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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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『スマホ脳』

[2021年03月06日(Sat)]
『スマホ脳』(アンデシュ・ハンセン著、2020年(原著は、2019年)、新潮新書)

2103スマホ脳.JPG

著者は、スウェーデンの精神科医で、日々増え続ける精神的不調で受診する人々と接しながら、それが1万年前からさほど進化していない人間の脳と、著しく変化してしまった社会のミスマッチが生み出していること、特にここ10年で急速に普及したスマホが私たちに大きな影響を及ぼしていることについて、わかりやすく解説してくれています。

私たちにとって長年の脅威は、飢餓や殺人、干ばつ、感染症だったので、そこから生き残るために、進化を遂げてきました。スマホは、人類が長年かけて進化させてきたそういった脳の特性を利用して、脳をハッキングする機能が満載で、睡眠障害、うつ、記憶力や集中力、学力の低下、依存などを私たちが考える以上にもたらしているのだと。

例えば、周囲の環境などについてより知ることは生き延びる可能性を高めるので、それに対して脳内に快楽をもたらす物質が出てくる仕組みがあります。SNSのプログラムは、どのタイミングでどういう情報を流せばその仕組みを刺激するかを研究し尽くしてつくられている(「いいね」のタイミングをわざとずらしたり)ため、依存度がどんどん高まるようにできており、プログラム開発者の中には、自らSNSを利用することを制限したり、自分の子どもには使わせないようにしたり、開発したことに罪悪感を持っている人もいるほどなのだそうです。

著者はこう言った本に求められがちな、スマホの害から心を守るための簡単な処方箋となるアドバイスを最後にちゃんと書いてくれていると同時に、本文にも書いていますが、「コロナに寄せて」と新たに書き足したまえがきにも繰り返して大切なことを書いています。

「新しいテクノロジーに適応すればいいと考える人もいますが、私は違うと思う。人間がテクノロジーに順応するのではなく、テクノロジーが私たちに順応すべきなのだ。フェイスブック他のSNSを、現実に会うためのツールとして開発することもできたはずだ。睡眠を妨げないようにも、身体を動かすためのツールにも、偽情報を拡散しないようにもできたはずなのだ。
そうしなかった理由―それはお金だ。(以下省略)」

コロナ禍が私たちに投げかけている大きなことの一つは、「お金のためならしかたないね」とあきらめてしまっていた経済の回し方を、考え直すことだと私も思います。

最後に一言添えておくと、2000年代初めに、ファミコンなどのゲームが脳に及ぼす弊害を訴えるために「ゲーム脳」という言葉が使われはじめ、ゲームが悪影響を及ぼすことについては多くの人が肯定的であったものの、脳波の分析については疑似科学といわれるようになっていて、最近ではあまり使われなくなったような気がします。それを連想されるタイトルであるのは意図的なのかそうなのかよくわからないのですけども、どちらかというとあやしいイメージになってしまうような気がするので、別のタイトルにしたほうがよかったのでは、と思います。ちなみに原題を直訳すると、「画面の脳」になるようで、それはそれでわかりにくい。

いずれにしても、スマホを持つ人の必読書と言ってしまってもいいくらいの本だと思います。


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