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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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『黄砂の越境マネジメント−黄土・植林・援助を問い直す−』

[2021年04月04日(Sun)]
『黄砂の越境マネジメント−黄土・植林・援助を問い直す−』
(深尾葉子著、2018年、大阪大学出版会)

2104黄砂の越境マネジメント.JPG

この本なかなか興味深いです。

西日本に住んでいると、黄砂というと春の風物詩で慣れっこになってしまっていて、また、個人的には今のところ花粉症などの症状がなく、黄砂による実害がないので、自然現象の一つくらいの認識しかなかったのですが、黄砂のことも含めていろいろと認識をあらたにしました。

この本では、まず、日本の研究者の間でも長い間黄砂の発生地帯が思い込みによって誤解されていたり、黄砂を軽減することにもかかわる植林計画が、偏見や、自分の専門の枠にこだわっているためにうまくいっていないことがとりあげられています。

さらに、著者が実際に行った中国黄土高原地帯でのフィールドワークによって、当地での人の活動やコミュニケーションのあり方が、一見直接的には関係なさそうなことも含めて砂漠化やそれを食い止めることに大きな影響を及ぼしていることについて詳細に書かれていて、圧巻です。

文化大革命によって下火になっていた廟と呼ばれる宗教施設がその後復活して、情報伝達の場として機能していることや、そこにある木などがあたかも、日本の鎮守の森のように、その地域の植生を残していたりというところも面白い。

実際にかかわった事業について、事業終了後のことを考えていなかったために良かれと思って行った当時はうまく回っていたけれども、撤退するとすぐに使われなくなってしまった事例や、本来やろうと思っていたことと違ったほんのちょっとしたことが、巡り巡って予想外の成果をもたらしたりした事例も。

柔軟に考え方や対応を変えていくことによってなんとかうまくやっていくことについて、黄砂に関して実際に自分たちがかかわている具体的な事例に基づいて、話を進めていて、まさにマネジメントについてとても示唆に富んでいると思いました。

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