1561_胡瓜(キュウリ)は、受粉しなくても実が大きくなることについて
植物は生存範囲を広げていくため、タネをいろんなところに運んでもらうために、莢(さや)がはじけてタネを飛ばしたり、タネに糖分がコーティングしてあって、蟻(アリ)に運んでもらったり、タネがおいしい果実の中にあって、いろんな動物に食べて運んでもらったりといろいろな工夫をしています。
胡瓜も果実の中にタネがあるので、食べてもらってタネは消化されずに耐え、排せつ物の中に入っていろんなところに運ばれるという方法で生存範囲を広げるようです。
胡瓜は、ほかのウリ科の植物と同じで、雄花と雌花が同じ個体に別々に咲き、雄花の花粉が雌花の雌蕊(めしべ)に受粉することによって、タネができるようになっているわけですが、珍しい性質として、受粉しなくても実が大きくなるということを最近知りました。
受粉しないとそもそも実が大きくならない南瓜(カボチャ)や西瓜(スイカ)などのように受粉を助けてやらなくても、どんどん実ができるというのは、実感として知っていたのですが、そういう性質(植物生理学的には、単為結果(雌蕊もしくは雄蕊だけで実を結ぶという意味)という言葉になります)があるのだそうです。
胡瓜は通常未熟な状態で食べるので、あまりタネのことを気にしませんけど、タネらしきものがない胡瓜というのはあまり見たことがないような気がします。
受粉しなければ、いくら実が太っても、タネはできないような気がするのですが実際のところどうなんだろうと気になって、急遽実験してみることにしました。
厳密には、雌花の花が咲く前に見つけて、紙袋などをかぶせて受粉しないようにする方法を取るべきでしょうが、咲く前の雌花を見つけるのが面倒だし、暑い時期なので、袋をかぶせると熱気で成長できない可能性があると思って、雄花を見つけたはしから取り除いていくという方法を取ってみました。
胡瓜の赤ちゃんがついている雌花と、
雄花と雄花を取った後。
そうやって雄花を取っていくと、胡瓜は、実の下のほうがタネが多いような感じなので、これまでも見たことがある、下のほうが細くなっている実がたくさんできてきます。
それが、受粉していない目印と考えて、一つ収穫せずに残しておいて、成熟するまで待ち、タネ取りを行ってみました。
その10日くらい前に受粉したと思われる実でタネ取りをしたときは、いかにも成熟したタネがたくさんとれて、試しに発芽するか確認してみたら。2日後に予想通り発芽しました。
受粉していないと思われた実を半分に割ってみると、実は成熟しているのに、タネはいかにも太っていないものが多く、ボールにとっても大部分が水に浮くものです。
タネの周りのゼリー状のものを取り除き、水に浮くものとそうでないものに分けて、乾燥させ、発芽実験を行ったところ、水に浮くものは予想どおり何日たっても発芽しなかったのですが、
数は少ないけど、実太りのよいタネは、2日後にちゃんと発芽してくれました。
少しだけ受粉して、少しだけ発芽するタネができたのでしょうか?
厳密に受粉しなければ、タネのようなものはできるけど、発芽しないのでは、と予想してやってみたのですが、ちょっと中途半端な結果に終わりました。
誰か詳しく知っている人がいれば、ぜひ教えてください。

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胡瓜も果実の中にタネがあるので、食べてもらってタネは消化されずに耐え、排せつ物の中に入っていろんなところに運ばれるという方法で生存範囲を広げるようです。
胡瓜は、ほかのウリ科の植物と同じで、雄花と雌花が同じ個体に別々に咲き、雄花の花粉が雌花の雌蕊(めしべ)に受粉することによって、タネができるようになっているわけですが、珍しい性質として、受粉しなくても実が大きくなるということを最近知りました。
受粉しないとそもそも実が大きくならない南瓜(カボチャ)や西瓜(スイカ)などのように受粉を助けてやらなくても、どんどん実ができるというのは、実感として知っていたのですが、そういう性質(植物生理学的には、単為結果(雌蕊もしくは雄蕊だけで実を結ぶという意味)という言葉になります)があるのだそうです。
胡瓜は通常未熟な状態で食べるので、あまりタネのことを気にしませんけど、タネらしきものがない胡瓜というのはあまり見たことがないような気がします。
受粉しなければ、いくら実が太っても、タネはできないような気がするのですが実際のところどうなんだろうと気になって、急遽実験してみることにしました。
厳密には、雌花の花が咲く前に見つけて、紙袋などをかぶせて受粉しないようにする方法を取るべきでしょうが、咲く前の雌花を見つけるのが面倒だし、暑い時期なので、袋をかぶせると熱気で成長できない可能性があると思って、雄花を見つけたはしから取り除いていくという方法を取ってみました。
胡瓜の赤ちゃんがついている雌花と、
雄花と雄花を取った後。
そうやって雄花を取っていくと、胡瓜は、実の下のほうがタネが多いような感じなので、これまでも見たことがある、下のほうが細くなっている実がたくさんできてきます。
それが、受粉していない目印と考えて、一つ収穫せずに残しておいて、成熟するまで待ち、タネ取りを行ってみました。
その10日くらい前に受粉したと思われる実でタネ取りをしたときは、いかにも成熟したタネがたくさんとれて、試しに発芽するか確認してみたら。2日後に予想通り発芽しました。
受粉していないと思われた実を半分に割ってみると、実は成熟しているのに、タネはいかにも太っていないものが多く、ボールにとっても大部分が水に浮くものです。
タネの周りのゼリー状のものを取り除き、水に浮くものとそうでないものに分けて、乾燥させ、発芽実験を行ったところ、水に浮くものは予想どおり何日たっても発芽しなかったのですが、
数は少ないけど、実太りのよいタネは、2日後にちゃんと発芽してくれました。
少しだけ受粉して、少しだけ発芽するタネができたのでしょうか?
厳密に受粉しなければ、タネのようなものはできるけど、発芽しないのでは、と予想してやってみたのですが、ちょっと中途半端な結果に終わりました。
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