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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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島木さんの作品のジャンルの言葉を勝手に考える

[2012年03月01日(Thu)]
島木さんの作品の分野にはドールハウスとかミニチュアハウスと言う言葉はあるようですが、島木さんの作品は、どうもそういった言葉に収まりきらない感じがしてならないので、何かいい言葉はないかと考えてみました。

いろいろと考えているうちに、その作品をできるだけ短い言葉で表現するとこうなります。
「覗くと、微細な家の内部の空気感と家の中から見える景色のだまし絵的な錯覚によって、脳をゆさぶられる小さな模型」

そして、私が思いついた言葉は、「マイニュート・ハウス」

本当は日本語でいい言葉が思いつけばいいと思って考えたのですが、短くていい言葉がどうしても思いつきません。日本語の場合は、どうしてもイメージが固定されてしまいますので。

分を表すミニッツという英語は、マイニュートという別の発音をすることによって、微細なという意味になります。マイニュートは日本語になっていないので、何のことか分かりにくいのですが、逆に一定のイメージを持たれていないので、ハウスにくっつけて新しい言葉にすることによって、島木さんの作品の持っている雰囲気とか特質をこれからかぶせることができるのではないかと考えたのです。

ちなみに、分を表す言葉が、なぜ小さいという意味になるかというと、1時間をまず60に小さく分けた単位だからなのです。分という時間の単位は外国から入ってきた言葉なので、ちゃんと分けるという言葉があてられて翻訳されています。

じゃあ秒はなぜセカンド(2番目)かというと、1時間をまず分に分けて、次に(二番目に)60に小さく分けたので、セカンド。というわけです。

この言葉を思いつくためにいろいろ考えたり、インターネットで調べたりするうちに、ミニという言葉は、1960年ごろにイギリスの自動車会社が、機能を凝縮してコンパクトにまとめて開発した車に、ミニマム(最小限の)という言葉からミニという車名を思いついてつけた固有名詞から始まって、それが一般化して小さいという意味を持つようになった新しい言葉であること(ミニスカートなど)。

ミニチュアという言葉は、西洋で中世の写本の装飾につかわれた鉛丹でできた赤い絵の具を意味するミニウムという言葉からきており、その装飾が細密であることから、小さく分けるという意味のミニットという言葉と混同されてしまい、「細密画」という意味になり、「小型・縮小模型」という意味になったらしく、ミニとミニチュアはまったく異なった語源であることが分かったりして面白かったです。



島木さんのミニチュアハウス展へ急げ!!

[2012年03月01日(Thu)]
先日このブログでも紹介した、島木夫婦によるミニチュアハウス展(模景展)を2月25日に見てきました。

やられました。必見です。凄すぎます。

実は、宣伝しておきながら、観たい観たいと思ってたものの私は初めて。

作家の島木さんもいらしたので、最初に、写真を撮らせていただけないでしょうか?とおたずねしたところ、以前は自由に撮ってもらっていたけど、勝手に絵はがきに使われたりということがあったために、今は一律お断りしているとのこと(他人の著作物を勝手に使うのは困ったものです)。

ブログへ紹介記事で掲載したいので、解像度を落として他の人が勝手に利用しにくいようにするのと、そのあたりのことの解説もしますので、と説明したのですがダメで、じゃあ、この場で写真を試しに撮らせていただいてすぐにこの場でデーターを消させていただくので、とお願いしたら、ちょうどお客さんが少なめだったので了承していただきました。どのように写真に撮ることができるか試してみたかったのです。

しかし、すぐに写真を撮ることを断念しました。小さな作品で奥行きがあり、とても手持ちで撮れるようなものではありません。撮るとすれば三脚からレンズからいろいろ準備して照明の状況なども考えてじっくり取り組まなければ無理だということが瞬時に判明。しかも、じっくり撮ったとしても、この世界を写真では10パーセントも再現することはできません。自分の安易な考えを反省。

こういった世界にはドールハウスという分野があって、細かなつくりにこだわっているのですが、普通はどこからでもながめることができるようにオープンな感じのつくりになっています。ところが、島木さんの作品はちょっと違う。家そのものを、覗き込むことによって体験できるような造りになっているので、ぱっとみは地味。しかし、近づいて覗いてみるとその世界に吸い込まれてしまうような不思議な体験。しかも、覗ける範囲が限られているのに、水平から見るのと、少し下から天井方向を見るのとでまた雰囲気が違う。庭などがある作品の奥行感といったら、えも言われないものがあります。

