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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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『天気でよみとく名画 フェルメールのち浮世絵、ときどきマンガ』

[2024年12月01日(Sun)]
『天気でよみとく名画 フェルメールのち浮世絵、ときどきマンガ』
(長谷部愛著、2024年、中公新書ラクレ)

2410天気で読み解く名画.JPG

もともと絵画やマンガ、アニメが好きだった天気予報士である著者に、東京造形大学から「天気や環境とアートをテーマに授業を担当してほしい」と声をかけられたのがきっかけでまとめられた本。

ただ、案外既存の研究のようなものはあまりないようで苦労したようです。

西洋絵画と日本絵画の歴史的な過去作品について天気や環境との関わりをよみといていくわけですが、特に西洋ではもともと宗教画や肖像画が多く、17世紀あたりから風景画が描かれるようになって、天気などが主役になることが多くなってきて、当時は「小氷期」にあたっていて地球全体が寒い時期で、その中で低気圧の活動が活発な時期があり、太陽の光が求められていたのではといった考察や、狩猟民族では好天が好まれ、農耕民族で農作物を育てる雨が大切にされることで描かれる題材や表現に差が出るとか、興味深い。

そのほか、同じ島国である日本とイギリスでは共通の気象条件をもっているがために、似たような技法が用いられることや、フランスで開花した印象派は、当時の天気の特徴やフランス特有の天気が表現されていること、いろんな気象条件が描かれた日本の浮世絵のこと、マンガやアニメの物語構成やキャラクター設定に色濃く反映される日本人の天気に対するとらえ方や文化についてなど、発展していきそうなテーマが書かれています。

巻末には、さまざまな雲をはじめとする気象用語の解説もあります。


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