「異次元の少子化対策」って?
ツイッターは2010年から登録しているものの、すぐに自分はつぶやくことがないんだと思ってしまって、もっぱら読む専になっています。
今は、何となく私に近い考え方の人のつぶやきやトピックを眺めるという感じなのですが、その時々のトピックに関する大喜利的なヒット作が時々あるのが楽しみです。
最近秀逸だと思ったのは、
「「異次元の少子化対策」というのはつまり2次元の子を子供として育てようとかそういうことですか」
これについて何か書くのは野暮だし、ややこしくなってしまうのですが、この言葉に触発されて考えたことも含めてちょっと書かせてください。
「異次元の少子化対策」というのは、岸田首相の年始の記者会見の中で話された言葉で、この言葉自体謎ではあります。「異次元」というからには、よっぽどこれまでにない具体的な何かがありそうなものなのに、それに続くのがそれをこれから検討させるというのですからコケそうになります。
この違和感のある「異次元」に突っ込みを入れているところが面白い。昨年ついに日本の年間出生数80万人を割り込んだので、現実でない二次元の世界での子どもを産んで育てた数をカウントに入れれば100万人くらいに回復するかもしれないみたいなね。
二次元の世界での子育てということで思い出すのは「二次元コンプレックス(略して二次コン、英語でもnijikonと言うらしい)」という言葉で、アニメブームが起こって、二次元(平面)の漫画やアニメに恋愛とか性的な感情を抱く人が増えてきて、それを若干揶揄するような感じで1980年代に言われ始めた言葉で、今やもう日本語としては死語になっている感はあります。
しかし、そういう世界はいろんな形で着実に広がっていて、今でいえばメタバースなどのようにバーチャルな三次元的な(時間的なこととかを考えるとさらに異次元なのかも)世界ができ、そこに没入する人も出てきているのでしょう。それ自体は、そういった世界で居場所を見つけて救われている人も一定数いるだろうと思われるので一概に否定することができないばかりか、いい面もあると思われます。
それはそうと、漫画などの人間の創作物を元に、脳内で想像力を働かせて新しい世界を作ることがある意味発展したメタバースの世界では、自分がアバターを使ってその世界に参入することができて、社会もできつつあるらしいので、現実の世界とは別に、そこで結婚して子どもを産んで家庭を作って子育てを行っているということが起こりつつあるのかもしれません。
そのうち、メタバースの中での出生数のほうが、現実の出生数を上回ってしまい、それでいいのではないかという意見も出てくるのでしょう。
それは、ユートピアなのかディストピアなのか?
ほら、どんどんややこしくなってくる。
私としては、今のところ、日々の現実世界のこまごましたことのほうが圧倒的に楽しいので、その楽しさを少しでもこのブログで発信してそういう世界を知るきっかけになればと、思っている次第です。
思わず、久々にインターネット補完計画(CPI)的な記事になってしまいました。

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今は、何となく私に近い考え方の人のつぶやきやトピックを眺めるという感じなのですが、その時々のトピックに関する大喜利的なヒット作が時々あるのが楽しみです。
最近秀逸だと思ったのは、
「「異次元の少子化対策」というのはつまり2次元の子を子供として育てようとかそういうことですか」
これについて何か書くのは野暮だし、ややこしくなってしまうのですが、この言葉に触発されて考えたことも含めてちょっと書かせてください。
「異次元の少子化対策」というのは、岸田首相の年始の記者会見の中で話された言葉で、この言葉自体謎ではあります。「異次元」というからには、よっぽどこれまでにない具体的な何かがありそうなものなのに、それに続くのがそれをこれから検討させるというのですからコケそうになります。
この違和感のある「異次元」に突っ込みを入れているところが面白い。昨年ついに日本の年間出生数80万人を割り込んだので、現実でない二次元の世界での子どもを産んで育てた数をカウントに入れれば100万人くらいに回復するかもしれないみたいなね。
二次元の世界での子育てということで思い出すのは「二次元コンプレックス(略して二次コン、英語でもnijikonと言うらしい)」という言葉で、アニメブームが起こって、二次元(平面)の漫画やアニメに恋愛とか性的な感情を抱く人が増えてきて、それを若干揶揄するような感じで1980年代に言われ始めた言葉で、今やもう日本語としては死語になっている感はあります。
しかし、そういう世界はいろんな形で着実に広がっていて、今でいえばメタバースなどのようにバーチャルな三次元的な(時間的なこととかを考えるとさらに異次元なのかも)世界ができ、そこに没入する人も出てきているのでしょう。それ自体は、そういった世界で居場所を見つけて救われている人も一定数いるだろうと思われるので一概に否定することができないばかりか、いい面もあると思われます。
それはそうと、漫画などの人間の創作物を元に、脳内で想像力を働かせて新しい世界を作ることがある意味発展したメタバースの世界では、自分がアバターを使ってその世界に参入することができて、社会もできつつあるらしいので、現実の世界とは別に、そこで結婚して子どもを産んで家庭を作って子育てを行っているということが起こりつつあるのかもしれません。
そのうち、メタバースの中での出生数のほうが、現実の出生数を上回ってしまい、それでいいのではないかという意見も出てくるのでしょう。
それは、ユートピアなのかディストピアなのか?
ほら、どんどんややこしくなってくる。
私としては、今のところ、日々の現実世界のこまごましたことのほうが圧倒的に楽しいので、その楽しさを少しでもこのブログで発信してそういう世界を知るきっかけになればと、思っている次第です。
思わず、久々にインターネット補完計画(CPI)的な記事になってしまいました。

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