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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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『人体最強の臓器 皮膚のふしぎ 最新科学でわかった万能性』

[2023年02月03日(Fri)]
『人体最強の臓器 皮膚のふしぎ 最新科学でわかった万能性』
(椛島健治著、2022年、ブルーバックス)

2301皮膚のふしぎ.JPG

「ヒトはなぜ体毛がほとんどないのか」というのは私の大きな関心領域で、2018年12月15日にこのブログでも、「「ヒトはなぜ体毛がほとんどないのか?」という疑問に関して考えていること(中間報告)」というタイトルでちょっとだけまとまった文章を書いています。

それ以後も、皮膚や体毛に関する本を見つけると読んでしまうのですが、この本もその一つ。そろそろ、新たに知ったことや考えたことも加えて書き直さないといけないかなあと思っているところではあります。

ちなみに、この本では、「ヒトはなぜ体毛がほとんどないのか?」という疑問に関しては、ヒトの祖先が生活したとされるアフリカ大陸のサバンナでは、高温で乾燥しているので、体温調節のために、全身に汗腺が発達し、効率的な熱放出のために薄い産毛になった「サバンナ説」が有力だが、それを裏付ける客観的な複数の証拠がそろっていないということと、最近の遺伝子解析による知見について軽く触れています。

この本は、自己とは何かという哲学的な命題にもつながる、「自己」と「非自己」を識別する生体システムに興味を持ち、その研究対象として「皮膚」を選んだ著者が、皮膚に関する基礎知識、皮膚の免疫システム、「かゆみ」とは、動物や植物とヒトの皮膚、皮膚の病気、アトピー性皮膚炎、皮膚の美容、これからの皮膚医療について、さらに研究者になることを考えている読者のために、著者の研究者としての略史について書いてあって、皮膚本をいろいろ読んでいる私としては、復習的な部分もありますが、やはり知らなかったことも多く面白いです。

特に、これからの皮膚医療に関して、外部からの侵入を許さないように、外来抗原の侵入を極力排除する皮膚免疫と、対照的に、外来異物対しては比較的寛容な腸内免疫が、相互連携をして、免疫系の全体システムを構成しているらしいことが注目され、研究が始まっているということが書いてあって、楽しみです。


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