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807_紫つくね芋の出来具合の違い
[2020年12月09日(Wed)]
例年5月の連休あたりに種芋を植えて、11月下旬から12月はじめにかけて収穫していますが、今年は、紫つくね芋の零余子(むかご)がたくさん余ったのと、コロナ禍ではたけに時間をかけることができたので、急遽いつもはたけにしないところを軽く(あまり深耕せず)耕して、無施肥で6月下旬(つまり、1か月半以上遅く)に植えてみました。
さすがに、収穫時期になっても地上部分の葉の茂りが、若干しょぼい。
できた芋を普通に植えたものとの比較をしてみると、
上の段が普通に育てたもので、下の段が1か月半遅れて植えたものです。
写真では物の大きさというのが分かりにくいことはいつも感じるのですが、一回り以上大きさが違います。 にほんブログ村にほんブログ村
Posted by 村夏至 at 20:33 | 03はたけ通信 | この記事のURL | コメント(0) |
112『タネは誰のもの』2020横川シネマにて52
[2020年12月09日(Wed)]
『タネは誰のもの』 (監督・撮影・編集:原村政樹、65分、2020年、日本ドキュメンタリー映画)
2020年、映画鑑賞112作品目にして、劇場での鑑賞52作品目。
今の国会にも提出されていて、採決されてしまった種苗法改定に関するドキュメンタリー映画。
私も本を読んだり、自分で趣味のはたけをやっている実体験も含めていろいろと考えながらも、いまだに未整理のままです。
映画のプロデューサーになっている、鳩山内閣時代に農林水産副大臣も務め、現在は弁護士として種子法の廃止や種苗法改定に反対する訴訟なども起こしている山田正彦さんが、各地の農家を訪れて話を聞いたりする形で進行していく。
果樹の育種をしていて、今回の改正に賛成している農家も登場していますが、基本は反対であったり困ると思っている人をメインに取り上げています。
種苗法の改定は、育種している人の権利を守るという名目のもと、遺伝子操作も含めて高コストの育種を行い、種子と農薬と化学肥料をセットで売ることによってその資金を回収するとともに巨大な利益を得ようとするグローバル種子企業の進出を進めることになりそうだ、という点ではとても問題があると思う一方で、
兼業を余儀なくされている多くの農家は、毎年タネを買わざるを得ないが規格が揃いやすくて(お金さえかければ)効率的に生産・流通しやすいF1品種のタネで野菜を生産しているという実態があるように思え、
映画に出てくるような、実直に有機肥料を使ったり農薬をあまり使わないで、自家採種することによって、その土地にあった野菜を作っている農家の取り組みに、多くの人がどれだけ共感できるかという問題が大きく、
食というもの全体について考えていくことについて、(私も含めて)気づいた人から発信しなくてはならないなあと感じました。
最後のほうに出てくる、東広島市にあるいろんな野菜の在来種の1万種を超えるタネを守り続けているジーンバンクの取り組みの大切さをあらためて考えさせられました。
12月15日(火)〜21(月)(19日は休映)9時20分から6日間追加モーニングショーが決まったようですので関心のある人は是非。にほんブログ村にほんブログ村
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