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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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けっこう衝撃なグラフ「<子どもに自信を持たせる> ことに自信はあるか?」という問いに日本の教師は?

[2021年02月12日(Fri)]
毎月定期購読している教育雑誌「たのしい授業」の2021年2月号の裏表紙になかなか面白いグラフが。

この雑誌では、グラフを大切にしていて、グラフを使った記事があり、その中で特に特徴的なグラフを裏表紙に掲載しています(一時期途絶えていたものの、最近また復活)。

そういう意味では、記事と一緒に見るほうがより楽しめるのですが、今回は裏表紙だけ紹介させてもらいます。

記事は、2018年に行われた「OECD国際教員指導環境調査」の結果報告をもとに、北海道の丸山秀一さんが日本の教員の実態についてグラフを書き直したりしながら解説している興味深い記事です。

この調査は、OECDに加盟している31か国・地域に17の国・地域を加えた合計48か国の教員にいろんな質問をしていて、その中で「<子どもに自信を持たせる> ことに自信はあるか?」という質問に対して「自信がある」と答えた教員の割合をグラフにしたものが写真のとおりで、調査国全体の平均が86.3%あるのに、日本の教員は24.1%しかなく、ほかの47か国に比べて極端に低いことはグラフをみると愕然とするほどで、この事実自体知っておいていいことだと思います。

2102たの授グラフ.JPG

報告書をまとめた国立教育政策研究所によると、「日本の教員が他国の教員に比べ、指導において高い水準を目指しているため自己評価が低くなっている可能性や、実際の達成度にかかわらず謙虚な自己評価を下している可能性があることに留意したい」とあるそうです(インターネットでもこの調査の概要を知ることはできます)。確かにそういう面もあるのでしょうが、私は、教員に限らず全般的に日本ではまず自己評価が低い傾向があるというところがネックのような気がします。自信がありすぎる国のはそれはそれでどうなんだろうという気もしますが。


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世にも珍しい「下駄履かせグラフ」を発見してしまった

[2019年06月08日(Sat)]
グラフについては、関心を持っているので、新聞やニュース、本などに出てくるグラフはついついよく見てしまいます。

そして、安易に使われるけど、グラフの本質から考えて誤ったグラフである「足切りグラフ」については、その問題点などをこれまでも何度かこのブログで指摘しています。

今回、驚きの間違ったグラフを発見してしまったのでご報告まで。

あえて名付けると、「下駄履かせグラフ」。もちろんそんなグラフ、(少なくとも私は)これまで聞いたことも見たこともありません。

まずは、実際に見てもらいましょう。

1906下駄履かせグラフ02.JPG

エクセルで作製して、そのまま使っているのでしょう。そして、こうなってしまった気持ちはわからないではありません。

男性の育児休業取得率が、あまりに低すぎるため、0%のラインに近すぎて、グラフが見難いので、基準の縦軸を−10%の位置にしたということでしょう(−10%の取得率って?)。

いやいや、でも、待ってください。グラフと言うのは、全体の傾向を一目でわかるようにするために作るものです。

もちろん数値はちゃんと書いてありますから、数値的には間違えではないと言えるかもしれません。しかし、パッと見、男性も10%以上取っているような錯覚を与えてしまっていることも同時に否定できないでしょう(この場合、普通に基準を普通に0%にすることによって、現状の惨状を一目でわかりやすくできたはずです)。

この記事は、全体として、男性の育休取得率が低すぎることが問題であることを指摘しているので、男性に味方したいわけではないのです。それでも、結果として誤解をあたえるようなグラフを使ってしまっていて、グラフについての認識がまだまだ進んでいないのだなと思った次第です。

1906下駄履かせグラフ01.JPG

(2019年6月4日付け、ハフィンポストの記事より)

この記事の内容自体にも書きたいことがあるのですが、今回はそれが主眼ではないのでひと言だけ。

例えば、知り合いが勤めている会社では、働き方改革などもあり、男性も育児休業を取ることがとても推奨されているのですが、その実体は、産前産後の数日の休みにプラス数日の育休を取るようにするケースが多いらしいのです。