一級建築士でもある島木さんのお話も少しだけうかがうことができて、一つ一つを本物のように作りこむこともですが、その建築の空気感を出したいと思ってつくっているそうで、本当にそのとおりです。

一作品、一作品にじっくりひたりたいので、常設の展示会場(美術館)があるといいなあと思わせるようなものでした。

それにしても、この体験は何と表現したら言いのでしょうか?
岩国にある宇野千代生家のミニチュアハウスもあり、観ていると、本物を見ているよりそのものを感じさせてくれると言うか、自分が小さくなったような気にもなるし、宇野千代さんのことを瞬時にいろいろ想像させてくれる。とにかく、想像力と言うものを刺激されるのです。もし、この作品を宇野千代生家に持っていって、観たらどんなことになるんだろうか、と考えると倒錯の世界に迷い込んでしまいそうです。

きっと、新しい分野なので、ミニチュアハウスではなくて、新しいそれに相応しい言葉を作らないといけないような気がします。

3月4日(日)までやっていますので、まだ間に合います。是非!!



追記
島木さんの作品は、とても写真で表現できないのですが、何もないとさみしいなあと思っていたところ、2日後にも行ってもう一度見たとき、絵ハガキを売っていたので、それを絵ハガキとわかるように複写させてもらうことにしました。
もちろん、これじゃあ本物の家を写真に撮っているだけのようですが、これが手作りのちいさな家なので、本物のすごさが伝わりません。ちなみに、この作品は、今回も展示されていて、島根県の松江にある『ヘルン(小泉八雲)旧居』です。

1202heruntei.JPG

今、mtが熱い

[2012年03月01日(Thu)]
1203mt.JPG

mtとはマスキング・テープ(Masking Tape)の略語。養生テープとも呼ばれ、もともとは、塗装のときに塗料がかかって欲しくないところを覆って(マスキング)して養生するなどの目的に使われるテープのこと。

貼った部分を傷めないやさしい粘着性と素材のやわらかさから、仮止めなどにも使われてきたが、ある会社(カモ井加工紙梶jへのメールから転機を迎えることになり、今では、若者などを中心に、さまざまな柄のおしゃれなMTが製造されるようになり、活用法もいろいろでブームになりつつある。

ということを、たまたま、最近テレビで見て、密かに関心を持っていたのですが、知り合いと話しているうちに盛り上がって、インターネット上に「マスキングテープ」というファンサイトがあることが発覚(mt誕生ストーリーや工場見学記などコンテンツ満載で楽しいです。mtで検索して是非ご覧ください。mtで有名なカモ井加工紙鰍ェ管理しているサイトです)。

さらにはいろいろアイデアが浮かんできて、楽しい時間を過ごすことができました。

例えば、岩国で言えば、錦帯橋とかレンコン(輪切りのデザイン)や今が旬のセツブンソウなど、地域ならではのmt(ご当地mt)を作ってみてはどうだろう、ゆるきゃらのmtは、などなど(もう取り組んでいるところはあるかも)。

これは、知り合いに話してみよう。最少ロット数などがあるだろうから初期投資がどれくらいかかるかによっては、ご当地ならではのお土産(グッズ)が作れる可能性があります。地元のデザイナーにも参加してもらえればより楽しい。

一部では、mtを使ったアート作品も作られているらしい。

最近、ネーミングをするのがマイブームになっているので、名前を考えてみました。

とりあえず、安易なのはmtアート。
なのですが、mtと言う素材が、もともと、塗装のマスキングや仮止めに使うと言う、はかなさ(すぐにはがされて用済みになるとか、半透明な感じとか)を持っていて、さらには、ラッピング素材なので、貼り付けたものに対してやさしい、といったことが創造力をかきたてることから、テンポラリー・アートとか、せっかくなのでmtを使って、mtテンポラリー・アートというのはどうでしょう。mtテンポラリー・アート展なんかやると面白そう。

テンポラリーとは、一時的なという意味(コンピュータ用語で一時的にファイルを置いておく場所を、テンポラリー・ファイルと言ったりします)。現代美術といった意味で、コンテンポラリー・アートという言葉はありますが、そこから思いついた言葉で、多分今までにない言葉の組み合わせだと思います。

