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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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『土と脂 微生物が回すフードシステム』

[2025年02月13日(Thu)]
『土と脂 微生物が回すフードシステム』
(デイビッド・モントゴメリー+アン・ビクレー著、2024年(原著は2022年)、築地書房)

2501土と脂.JPG

植物が根から細菌の養分を染み出させて、根のまわりに細菌を養う代わりに、細菌に植物が根から吸収しやすい形で必要な養分を産出させているという詳しい仕組みは、近年になってわかってきたことで、それはちょうどヒトの腸内の細菌が、腸内の栄養で生きながら得ているだけでなく、やはり人にとって必要な栄養分などを産出していることと同じような仕組みであることについて書かれた『土と内臓』と同じ著者コンビによる本。

原題は、What Your Food Ate で、直訳すれば、「あなたの食べたものが食べたもの」。

植物にしても、植物や動物を食べる動物にしても、私たちが食べているものは、もとをただせば土にあるものから作られており、土中の微生物をはじめとする生物環境が健全に保たれていることによってこそ、私たちの健康も保たれることについて、様々な実験や調査結果をもとに解説してくれています。

興味深かったのは、栄養について語るとき、未だに三大栄養素(たんぱく質、脂質、炭水化物)やカロリーベースがメインの指標になっており、近年解明されつつある、ビタミンや微小金属、ファイトケミカルなどのような少量で多様な効果のある物質の産出量が、土中の微生物の影響が大きいということ、そして、農薬や化学肥料を使って土中の微生物の殺してしまうような慣行農法に合わせて多くの品種改良がおこなわれているが、土中微生物を生かしてなおかつ収量も減らないような品種改良もあり得るということなど、具体的な事例があげられていることです。


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