『外国人が熱狂するクールな田舎の作り方』
『外国人が熱狂するクールな田舎の作り方』
(山田拓著、2018年、新潮新書)
先日、岩国でインバウンドに関するイベントがあって登壇してくれた山田さんの話がなかなか面白かったので、著書を買ってみました。
学生の頃から「海外でチャレンジしたい」と意欲的だった著者が、実際にマネジメントに関するアメリカ企業に就職し、また、パリに本社を置く日本法人に転職するも2001年のアメリカでの同時多発テロによって、自分が勤務していた会社の事務所のあるビルが崩壊するという体験を経て、より広い世界を見るためにスポンサーをつけて525日の世界放浪の旅に出かけ、その過程で、「日本と言う自分たちが生まれ育った国は、歴史ある豊かな国で、特に地方部にはそれらの要素が比較的濃厚に残されており、ある意味これからの社会で渇望される持続可能な社会の要素を沢山持っているのではないか」という思いに至って、縁もゆかりもなかった岐阜県北部の飛騨に移住し、「なにげない里山の日常」を売りにして外国人観光客から人気を集めるツアーを提供する仕事を始めた10年間について書き記した本(一文が長すぎました)。
地域のお祭りの役などを引き受け、地元のコミュニティの中に入り込みつつ、田舎の生活のに悪い影響を与えないように少人数単位で徒歩やサイクリングで解説しながら見せることがいろんな人のhappy(幸せ)に通じるという考え方のもとに地道に活動している様子が、失敗談なども含めて丁寧に書かれていてとても参考になる。
後半の方で、同じ事業は全国どこでもできるということと、それを進めるためのよい人材を確保することの大切さと難しさが語られていて、共感する部分です。こういったまねすれば成功する可能性の高い近道はいろいろと探せば見つけることはできる。ある意味、いろいろな答えは様々な人の積み重ねの中からいくつか見出されていて、それに向けて着実な努力をすればいいだけのはずなのですが、それがなかなか難しいのですよね。
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(山田拓著、2018年、新潮新書)
先日、岩国でインバウンドに関するイベントがあって登壇してくれた山田さんの話がなかなか面白かったので、著書を買ってみました。
学生の頃から「海外でチャレンジしたい」と意欲的だった著者が、実際にマネジメントに関するアメリカ企業に就職し、また、パリに本社を置く日本法人に転職するも2001年のアメリカでの同時多発テロによって、自分が勤務していた会社の事務所のあるビルが崩壊するという体験を経て、より広い世界を見るためにスポンサーをつけて525日の世界放浪の旅に出かけ、その過程で、「日本と言う自分たちが生まれ育った国は、歴史ある豊かな国で、特に地方部にはそれらの要素が比較的濃厚に残されており、ある意味これからの社会で渇望される持続可能な社会の要素を沢山持っているのではないか」という思いに至って、縁もゆかりもなかった岐阜県北部の飛騨に移住し、「なにげない里山の日常」を売りにして外国人観光客から人気を集めるツアーを提供する仕事を始めた10年間について書き記した本(一文が長すぎました)。
地域のお祭りの役などを引き受け、地元のコミュニティの中に入り込みつつ、田舎の生活のに悪い影響を与えないように少人数単位で徒歩やサイクリングで解説しながら見せることがいろんな人のhappy(幸せ)に通じるという考え方のもとに地道に活動している様子が、失敗談なども含めて丁寧に書かれていてとても参考になる。
後半の方で、同じ事業は全国どこでもできるということと、それを進めるためのよい人材を確保することの大切さと難しさが語られていて、共感する部分です。こういったまねすれば成功する可能性の高い近道はいろいろと探せば見つけることはできる。ある意味、いろいろな答えは様々な人の積み重ねの中からいくつか見出されていて、それに向けて着実な努力をすればいいだけのはずなのですが、それがなかなか難しいのですよね。
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タグ:インバウンド