実は、mtは、和紙を使っている(和紙の機能が、用途にぴったりだったのでしょう)ところから、日本文化の発信になっているところも何気にうれしい。

再び書きます。今、mtが熱い。

写真は、(自称)岩国では一番mtの品ぞろえのある、南岩国のイズミの中にある雑貨店「ヴィレッジ ヴァンガード」で買った、世界のいろんな言葉で「ありがとう」と書かれた幅広(3センチ)のmtと、かわいい猫の柄の入ったmtっぽいクラフトテープ(柄はかわいいけど、素材は和紙ではないようで少し残念)。


私の野鳥写真の具体例(カワセミ)

[2012年03月01日(Thu)]
前の記事の続きです。

120226kawasemi.JPG

十数年前のかなり古い写真になってしまいます。しかも、元データをなくしてしまい、というか、元データはスライドフィルムなので、スキャンしないとデータにならないので、絵ハガキにしているものの複写です。

カワセミはとても小さくて美しい鳥で、野鳥観察の中でも人気があると思われます。私の住んでいるところではそれほど珍しい鳥ではありませんが、小さいのとすばしっこいので、普通に過ごしていると気付かない場合も多いようには思います。

ほんとに小さなどぶ川のようなところでも見かけたことがあります。

江戸の公園などで時々人を恐れずに多くの人のカメラの前で愛嬌を振りまいているカワセミが話題になることがありますが、一般には人を嫌うので、たまたま見かけてもすぐに遠くに行ってしまうことが多いです。

しかし、よくよく観察していると、一定の通り道や止まり木(止まり石)を行き来しているのがわかります。

そこで、ある日しばらくガードレールのところに腰を下ろして待ってみることにしました。どれくらい待ったでしょうか、1時間か2時間か?すると、やってきました。でも、カワセミは目がいい(鳥は一般に目がいい)ので、ちょっと止まってすぐにまた次の場所に行くかなと思っていたら、ずいぶん長い間(数分間)いてくれたのです。ちょっと気持ちが通じた気分で楽しい(カワセミにしてみれば、まあ、あんまり危害を加えそうにもないから、しばらくいても大丈夫か、くらいのことかもしれません)。

なかなか凛々しい姿でしょ。ほぼ海岸といっていい所なので、海のカニが下にいたりします。



野鳥観察と写真(ファインダーを覗く楽しみの弊害)

[2012年03月01日(Thu)]
ファインダーを覗いて写真を撮る楽しみとその危険性について、「ファインダーを覗くという体験」で書いたのですが、あの記事を書いた直後、その弊害と言えるようなことをにかかわることになってしまったのでそのことを少し書いてみたいと思います。

私自身は野鳥観察も好きだし、野鳥の写真を撮るのも好きで、ただ、どちらかというと野鳥をみるのが好きなので、比重としては野鳥観察:野鳥写真撮影=7:3くらいの感じでしょうか。

さらに書けば、極身近にいる鳥をみるのが好きなので、早朝散歩をかねてがメイン。最大でも車で30分くらいの範囲内で十分です。昼休みにたまに散歩に出てスズメやカラスをみるので楽しめます。

そのことを公言しているし、ブログにも野鳥関係の記事を書いたり、一時は私の撮影した野鳥の写真も使いつつ、野鳥を学ぶ授業プランを試作していた時期もありました(ある程度までいったのですが、未完のままです)ので、知り合いからある鳥について聞かれました。

私は名前は知っていたけど、みたことがなかったので、軽い気持ちで知っている可能性のある連絡先を教えてそのままになっていました。

数日後、本当にたまたま(数年に1回会うか会わないかの人なのに)会うことがあって、そのことについて聞いてみたら、その人はやはりよく知っていて、その状況を聞かれた人に伝えることができました。

そのあと、折り返し、その鳥のことについて知りたかった人(私の知り合いの親戚でした)がその鳥の写真が欲しいらしいということだったので、「じゃあ、多分写真はもっているだろうからもう一度聞いてみましょう。きっと分けてくれると思いますから」と安請け合いしてしまいました。

これからが本題です(長い前置きで申し訳ありません)。

野鳥に詳しい人に改めて写真を分けてもらえないかと聞いたとき、私は、一人で散歩がてら野鳥観察をしながら、ついでに写真も撮るというスタイルなので、珍しい鳥をたくさんの人で観察したり、写真を撮ったりと言う経験がないので、今のそういう状況についてまったく疎かったことがすぐに判明しました。

