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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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映画『カンタ!ティモール』

[2012年05月14日(Mon)]
『カンタ!ティモール』(監督:広田奈津子、助監督/音楽監督:小向サダム、監修:中川敬・南風島渉、東ティモール‐日本映画、2012年)

120514カンタ!ティモール.JPG

2012年5月13日、周南市市民館での上映会と監督トーク&ライブに参加してきました。

素晴しい映画です。岩国でも上映会ができないかなあと、ちょっと心が動いてしまうくらい。

まず、東ティモールの子どもたちが楽しく歌ったり遊んだり、田んぼで働いたり、と子どもたちの笑顔が全面的にフィーチャーされていてそれだけで、私などは涙が出そうになるのですが、そういった情景にはさまれて、独立まで24年かかった苦悩の歴史が、現地の人へのインタビューによって徐々に解き明かされていきます。そして、その背景には地下資源ビジネスがあり、日本が大きく関わっていることも。

独立への過程で、住民の3分の1が亡くなるという状況の中で、助け合い、歌い、笑い、したたかに生き、「悲しい。いつまでも悲しみは消えない。でもそれは怒りじゃない。」と言い切る人々。

貧弱な装備のゲリラたちが、捕らえたインドネシア軍の兵士を人間的に扱い、ただ、これまでどおりの平穏な暮らしを守りたいだけであることを伝えて釈放し、それが、即効性はなかったかもしれないが、徐々に人々の心を変えていき、独立へとつながっていくさま。

そして、監督が、最初に東ティモールを訪れたときに耳にして、映画を撮るきっかけとなった、青年(と子どもたち)の歌声が、映画全体をやさしく包み込む。

古くて新しい生き方の指針が押し付けでなく、静かに、しかし力強く感じられる映画です。

マスメディアに載らないマイナーな映画はどんどん隅に追いやられてしまっている現状(お金儲けにからんだ映画などばかりがテレビやインターネットであふれる傾向があり、マイナーな映画がその中に埋没してしまう)の中で、こんな豊かな映画が作られていることを、どうやって伝えていけばいいのか。

映画を観て感動したあとに、悩ましい問題が前に立ちはだかっていることを考えないわけにはいきません。



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