宏二郎 展「廻る廻る」210410〜18を鑑賞してきた
4月と11月の開催が恒例となっている宏二郎 展。
最近では、4月は、百年以上前に建てられた古民家を改修した宏樹庵と、4年前に木と土を主な素材として新築された幸明館の両方を会場とし、さらに県内で活躍する人とコラボした特別企画を併催するなど、うれしい形での活動の幅の広がりが感じられます。
作品も、蝋燭(ろうそく)や海面にゆらぐ波や日や月の光、小さくそこにある虫たちなどのおなじみのモチーフの描き方が少しずつ変化するとともに、月や太陽そのもの、木の根など新たなモチーフや、地元の和紙や土などの新たな素材も徐々に加わりつつあります。
今回の特別企画では、「廻る糧」と題して、山口市を拠点に中国台湾茶のお茶会を開いている「茶日月」の金子裕美さんと、防府市で発酵養生ごはん料理教室「発酵ゴト」を主宰している奥嶋由香里さんによる、展示のテーマに沿った特別な中国茶とお菓子の席が開催されました。
こちらの特別企画はすでに満席になってしまっているので、若干紹介を。
まずは、中国台湾茶は、2種のプーアールティを、最初の一種は3煎、一煎ごとに変わる香りや味を楽しみ、もう一種はガラスのコップで楽しみました。中国台湾茶は統一的な作法というものはないらしく、金子さんが師事した師匠から習ったものをメインに席を進めてくれました。まったくの初心者だった私たちに対して、質問は随時してもらっていいとのことだったので、質問しながら、茶葉の話なども伺いながら和やかに(写真も撮影OK)。
最初に出てきたお菓子は、牛蒡(ゴボウ)とチョコレートのソフトクッキー。牛蒡の香りが不思議とチョコレートに合う。添えられた香辛料をつけるとまた違う味わいが。
そしてもう一つは、ナツメやレーズンやナッツ、そして香辛料と薫り高い蜂蜜のかかった、ミルクゼリーのようなもの。ルッコラの花がかわいい(花の根本もしっかりルッコラの香り)。
展示空間の一角を茶室にして、展示作品と一体となった、まさに「廻る糧」を感じる至福の時間でした。
会期は4月18日まで。コロナ対策もあり、事前予約制になっていますが、作品鑑賞についてはまだ若干空き時間もあるようなので、日程を確認の上ぜひ。
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最近では、4月は、百年以上前に建てられた古民家を改修した宏樹庵と、4年前に木と土を主な素材として新築された幸明館の両方を会場とし、さらに県内で活躍する人とコラボした特別企画を併催するなど、うれしい形での活動の幅の広がりが感じられます。
作品も、蝋燭(ろうそく)や海面にゆらぐ波や日や月の光、小さくそこにある虫たちなどのおなじみのモチーフの描き方が少しずつ変化するとともに、月や太陽そのもの、木の根など新たなモチーフや、地元の和紙や土などの新たな素材も徐々に加わりつつあります。
今回の特別企画では、「廻る糧」と題して、山口市を拠点に中国台湾茶のお茶会を開いている「茶日月」の金子裕美さんと、防府市で発酵養生ごはん料理教室「発酵ゴト」を主宰している奥嶋由香里さんによる、展示のテーマに沿った特別な中国茶とお菓子の席が開催されました。
こちらの特別企画はすでに満席になってしまっているので、若干紹介を。
まずは、中国台湾茶は、2種のプーアールティを、最初の一種は3煎、一煎ごとに変わる香りや味を楽しみ、もう一種はガラスのコップで楽しみました。中国台湾茶は統一的な作法というものはないらしく、金子さんが師事した師匠から習ったものをメインに席を進めてくれました。まったくの初心者だった私たちに対して、質問は随時してもらっていいとのことだったので、質問しながら、茶葉の話なども伺いながら和やかに(写真も撮影OK)。
最初に出てきたお菓子は、牛蒡(ゴボウ)とチョコレートのソフトクッキー。牛蒡の香りが不思議とチョコレートに合う。添えられた香辛料をつけるとまた違う味わいが。
そしてもう一つは、ナツメやレーズンやナッツ、そして香辛料と薫り高い蜂蜜のかかった、ミルクゼリーのようなもの。ルッコラの花がかわいい(花の根本もしっかりルッコラの香り)。
展示空間の一角を茶室にして、展示作品と一体となった、まさに「廻る糧」を感じる至福の時間でした。
会期は4月18日まで。コロナ対策もあり、事前予約制になっていますが、作品鑑賞についてはまだ若干空き時間もあるようなので、日程を確認の上ぜひ。
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また、時々でいいので遊びに来てください。