その人は本当に野鳥が好きで、昔は写真も撮っていたことがあるけど、今は撮っていなくて、野鳥の写真を撮る人のマナーの悪さを嘆いていました。

珍しい鳥がいると聞くと、大阪や九州など遠くから車を交代しながら運転してやってきて、とにかく写真を撮るためにずかずかと近づいていったり、野鳥の生活環境のことなどお構いなしの人が多いのだそうです。

じっとしゃがんで待っていたら、鳥のほうから寄ってくることもあるよ、などとアドバイスしても全然だめなのだそうです。

だから、その鳥の写真を持っていると思われる人も知っているけど、その人もそういうタイプの人なので話もしたくない。野鳥仲間の間では、できるだけそっとしておいてやりたい。例えば、写真などを出回らせるとしたらその鳥がいなくなってからにしたい、ただ、ちゃんとマナーを守って観察するのならぜひみてほしい、という話でした。

インターネットの時代だから、そういう噂って、あっという間に広まってしまって悲しいことになってしまうのでしょう。珍しい山野草などでもそうですよね。

私は、私の認識不足を恥じ、写真の依頼をした知り合いには、事情を話してお断りをしました。

これなどは、ファインダーを覗くことの弊害と言っていいでしょう。ファインダーを覗いて写真を作ることに集中しすぎると、被写体と自分の関係ではなくて、ただ写真を撮ること、写真を所有することにだけ考えが行ってしまって、結果としてそういう被写体が生き苦しいことになってしまうことになるということに配慮がなくなってしまう。

ファインダーに集中しすぎると、悪意なく?そういうことになってしまうのだと思うのです。

これは、自分も気をつけなければならないことですし、機会があるごとに、呼びかけないといけないことでもあるなあ、と思いました。

長くなったので、実際に私が取った野鳥の写真を例にとって、私が実際にどんな感じで野鳥の写真を撮っているかを書いてみたいと思います。



ファインダーを覗くという体験

[2012年03月01日(Thu)]
120223finder.JPG

今ではカメラは、背面についた液晶画面を見ながら撮るというのが普通になってしまって、ファインダー好きな私などは時代遅れになった感があります。

そこをあえて書かせてもらいます。

背面液晶画面を見るのと、ファインダーを覗くのは根本的に違うのです。
(老眼で液晶が見えないだけでは?と言わないでください。でも実際、後が壁などで引きのない場面で背面の液晶面から顔を離せない場合は液晶にピントを合わせることができません。トホホ)

極簡単に行ってしまうと、立体視と平面視の違いと言えます。

背面液晶画面を見る場合には両目(両目が見える場合ですが)で目の前の風景を立体的に見ていてその一部分に平面の液晶画面があるわけで、なんとなく邪魔なものが目に入ってしまう状態になります(ファインダーを覗く場合でも、周りの様子を確認するために両眼を使ったりはしますが)。

一方、ファインダーの場合、片目で見るので当然平面視になり、しかも結果としてフィルムに写る(センサーを通してメモリーに記録される)のと同じ画面だけを覗くことができるわけで、簡単に言えば長方形の平面をいかに濃淡で構成するかという写真というものに集中できるのです。

副産物として、目と鼻をカメラにくっつけることになるため、右手でグリップを、左手でレンズを持つことを加えると4点でカメラを支えることになり、安定します。

繰り返しになりますが、写真と言うのは、結局、世界の一部分を長方形の平面で切り取り、濃淡で表現するもので、ファインダーを覗くとそれが切り取られてそこにあるわけです。ペンタプリズムと鏡を使って、フィルムに写る予定の光の束の進路を変えて覗けるようにしたファインダーを考案した人には本当に感心してしまいます。

しかし、一眼レフの場合、光の束の進路を鏡で変更しているために、シャッターを切るときに一瞬鏡を跳ね上げて、フィルム面に光の束が行くようにしないといけないので、実際に写った像を確認することができない(とか、シャッター音がうるさい、振動がぶれの原因になる)という弱点がありました。

