『薪を焚く』
『薪を焚く』(ラーシュ・ミッティング著、2019年(原著は、2011年)、晶文社)
日常生活の中で薪がなくてはならないノルウェーの作家による薪愛溢れる、薪に関する解説書。
ノルウェーは、豊かな水資源で国内の電力供給をほぼ水力発電でまかなっているものの、北三分の一は北極圏で、冬には−20〜30℃にざらになるらしく、停電になってしまうと命にかかわるため、(一時期薪の消費が衰えたものの)今でも大量に消費されているらしい。
なので、伐採の時期や乾燥方法、環境問題との関わり、樹種による違い、道具、ストーブなどなど、薪にまつわるうんちくには事欠かないらしい。
気候的に日本に比べて乾燥している北欧でも、木を切り倒して薪に加工せずにおいておくと、菌が繁殖して水分が抜けにくくなってしまうこともあることや、ノルウェーの定番の宴会芸として、よく乾燥した薪の端にシャボン液を塗って、反対側から吹くと泡が出てくる技の紹介など、実用的なことから、ちょっと笑える話題まで満載。
私も、たどれば子どもの頃は薪で風呂をわかしていたし、いまだに地域の子どもや大人たちと冬には焚き火遊びをするなど、薪を焚くのは好きなので面白く読ませてもらいました。
美しく積まれた薪棚などの写真などもふんだんに使用され、目でも楽しめる。
ちなみに、焚き火に関しては、『焚き火大全』(吉長成恭・関根秀樹・中川重年_編、椛n森社、2003年)という本がおススメです。

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日常生活の中で薪がなくてはならないノルウェーの作家による薪愛溢れる、薪に関する解説書。
ノルウェーは、豊かな水資源で国内の電力供給をほぼ水力発電でまかなっているものの、北三分の一は北極圏で、冬には−20〜30℃にざらになるらしく、停電になってしまうと命にかかわるため、(一時期薪の消費が衰えたものの)今でも大量に消費されているらしい。
なので、伐採の時期や乾燥方法、環境問題との関わり、樹種による違い、道具、ストーブなどなど、薪にまつわるうんちくには事欠かないらしい。
気候的に日本に比べて乾燥している北欧でも、木を切り倒して薪に加工せずにおいておくと、菌が繁殖して水分が抜けにくくなってしまうこともあることや、ノルウェーの定番の宴会芸として、よく乾燥した薪の端にシャボン液を塗って、反対側から吹くと泡が出てくる技の紹介など、実用的なことから、ちょっと笑える話題まで満載。
私も、たどれば子どもの頃は薪で風呂をわかしていたし、いまだに地域の子どもや大人たちと冬には焚き火遊びをするなど、薪を焚くのは好きなので面白く読ませてもらいました。
美しく積まれた薪棚などの写真などもふんだんに使用され、目でも楽しめる。
ちなみに、焚き火に関しては、『焚き火大全』(吉長成恭・関根秀樹・中川重年_編、椛n森社、2003年)という本がおススメです。

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