今、mtが熱い
mtとはマスキング・テープ(Masking Tape)の略語。養生テープとも呼ばれ、もともとは、塗装のときに塗料がかかって欲しくないところを覆って(マスキング)して養生するなどの目的に使われるテープのこと。
貼った部分を傷めないやさしい粘着性と素材のやわらかさから、仮止めなどにも使われてきたが、ある会社(カモ井加工紙梶jへのメールから転機を迎えることになり、今では、若者などを中心に、さまざまな柄のおしゃれなMTが製造されるようになり、活用法もいろいろでブームになりつつある。
ということを、たまたま、最近テレビで見て、密かに関心を持っていたのですが、知り合いと話しているうちに盛り上がって、インターネット上に「マスキングテープ」というファンサイトがあることが発覚(mt誕生ストーリーや工場見学記などコンテンツ満載で楽しいです。mtで検索して是非ご覧ください。mtで有名なカモ井加工紙鰍ェ管理しているサイトです)。
さらにはいろいろアイデアが浮かんできて、楽しい時間を過ごすことができました。
例えば、岩国で言えば、錦帯橋とかレンコン(輪切りのデザイン)や今が旬のセツブンソウなど、地域ならではのmt(ご当地mt)を作ってみてはどうだろう、ゆるきゃらのmtは、などなど(もう取り組んでいるところはあるかも)。
これは、知り合いに話してみよう。最少ロット数などがあるだろうから初期投資がどれくらいかかるかによっては、ご当地ならではのお土産(グッズ)が作れる可能性があります。地元のデザイナーにも参加してもらえればより楽しい。
一部では、mtを使ったアート作品も作られているらしい。
最近、ネーミングをするのがマイブームになっているので、名前を考えてみました。
とりあえず、安易なのはmtアート。
なのですが、mtと言う素材が、もともと、塗装のマスキングや仮止めに使うと言う、はかなさ(すぐにはがされて用済みになるとか、半透明な感じとか)を持っていて、さらには、ラッピング素材なので、貼り付けたものに対してやさしい、といったことが創造力をかきたてることから、テンポラリー・アートとか、せっかくなのでmtを使って、mtテンポラリー・アートというのはどうでしょう。mtテンポラリー・アート展なんかやると面白そう。
テンポラリーとは、一時的なという意味(コンピュータ用語で一時的にファイルを置いておく場所を、テンポラリー・ファイルと言ったりします)。現代美術といった意味で、コンテンポラリー・アートという言葉はありますが、そこから思いついた言葉で、多分今までにない言葉の組み合わせだと思います。
実は、mtは、和紙を使っている(和紙の機能が、用途にぴったりだったのでしょう)ところから、日本文化の発信になっているところも何気にうれしい。
再び書きます。今、mtが熱い。
写真は、(自称)岩国では一番mtの品ぞろえのある、南岩国のイズミの中にある雑貨店「ヴィレッジ ヴァンガード」で買った、世界のいろんな言葉で「ありがとう」と書かれた幅広(3センチ)のmtと、かわいい猫の柄の入ったmtっぽいクラフトテープ(柄はかわいいけど、素材は和紙ではないようで少し残念)。