ディジタルカメラになっても、一眼レフタイプのカメラは同じ仕組みなので、同じ弱点を持っています(ごく一部透過する鏡を使って、ファインダーが見え続けるタイプのものもあります)が、ミラーレス一眼の場合は、シャッターを切った瞬間の画像を(解像度や画像追跡の遅れの問題がありながらも)確認できるという特徴を持っています。

思うに、ライカタイプのレンジファインダーのようなものから、いかに進化してしまったか。写った結果そのものを目でリアルタイムに確認しながら写せるような方向になってきているわけです。そのうち液晶ファインダーの解像度や画像追跡度が増して、人間の目の能力を超せば、ほとんどリアルタイムで結果を確認できるようになるわけです。

しかし、ここで一歩踏みとどまって考えてみると、それが本当によいことなのかどうなのかというのは微妙だなあ。

見た目と結果がかけ離れていることが実は大切だったりすることもあるんだよなあ。レンジファインダーのカメラなどは、鏡の跳ね返りがない分シャッター音も控えめだし、ファインダーが左端にあって、両目をあけて、フレーミングよりも写すものと向き合いながら撮れるという利点があり、さらに、フィルムカメラだと、結果が出るまで時間がかかるため、ああいう風に撮ったつもりだったけど、どうだったかなあとか、もっとああすればよかったのかなあとか、そのときを思い起こしていろいろ想像するのが楽しかったりするし、それによって、考えが深まったりする。画像処理とかは、あとになって、よかったのだけピックアップしてやればいいんだし。

写真自体は、さっき書いたとおりなんだけど、写真を撮る行為というのは、被写体とのコミュニケーション(被写体のことを考えたり、しゃべったり)だったりするわけで、カメラに機能が盛り込まれすぎると、機械(カメラ)と写真を撮る人のコミュニケーションに終始してしまいそうな気がしそうでどうなんだろう。

そういう意味で、以前に紹介したローライ35Sは、時々使いたくなるカメラです。

まあ、私はこれまでどおり、その場で写真を見返したりすることなく、被写体(風景、静物、人物、動物など)とのコミュニケーションを大切にしながら写真を撮っていきたいなあと思います。カメラは、そのために余計なことを考えずに撮れる便利な道具であればいいのです。

ここまで書いて、ふと関係あるようで関係ないことが気になりました。最近3D映画というのがありますけど、あれを撮るカメラって両眼ファインダーがついているんでしょうか?

そう言えば昔、両眼(実体顕微鏡(ニコン ネイチャースコープ「ファーブル ミニ」)と言うのがあって倍率は低い(20倍)けど(だから)、防滴防塵で野外の自然観察にぴったりで立体的に見えて面白かったなあというのを思い出しました。



民間事故調の最終報告書に関する疑問について考える

[2012年03月01日(Thu)]
2月1日の記事で紹介した福島原発事故の3つの調査委員会のうち、2番目に発足(2011年11月15日)した「福島原発事故独立検証委員会」(以下、民間事故調)が2月27日に最終報告書を公表たことが一斉に報道されました。

このことについて、いろいろと疑問がわいたのは私だけではないと思います。以下、取り急ぎ、疑問点について考えてみたいと思います。

1 この報告書が本当に世界初の総合的検証なのか?
2 なぜ、報告書が、例えばインターネットから入手できないのか
3 今回の報告書の特徴は?


1 この報告書は本当に世界初の報告書なのか?

私は、福島原発の事故の調査委員会は3つしか知らず、報道があってから、インターネットで夜な夜な調べているうちに大前研一さんが、当時の事故再発防止担当の細野首相補佐官に提案を行い、3か月後の2011年10月28日に「福島第一原子力発電所事故から何を学ぶか」という報告書(PDFで187ページ)を出しており、そのプロジェクトの経緯なども含めて、インターネット上でわかりやすく誰でも見ることのできる形で公表されていることを知りました。図や表を駆使し、東京電力から提供されたと思われる原発の図面や震災時の原発の写真なども使われていて、教訓や提言もあり、これが世界初の報告書と言ってもいいと思います(是非、「福島第一原子力発電所事故から何を学ぶか」で検索して見てみてください)。

プレスリリースもちゃんと公開されているのに、ほとんど報道されていないのはびっくりです。震災直後に、大前さんがインターネット上で非常にわかりやすいテレビ番組をやっていたのをたまたま見ましたが、そのあとにちゃんと行動してこれだけしっかりした報告書を3か月で作り上げたことに敬意を表します。

