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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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『蓮杖【れんじょう】 没後百年 日本写真の開拓者 下岡蓮杖』

[2014年04月27日(Sun)]
A retrospective on Shimooka Renjo, 100 years after his death(←英語題)
2014年3月4日(火)〜5月6日(火・休)
東京都写真美術館(恵比寿ガーデンプレイス内)

140425蓮杖写真展.JPG

先日の江戸行きで立ち寄った東京都写真美術館で開催していた展覧会で最後に紹介するのは、もともと絵師で、日本の写真を開拓した下岡蓮杖(れんじょう)さんの写真と絵画、工芸品の実作品と資料の展示。

これまた、写真好きな私にはたまらない。

本などで見たことのあった作品も多く、以前書いたと思いますが、私は、写真は基本的に記録だと思っているので、特に明治維新前後の写真というのは、そこに写っているもの全てが興味深い。当時の風俗やあったものなどの(演出などがあったとしても、それも含めて)そのものが、そこに映し出されているのですから。

特に、高精細な風景写真の作品などは思わず見入ってしまいます。

俄然、興味を呼び起こされてしまったので、明治維新頃の写真について、基本的なことや面白そうなことは知っておこうと思って、1階のミュージアムショップで、簡単な本を買いました。

『幕末・明治の写真』(小沢健志著、ちくま学芸文庫、1997年、元本は1986年)
1986年に、ニッコールクラブ発行の『日本の写真史―幕末の伝播から明治期まで―』が「ちくま学芸文庫」に加えられることで復刊されたもの。幕末・明治期の写真を概観するのよう良さそう。

1404幕末・明治の写真.JPG

『幕末・明治のおもしろ写真』(石黒敬章著、平凡社、1996年)
「笑う写真のルーツを探る」という章があったり、謎解き的な面白さがありそうな本。

1404幕末・明治のおもしろ写真.JPG

『こんな写真があったのか 幕末明治の歴史風俗写真館』(石黒敬章著、角川学芸出版、2014年)
「肖像写真にまつわる迷信」「日本初の日食写真」「明治の三陸大津波」などこれも興味をそそる章がいろいろ。

1404こんな写真があったのか.JPG

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『黒部と槍 冠松次郎と穂苅三寿雄』

[2014年04月27日(Sun)]
Valleys and Peaks:Kanmuri Matsujiro and Hokari Misuo(←英語題)
2014年3月4日(火)〜5月6日(火・休)
東京都写真美術館にて

140425黒部と槍展.JPG

戦前のわが国の登山史上もっとも著名な登山家の一人であり、黒部峡谷の地域探査や山岳紀行文で知られる冠松次郎さんと北アルプスで最初期に山小屋経営を行い、山岳写真や槍ヶ岳を改ざんした播隆上人の研究でも知られる穂苅三寿雄さんの写真などを紹介する展覧会。同館のホールで開催されている『山岳映画 特集上映』とリンクした企画。

山はいいですねえ。

かれこれ20年以上前に、北アルプスや屋久島、石鎚山などに登っていたことを思い出します。

出口あたりに、冠二郎さんの作品と、その場所の今を志水哲也さんが撮影したカラー写真が交互に投影されるスライドショールームがあって、とても癒されます。ちょっと寝っ転がって眺めていたら、本当に寝そうになりました。

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『山の賛歌 燃ゆる若者たち』

[2014年04月27日(Sun)]
『山の賛歌 燃ゆる若者たち』(日本映画、監督:篠田正浩、90分、1962年)

140424山岳映画特集02.JPG

『山岳映画 特集上映 黎明期のドイツ映画から日本映画の名作まで』

人は何故、山に登るのか?
永遠の問いに挑む二週間


140424山岳映画特集.JPG

ということで、4月19日から5月2日にかけて、恵比寿ガーデンブレイス内にある東京都写真美術館のホールで合計16の山岳映画が上映されています。

たまたま、上記の作品を見ることができました。

昔の映画もなかなかいいですね。

新人時代の岩下志麻さん(篠田さんの奥さん)と倍賞千恵子さんが登場しているのですが、2人ともむちゃくちゃ可愛い。

上映後に、篠田監督のアフタートークがあったので聞かせてもらいました。ご高齢にも関わらず、とても元気な印象で、とても楽しかったです。

書けばキリがないので、印象に残ったことを少しだけ。

「あるとき、浩宮さんに呼ばれて話をしたとき、映画が傾いてきたのはなぜかと聞かれて、ここにいるお二人(ご両親)のせいですと(冗談で)言った。ここにいる二人の結婚の様子がテレビに映された頃から、映像ビジネスが映画からテレビに移った。昭和30年代に12億いた映画人口が、東京オリンピックが終わったら1億人になっていた。ヌーベルバーグがわからない映画をつくったから映画が傾いたと言われるがそれは違う。実際にはヌーベルバーグでつくられた手法が、今の映画に普通に使われている」

「この映画は、人間の自由であることと、そのための戦いがテーマ。戦前も戦後も続いている日本の無責任体制に対しての映画だ。・・・15年戦争の15年間、20代から30代の若者が毎年100万人中国へ行っていた。血気盛んな若者がそれだけ行ったらどんなことになるのか、そういうことをちゃんと教えないといけない。中国に対しては、日本はノンイクスキューズ(言い訳できない)だ」

映画監督としては引退している篠田さんですが、最後に現在は、天照大神から現在に至る日本の信仰に関する本を書かれているそうです。

終わったら、一人でスタスタと出ていかれて、ロビーにいたので、お話を聞かせていただいたお礼を言って、握手してもらいました。

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