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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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初音(はつね)ミクに萌える理由を考えてみた

[2012年03月29日(Thu)]
ヴァーチャル・シンガー『初音ミク』

2007年に発売された、音声合成デスクトップミュージックソフトウエア。メロディと歌詞を入力すると合成音声によって歌ってくれる。女性アイドルのキャラクター設定がされているので、自分の手の中でアイドルに歌を歌わせることができるという優れもの。ヴォーカルとアンドロイド(人造人間)を組み合わせて、ヴォーカロイドなどとも呼ばれていて、3D画像と合わせたコンサートも開かれるなど、人気急上昇中。

『初音ミク』は、私たちが歌で感動するとはどういうことかを考えさせてくれます。

私たちは、人が歌う歌を聴いて、心が動いたり感動したりするとき、やはり、その歌う人の人柄とかその人の経験とかを含めて聴いていて、だから感動するんだと思ったりします。

でも、『初音ミク』に私たちが与えることができるのは、音程とビブラートや強弱、テンポなどで、直接演奏するわけではないので想いをを込めることはできません(設定をした後はクリックするだけで自動的に演奏するのですから)。直接演奏すると想いが込められると言うのも謎ではありますが。

それでも多くの人が熱狂しているし、感動する人もいます(私もちょっと魅力を感じている一人です)。

それは錯覚なのか、それとも生身の人の歌を聴くのとは別の体験なのか。

そもそも、合成音声を創り出すシンセサイザー(もうこの言葉も死語か?)というのは、(限界はあるにしても)どのような音も創り出すことができます。

昔(20年くらい前?)富田勲さんが『展覧会の絵』や『惑星』をまったくシンセサイザーで演奏したとき、ある種のショックを受けて、これからどんな音楽が創られるのかと思ったものですが、その後そんなにびっくりするようなものが出てきたわけでもないような気がします。

とてつもなく広い選択肢の中から、音を創って積み上げて交響曲を創り上げるというのは、想像力を刺激されるにしても、ちょっと荷が重すぎる感じもします。既存の楽器で交響曲を創り上げるだけでもとてつもなく大変なのに。

歌はなぜ私たちを感動させるのか、ただ人工的な音で歌わせるのなら、そのメロディに相応しい音を新たに創り出して演奏するのではいけないのか、それは、それぞれの曲にあった既存の楽器で演奏するのとは違うのか。次々に疑問が沸き起こってきます。

そして、結局『初音ミク』の声はあたらに作った人工音ではなくて、現実にいる声優の声をサンプリングすることによって創られているということはどういうことなのか?ちょっと早いフレーズに、たどたどしくなってしまうことすら愛らしい感じがするは?

多分、完璧に人間が歌っているようなものになってしまうと、ちょっと違うのかもしれない。

「人を真似た人形は、人よりもかわいい」という言葉があります。素晴らしい人形劇を見たとき、その人形に人間を感じるのはなぜなのか?

『初音ミク』の魅力は、人が人をまねて創り出したものに人がこもっている魅力といえるのかなあと思ったりします。

音楽の専門家などに言わせると、多分、『初音ミク』の創り出す世界は、音楽ではないというのではないかと思いますが、これだけ人気があるとねえ。まあどちらかというと音楽というより、社会現象と言ったほうがいいのかもしれませんけど。

『初音ミク』は、楽器の一つと言っていいのか。だとすれば、例えば、リアルな交響楽団と『初音ミク』の共演は可能か?

その歌声に涙する人がいるとして・・・。
ロボットと人間の共存という問題は、こんなところから徐々に入ってきたりするのではと思います。



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