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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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1158_里山ひよじ村での大地の再生講座221120

[2022年11月27日(Sun)]
大地の再生とは、一言でいうと、
「土の中にある“水や空気の通り道”が人工的な要因などで塞がれている。呼吸できなくなった土が原因で、植物の根が傷み、保水機能が損なわれ、“地力”が失われていく。
それを再び人々の手入れで分断された水脈・地脈をつなぎ直し、その土地の事前と人間の共存の関係を目指す環境再生施工。」
なのだそうです。

このブログでも紹介したドキュメンタリー映画『杜人〜環境再生医 矢野智徳の挑戦』に登場する矢野さんの考えに基づいて各地で活動する大地の再生師と言われる人たちによって開催される大地の再生講座が、「里山ひよじ村」で開催されましたので参加してきました。

最初に大きなタブレットで地図アプリを使って里山ひよじ村周辺の地形を実際に見ながら、谷や尾根の地形の見方やため池でも地形を活用して作られたものか、何かの目的で人がせき止めて作ったものなのかがある程度推測できることなど大きな地形の見方を学んだあと、今年水不足で困った水路の現地を見ながら、草刈りの仕方、水路の泥上げの実際などを実戦形式で学びました。

とても面白かったのですが、実際に体験してみないとわからないことのほうが多いので、私なりに(誤解もあるかもしれないながら)理解した印象に残ったことを少し箇条書きにしてみます。

221120大地の再生講座at里山ひよじ村01.JPG

221120大地の再生講座at里山ひよじ村03.JPG

221120大地の再生講座at里山ひよじ村04.JPG

・草刈りや水路の溝上げを行うとき、その場の風の動きや土の中の水や空気の流れを、五感を使って感じながら、想像しながら少しずつやってみて、変化の様子を見ながら進める(一所懸命集中して一気に草刈り機でやると、一見きれいになるが自己満足で終わってしまう)。少しのことでも、自然の力を手助けすることになり大きな変化につながるので、それほど労力は必要でない。

・まずは、鋸鎌や移植ゴテでできる程度のことに習熟することが大切。それが十分できるようになってから、機械(草刈り機や、ユンボなど)を使うのはいいけど、いきなり使うと、手先で大きな仕事ができてしまい、その万能感に酔いしれて達成感だけで、結果として機械に使われてしまうことになる。

・大地の再生での目的を端的に言うと、「泥を海に流さない」ということ。水や空気の流れが滞っているところに悪い泥ができるので、その詰まりをなくすように少し調整して後は自然に任せる。そして、ある程度のマニュアルみたいなものはあるが、正解はその場その場で違ってくるので、観察することが8割。

・こういう状態にしたいと思っても、自然の力は大きいので、改善できない場合もある。そういう場合は、あきらめることも必要。自然とたたかわずにそこから避難して、そこはバッファーゾーンとして活用するとか、どういう方向にするのがいいのか考えればいい。

・大きなところでいうと、自然の状態で広がっていた河口を埋め立てて、大きな工場を作ったりした場合、それまでそこに流れていた水が詰まってしまうので、その手前は水害が起こりやすくなる。それを解決しようと思えば、埋め立て地を掘り直すかそれが現実的でなければ、ある程度の部分は住まずに遊水地にする。

・今、森に食べるものがなくなって獣が里に出てくるようになったと言われている。それもあるだろうが、かつては、人の領域と森の領域と、その境界域というのがあって、人が手入れをすることによってイノシシなどは賢いので、人の気配を察して人の領域に入ってくることはなく、ときどき入ってくるのを獲って食べたりしていたが、今は、害獣駆除と称して、しっぽを取って駆除費をもらうためにイノシシの領域にわざわざ入っていって獲っているとも言える。

・徳島県の出羽島という小さな島では、移住者が「食べられる森」というのを目指して、その場にあっていて共生しあえるいろいろな果樹や作物を混植するということを試していて、そこに大地の再生師としてコラボしてかかわっていて、おもしろいことが起こるかもしれない。

・大地の再生は、まわりの環境をよく観察して、一人一人の人がかかわることで、自然の力を発揮できるようにしていくことで、かつてはそれが行われていた部分もあるのでは。


全体的に感心したのは、現場現場でいろいろな可能性が考えられるので、正解がすぐに見つかるというわけではないという考え方なんだなということ。自然と人間の関係も人間と人間の関係も似たようなところがって、誰かが良かれと思ってやったことを一方的に否定しない(一方的に否定して人間関係が壊れたら、その後できることもできなくなる)。そのうえで話し合いながら、少しずつ実験してみながら様子を見ながら自然の変わり方を見ていこうということのようで、じっくりかかわっていくことを考えさせられました。

かつて、それぞれの人が経験的に行ってきた、自然の力をうまく発揮させて、人がかかわるからこそより豊かな環境ができるということを、もっと自覚的に協力し合って、これまで以上に豊かな生態系を生み出す取り組みの一つと言えるのかもしれません。

1回では、十分理解して実践することにならないので、来春にも継続講座を行う計画もあります。

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