男性の育休取得率には、そういった、ケースが含まれているわけで、女性は少なくとも1ヶ月単位で取得しているだろうことを考えると、本当に少ないのだということがわかります。

男性の育休取得を強制することには私は必ずしも賛成しません(数日間強制的に取らせて取得率だけ上げることになるのでは?)が、この状況を変えようとせずに、「子どもは3人生んで欲しい」などと安易に言うお偉いさんには、本当に何も考えていないんだなと情けなくなります。

もちろん、少子化には、いろいろな要因が考えられます。しかし私は、その気さえあれば変えることができるのに変えようとしないという意味で、一番の大きなネックは、ちゃんと考えることなしに(本人の思いとしては悪意なしに)育児・家事などを女性に結果として押し付けている男性側にあると思っています。


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はたけの花たちの同定について(良いグラフの例)

[2014年06月06日(Fri)]
このブログで、「はたけの虫たち」シリーズに続いて、「はたけの花たち」シリーズをはじめてみて、思っていた以上にいろんな種類の草たちの花に気づくことになり、虫に比べて同定(それが何であるか特定すること)が比較的易しいとは言え、最近は、インターネット上にある野草同定サイト「四季の山野草」にお世話になっていました。

「四季の山野草」というサイトは、いろいろと探しているうちに見つけたのですが、検索するための絞り込み項目が充実していて、とても素晴しいです。管理人さんの努力に敬意を表します。

とは言え、だんだん、手軽な図鑑的なものを手元に持っていたくなったので、インターネットで検索して、手軽そうで面白そうな『色で見わけ五感で楽しむ野草図鑑』(高橋修著、ナツメ社、2014年)を入手しました。

1406五感で楽しむ野草図鑑.JPG

タイトルの通り、普通に見ることができる野草543種(写真掲載は464種)を7種類の花色で分類し、花の咲く時期も同じ色でグラフ化してあるのでとてもわかりやすい(白だけは、紙の色と同じなので区別するためにグレーにしてあります)。しかも、それぞれの花の咲く時期はページの端に1月から12月までわけてあってそこに彩色してあるので。私が時々する方法で見ると、月ごとに花が咲いている種類の多寡がわかります(全体として白い花の野草が多いんだということも)。

1406五感で楽しむ野草図鑑02.JPG

さらにわかりやすいように、月の番号を入れてみました。
すると、実感とマッチして1月、2月、12月は花が少ないんだなというのがわかります。中には、1月から12月まで全てに色がついている野草があって、ページを開いてみると野襤褸菊(ノボロギク)という野草で、あまり意識したことはないのですが、どこでもみられる野草のようです。いいグラフの例ですね。

私が最近気にしている、植物名の漢字表記もちゃんとカタカナ名の下に併記されています。

しかも、五感で楽しめるように、それぞれの野草ごとに一つだけ、「見てみよう」「触ってみよう」「かいでみよう」「聴いてみよう」「食べてみよう」のいずれかのミニコラムが付いているのが楽しい(圧倒的に「見てみよう」が多いのですが、それは仕方ないでしょう)。

いい図鑑はないかとインターネットで調べて見つけたのですが、何と、奥付を見ると初版発行が2014年5月16日。出たばかりでした。

ついでに、『うまい雑草、ヤバイ野草』(森昭彦著、サイエンス・アイ新書、2011年)という本も買いました。最近、野草に興味があるので、つい口に含んでみたりするので、ヤバイものはある程度把握しておかないと、と思いまして。

1406うまい雑草、ヤバイ野草.JPG

なんだかタイトルが不思議だなと思ったら、前書きに

 本書のタイトルを見て、突っ込みたくてウズウズしている人があるかと思います。そういう人を私は敬愛してやみません。
 なかでも「雑草」と「野草」―これを理論的にでも、はたまた直感によって「違いを探る」ことは、自然世界の旅路を満喫するうえで欠かせない才能だと思います。(後略)


