食文化は誰が守るのか
ひょんなことから洋菓子教室に通っています。講師がとても面白い。相当の技をもった職人さんなのですが、教室では家庭で普通に手に入るシンプルな材料でつくる洋菓子のコツを教えてくれます。「マクドナルドなんかにいくのではなくて、家で普通においしいお菓子を子どもたちに食べさせてほしい」と常々語りかけてくれ、質問をするといろいろと興味深い話をしてくれます。そんなお話のひとつ。
オレンジババロワを作るときに、香りをより引き立たせるためには、オレンジの皮を角砂糖でこすると、オレンジオイルを吸いながら角砂糖がこわれていって、それを砂糖として使うといいのだそう。オレンジの皮を包丁で刻んで煮出したりすることもあるけど、皮の奥のほうには苦味があるので、角砂糖の硬さで皮をこすることによって、いいところだけが砂糖に移る(砂糖がまた香りを吸収しやすい)ということです。それは、昔はお菓子屋さんの丁稚が時間外にやらされていたのだけど、今時は労働条件の問題などからそんなことはしなくなったようです。そういうのもある意味文化で、どんどん工業化してしまう食の世界からは、放っておくと、きっとなくなってしまうのだと思います。だとすると、家庭こそが、そういう文化を残していく場所になっていくのではないかと思われるのですが・・・。共働きが増えていることなどもあり難しいし、それじゃあ取材して紙やメディアに残したら残るのだろうかというと・・・。今後の一つの課題です。
今日も、教室があって、チーズケーキ(スフレタイプ)とヨーグルトゼリーを作りました。余りをいつものように持って帰ると、家族には大好評です。
いきなり、最初に想定していなかったカテゴリーが増えてしまった。
オレンジババロワを作るときに、香りをより引き立たせるためには、オレンジの皮を角砂糖でこすると、オレンジオイルを吸いながら角砂糖がこわれていって、それを砂糖として使うといいのだそう。オレンジの皮を包丁で刻んで煮出したりすることもあるけど、皮の奥のほうには苦味があるので、角砂糖の硬さで皮をこすることによって、いいところだけが砂糖に移る(砂糖がまた香りを吸収しやすい)ということです。それは、昔はお菓子屋さんの丁稚が時間外にやらされていたのだけど、今時は労働条件の問題などからそんなことはしなくなったようです。そういうのもある意味文化で、どんどん工業化してしまう食の世界からは、放っておくと、きっとなくなってしまうのだと思います。だとすると、家庭こそが、そういう文化を残していく場所になっていくのではないかと思われるのですが・・・。共働きが増えていることなどもあり難しいし、それじゃあ取材して紙やメディアに残したら残るのだろうかというと・・・。今後の一つの課題です。
今日も、教室があって、チーズケーキ(スフレタイプ)とヨーグルトゼリーを作りました。余りをいつものように持って帰ると、家族には大好評です。
いきなり、最初に想定していなかったカテゴリーが増えてしまった。