2 なぜ、報告書が、例えばインターネットから入手できないのか(2月28日時点)

 世界的にも関心を持たれている福島原発事故に関する報告書をどうやって入手できるのだろうかと考えて調べてみると、民間事故調は、今回の震災をきっかけとして発足した「一般財団法人日本再建イニシアティブ」という団体のプロジェクトであることがわかり、ホームページやフェイスブックである程度の情報を得ることができました(しかし、財団の実態についてはよくわかりません)。

2月28日の時点(この記事を書き始めた時点)では、「当財団は非営利で運営しておりますことから、当初、今回の報告書は非売品として限定部数作成いたしました。(中略)広く皆様にお読みいただけるよう、現在準備を進めております。ご関心をお寄せ頂き、感謝致します。」と予定は未定であるとあったのに、29日の夜の時点で、問い合わせがたくさんあったことなどを理由に、急きょ3月11日から全国書店やインターネットで販売されることが発表されました(ちなみに値段は1575円、電子版は1000円)。

この急展開は、ちょっとあまりです。報道発表をしてもらうのを待って販売を発表したということだと思われます。当初から販売のことを公表すると、本の発売発表会になるので、マスコミが取り上げてくれないことが計算に入っていたのでしょう。これで、29日には、報告書のことが新聞などから全く姿を消してしまった(ドン引きした?)ことも理解できます。

財団法人や社団法人については、ここ最近法改正があってわかりにくくなっています。これまで財団法人、社団法人と言えば公益性を持つことが要件でしたが、公益財団法人と一般財団法人に分かれることになったため、一般財団法人は、非営利である必要はありますが、公益性を持つ必要はありません。このあたりがわかりにくい。非営利団体ではあるので、収益を得ることはできますが、その収益を社員で分配する(これが営利)ことができず、その財団の本来事業に振り向けることになります。実費販売とうたわれていますが、かなり売れると思われますので収益はでるでしょう。その収益は、一般財団法人日本復興イニシアティブの本来業務に使われるということになりそうなのでこの団体の今後の活動に期待しないわけにはいきません(ただ、あくまで実費販売にこだわるのであれば、小さな出版社から出版されることからその出版社の収益になるということも考えられます。その場合、収益の使い道を問うことはできなくなります。なぜ、その出版社かということは問うことができるにしても)。

3 今回の報告書の特徴は?

とは、言っても、私もこの報告書は読んでみたい。この報告書の読み方としては、財団のフェイスブックに載っていた北澤宏一委員長の報告書に関するコメントが参考になると思いますので、以下引用します・

「福島事故の独立検証委員会の300名余のヒアリングと文献、記事調査を基にした報告書が3.11完成を目指してできあがりほっとしています。28日に記者会見、政府上層部にも届けます。「政府や議会の事故調に対して何の権限もない民間事故調で何ができるのか」大きな疑問でしたが、終わってみると「この報告書は面白い」。委員長がそう言うのは不謹慎ですが、推理小説を読むより引き込まれる感じで、その中に大きな反省と自責の念、そして将来への教訓が含まれています。30人の若手専門家集団(大学院生、弁護士や技術者、ジャーナリスト)たちが半年をかけて調べたのですが、ヒアリングを受けた人たちと世代が一周りから二周り違っていたこと、なんと私はこのことが結果的に民間事故調の最大の特色だった!と思うようになりました。若くて熱心な人たちを前にして、ヒアリングを受けた人々は饒舌になる。これは経験則でした。ヒアリングの時間は延びる。「これはオフレコだけどね」という部分が多くなる。そのような中から重要な隠されていた事実が明らかになる。全体を通して、私たち後ろに控えていた一周りから二周り年代が上の有識者委員は学ぶところ本当に大でした。これから色々と話題となっていくことだろうと思いますが、未来に向けての教訓となるだろうと期待しているところです」

民間事故調の母体となった財団の色がでている(どんなものでも、それぞれの片寄はでてしまうでしょう)のでしょうが、それはそれとして読み込んで、また、感想を書きたいと思います。

今時点の報道のみで感じていることは、いつもありがちなのですが、特定の個人を悪者にしていて、例えば官僚組織が事故当時機能しなかった問題点などについて報告書でどう取り上げているか(取り上げていないか)などについては語られていないのがちょっと不満です。


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