といきなり書いてあって、なかなか面白い人です。

中の文章も、実際にいろいろな草を食べてみた経験が生かされていて(思わずクスッと笑ってしまうような表現で)面白い。これもたまたま見つけた本ですが、とてもラッキー。

電源やスイッチを入れればすぐ見ることができるインターネットは便利なのですが、とりあえず現段階での私にとっては、手元に紙の本があるという安心感は、比べものになりません(タブレットにすると、そちらのほうが便利なのだろうか、と想像してみるのですが、通信料がかかりすぎるという問題と、やはりリアルなもののほうが実感が伴うように思うのは、私が年寄りのせい?)。 

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「足切りグラフ」を使う人がいなくなってほしい

[2014年02月11日(Tue)]
『日本人はこれから何を買うのか?』という本が興味深かったので、そのことについて書いてみようと思ったのですが、その前に気になったことを少し。

この本には、説得力を持たせるためにグラフや表が多用されていて、もくじの前にもいくつかのグラフが掲載されています。

その一番最初のグラフが、いわゆる「うそのグラフ」になっているのです。多くの人があまりに当たり前に使っているの(新聞などにも多用されている)で、悪意というものは感じられないものの、結果としてはうそのイメージを持たせることになるので、なくなって欲しいといつも思っています。

このグラフでは一人世帯が増え、一般的と思われる夫婦と子どもの世帯が急激に減少していることを強調しようと、1000万世帯以下を省略しています。「足きりグラフ」と呼ばれ、かつては省略していることを2本の波線で表現していたりしましたが、今では多くの場合それさえなくなってしまっています。

グラフというのは、傾向を一目でわかるようにするためのものであるのに、下の部分を省略してしまうと、変化が強調されてしまい全体の傾向を見損なってしまいます。

せっかくなので、このグラフの本来の形を、大雑把にページ全体をまねて作ってみましたので比較してみてください。最初にあるのが元のグラフです。

1402一人暮らしの世帯の数.JPG

一人暮らし世帯の数 (1).JPG


さらに書くと、世帯数という量を表すものなので、本来は折れ線グラフでなくて、棒グラフのほうがいいと思います。しかも、できるだけ長期で取ったほうが傾向はよくわかるので、元の資料に掲載されている1980年から2035年までの実績数値と推計値を、世帯全体の推移がわかるようにグラフにしてみました。

日本の一般世帯の推移.JPG

一人世帯はどんどん増えていて世帯が増える大きな要因になっており、2005年あたりに夫婦と子どもの世帯と一人世帯が逆転していることがわかります。2035年には一人世帯も減り始めていますが、全体の人口減にともなって世帯も減少してくるからのようです。

「足切りグラフ」についてはこれまでも、書いていますが、折に触れ書かせてもらいたいと思っています。
本のことについては、別の記事で。


驚きのグラフの例(東北地方太平洋沖地震)

[2012年02月14日(Tue)]
良いグラフを見るとそのものがイメージできる。逆に、目で見てそのものがイメージできるように工夫されたものがグラフなのです。

そういう意味で、昨日知り合いから紹介されたYou Tubeに投稿されている動画は、そのすべてがグラフと呼ぶにふさわしいので紹介します。

タイトルは、「東北地方太平洋沖地震 発生地点・規模・時刻分布図(2011/10/15)」(このタイトルで検索すればヒットします)。

2011年1月1日から同10月15日までに日本周辺で発生したマグニチュード3.0以上の地震分布を目と耳で分かるように表現しています。地図上の震源地に地震の大きさを赤い○印の大きさと音の大きさで、震源の深さを赤い丸の中の棒の傾きで表し、それを早送りにした時刻通りにプロットしていっています。

今日の時点で約80万アクセスあるので、多くの人が見ているようですが、私が昨日たまたま知ったので、紹介させてもらいました(9分22秒の作品です)。


授業書案<グラフで見る世界>

[2010年07月31日(Sat)]
仮説実験授業研究会 夏の大会報告2

3日間の大会の中で、約3時間ずつ4コマの時間帯で20以上の分科会(提出された資料は全部で約450本で、2コマ以上継続される分科会も)が設定されました。分科会を少しずつ渡り歩く年もあるのですが、今年は一つずつじっくり参加しました。

