり、竹パウダーや竹チップを作ったりする作業を会社組織と無償ボランティアをミックスさせて行っている団体があったりしますし、テレビで見た例では、手入れの届かない森林の間伐を進めるために、間伐材を切って運ぶのは専門の人が行い、集積した場所でキャンプ用の薪に加工するのは高齢者がボランティア的に行っていたりしました。関わる人が、自分たちの立ち位置や就労状況についてお互いに十分納得できていることが重要だと思いますが(特定の人に心身の労苦が偏在しない)、持続可能な仕組みづくりというのはいろいろ考えられそうです。
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