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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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お金を地域内で回す仕組みを考える(起業資金を有限責任の出資で調達する)

[2012年05月10日(Thu)]
私は、江戸中心主義(江戸にどんどんお金が集まる仕組み)というものがどうもいやで、いかに地方のお金が地方で回るかというのが気になっているので、記事の中にもそういった趣旨のものを書いてしまいます(mtの話も、そういう流れの中にあります)。

最近では、小規模な起業を考えている人の資金として、有限責任の資金調達の仕組みを考えてはどうかということを思いつきました。

具体的にどういうものかというと、新しく起業を考えている人。特に若い人などは、とにかくお金がなかったりします。100万円のお金があれば、新規の商品を作ってとりあえず起業できるのだけど、そのお金がない。かといって、普通の銀行では、担保がないと貸してもらえない。

そこで、そういった起業のためのお金を求めている人を集めて、いかにその事業が事業性があり、かつ地域のためになるかをプレゼンしてもらい、例えば1口1万円ずつ有限責任で出資してもらう。

その事業が終わったときに、精算するわけですが、例えばうまく行って150万円の売り上げが出た場合、事務局経費などが例えば30万円必要だったとしたら、純益が20万円になるので、一口12000円を払い戻しておしまい。
うまくいかなくて、50万円の売り上げしかなく、品物もあまった場合、やはり事務局経費を引いて残りが20万円になるので、1口2000円と余った品物を現物支給する。

自分が支援したいと思えるような起業者に投資をして、うまくいけば少し儲かるし、損をしてもその出資した以上に損をすることはない。

お金をたくさん持っていて証券会社で資金運用をしている人は別にして、1万円くらいは出資してもいいと思っている人にとっては、こういうふうに顔が見えている人に投資するほうが、得したとしても損したとしても、自分のお金の使い道として、ずいぶん健全というか楽しいと思うのですけど(証券会社などの資金運用は、まったく人任せで、自分のお金がどこに使われているのかまったくわからない)。                                    
                                          
このアイデア自体は、まったく新しいものではなくて、むしろ、株式会社ができた1600年くらいの話の焼き直しです。大航海時代に、資金を募って船を出し、船が途中で難破したら出資したお金はちゃらになり、船が香辛料を積んで無事帰ってきたら出資した人が大もうけになる。そのミニ版(ローリスク、ローリターンな例)なわけですから。

私は、地方々でこういう取組みを勝手にやる人がいるといいなあと思うと同時に、リスクが取れる範囲の小規模なものでいいので、地方の証券会社や銀行が、CSR(企業の社会的責任)として、行ってもいいのではないかと思うのですがいかがでしょう?(これって、本来事業に近いところでの社会貢献になるので、CSRらしいCSRです)

こういったアイデアは、ナンバーワンにもオンリーワンにもなる必要がなく、誰がどこで取り組んでもよく、普通の人が日常生活の中で、自分のお金を有効に活用できるものとして、もっと取り入れられてもいいと思います(誰でも、いつでも、どこでも取り組めるアイデア)。

(さらに具体的に書けば、例えば、オリジナルのご当地mt(マスキングテープ)をデザイン料なども含めて70万円で3000本作って売る、という事業をこの方法で行ってもいいわけです)

このアイデアを、知り合いに話してみたら。面白いから、是非やってみて、と言われたのですが、とりあえず、私は普通のサラリーマンで、他にやることもあって、物理的に厳しいので、できたら、退職した団塊世代の人たちが取り組んでくれないのかなあ、などと考えています。

ついでに書くと、このアイデアは、発展途上国でまず取り組まれて、日本などの先進国でも取り組まれつつあるマイクロクレジット(小規模な融資制度)や、日本で昔にあった(今でも一部残っている、頼母子講(たのもしこう))と少し似ている部分もありますが、さらに自立的でリスク分散型なところがいいのではないかと思います。



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