ついでに書くと、大会では、ナイターと称して、分科会でさらに検討したいテーマやものづくりなどさまざまな分科会のようなものが自主的に開催されます。

その中の一つ、グラフの分科会で印象に残ったのは、授業書案<グラフで見る世界>。グラフ入門的なもので、2部構成になっており、第1部は「いろいろなグラフ」。「グラフというのは、どう描くかによって、まったく違ってみえてくる。そんな驚きやたのしさを最初に伝えたい!」という作者の言葉通り、一つの題材をいろいろ書き換えることによって、グラフを描くときの注意点なども含めてグラフのたのしさがわかりやすい展開になっています。

2部は、時間が足りなかったので、ナイターでの検討になって私は参加できなかったのですが、「グラフを描いてみよう!」ということで、何種類かのグラフを丁寧に順を追いながら作成していくというもの。

今回初めて提出(何度改定を重ねても、なかなか完成の域に達しないものもたくさんある)ということで、細かい修正などは必要になってくるでしょうが、これまでの研究会でのグラフに関する研究を生かしながら、グラフのたのしさを体感できるいい感じの案でした。

2部で終わらず、3部以降でさらに「法則性の見えるグラフから、未来を予測すること」なども構想しているようで、グラフ教育に関心を持つ私としては楽しみです。


地域・高度・季節別野鳥の居場所がわかるグラフ

[2010年04月10日(Sat)]
『ひと目で見分ける287種 野鳥 ポケット図鑑』(久保田修著、新潮文庫、2010年4月)


野鳥に関する本は、古本も含めて図鑑やエッセイなど4、50冊は買ってしまっているのですけど、新しいのが出るとつい見てしまったりします。

この本も、新聞の広告に出ていて、本屋で立ち読みしてみたら、面白いグラフが載っていたので買ってしまいました。

文庫なのでコンパクトさが売りで、基本は1種1ページになっていて、イラストと大きさの目安、簡単な解説があり、一番下に、北海道から沖縄までの断面白図があり、色分けによってその鳥の見られる場所がひと目でその地域と高度がわかるようになっています。

これもグラフといっていいでしょう。しかも見ていて楽しい。

例えば、モズは、

夏には、北海道から九州本土にかけての比較的高いところにいて、冬には、東北南部から沖縄までの低地にいることがわかります。

鳥それぞれの季節による行動パターンがひと目でわかるのです。これは、いいグラフです。


ウソのグラフ2「グラフにする意味のない事柄」

[2010年04月01日(Thu)]
時々、グラフにする意味のない事柄をグラフにしている例が見られます。

例えば、ごく小規模に行われたアンケート調査などで、サンプル数が50とかの結果をグラフにしてしまうといったものです。

絶対数が少なすぎると、誤差が大きすぎて、全体の傾向を見るグラフには適さないのです。

グラフにしてあったわけではないのですが、先日(2010年2月14日)に行われた、原子力発電所建設でゆれる上関町の町議会(定員12人)選挙の結果を書いてみると、

当選 285 Aさん
当選 279 Bさn
当選 220 Cさん
当選 202 Dさん
当選 194 Eさん
当選 193 Fさん
当選 189 Gさん
当選 184 Hさん
当選 175 Iさん
当選 163 Jさん
当選 162 Kさん
当選 150 Lさん
落選 128 Mさん
落選 120 Nさん
落選 111 Oさん
落選 92 Pさん
落選 85 Qさん
当選者のうち、原子力発電所推進派9人、同反対派3人

原子力発電所の是非が争点となった選挙ですけど、この結果をグラフにすることはできるのですが、絶対数が少なすぎて、グラフで比較する意味があまりありません。

原子力発電所建設のように、広く影響を及ぼす可能性のある事柄の方向性が、こういう数字で左右されるというのは、どういうことなのだろう?

先日上映会を開催した映画『東京原発』のように、電力需要の最も多い東京に原子力発電所を誘致しよう、ということになった場合、都議会議員選挙の結果はどういうふうになるのだろう?

ちなみに、別の数字もあげてみますと、

3600人=上関町の人口
41億円=上関町の年間予算規模(H19)
18億円=これまでに中国電力が上関町に寄付した金額
70億円=今後原子力発電所を誘致することによって国から上関町に交付される交付金



うそのグラフ1「足切りグラフ」

[2010年03月30日(Tue)]
グラフは、「数量の変化をビジュアル的にわかりやすくしたもの」ということは以前に書きました。

だからこそ、結果としてウソになってしまうことがあります。

一番よく見るのは、「足きりグラフ」とよばれるもので、例えばこういったグラフです。


大気中の二酸化炭素の濃度の変化を表したものですが、300あたりからはじまっているので、見た目、二酸化炭素の濃度がこの40年の間に何倍にもなったようなイメージです。

しかし、本当のグラフに書き直してみると、

実際の変化のイメージは、こうしないとわかりません。確かにこれだと間抜けな感じになるので、悪意なく(善意で)、300ppmを省略して書いてしまう気持ちはわからないではありません。しかし、最初のグラフでは、イメージとして変化が強調されすぎてしまい、本来の「数量変化をわかりやすく」というグラフの特徴を、結果として悪用してしまっているのです。

ちゃんと縦軸は310からはじまっているのは、描いてあるのだから、下に300があるのは想像できるはずだからいいのではないか。と思う人もいるかとは思います。しかし、ビジュアルによるイメージは想像以上に強いものであるということは配慮しなくてはいけません。

このグラフの場合、縦長すぎるので、縦軸を圧縮すると、もっとなだらかなグラフになり、二酸化炭素濃度は高くなっているけど、むちゃくちゃ高くなっているわけではないことがわかります。

ちなみに、このグラフが掲載されていたのは、『ふしぎの植物学』という本で、現在読んでいて、面白いので、近々紹介記事を書く予定です。「足きりグラフ」は、新聞などに多用されているのでそこから取ってこようと思っていたのですけど、たまたま目に付かなかったので、このグラフを使わせてもらいました。

改めて書くと、「足きりグラフ」はウソのグラフですから、描いてはいけません。ウソのイメージをグラフで強調するのはグラフの悪用です。差を強調したいのなら、数字で表に書くべきです。


本を読むときに役立つ技法(これもグラフ)

[2010年03月19日(Fri)]

これは、7年前にとある研修の一部の講師を頼まれたときに、使わせてもらった本です。
研修のテーマは、「より創造的な会議にするには」。
そしてこの本は、『会議の技法』(吉田新一郎著、中公新書、2000年)。

各章ごとのページの小口の一部を少しずつずらしながら黒く塗ると、各章のボリュームがひとめでわかり、この本の場合、第5章「情報<アイデア>を共有する」の部分に一番力が入っているということがわかります。

この本は、上記の研修のベースとして使わせてもらったので、何度も読み返しました。そして、不特定多数の人に対して行う研修で使わせていただくからには、著者にことわりをしなくてはいけないので、ファックスでおことわりと、使う予定のレジメを送付させてもらったら、すぐに快諾していただき、しかもそれから、しばらくメールでいろいろやり取りをさせていただいて、とても勉強になりました(もちろん、私の理解力では、十分に理解できて、研修に生かせたとは言えず、研修当日はヒヤヒヤでしたけど)。

せっかくですので、そのときに使ったレジュメを参考に添付します。

『会議の技法』という本は、グループワーク(仕事であれ、個人的な活動であれ)をしていくうえでとても参考になる本ですのでおすすめです。多様な構成メンバーによって、どうやって意思決定していくかというのは重要なことですので。

ちなみに、レジュメはA4判8ページなので、A3の用紙2枚の表裏に印刷すればよく、印刷もやりやすいし、レジュメとして読みやすいページ数だと思います。



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