『子どもの社会力』
『子どもの社会力』(門脇厚司著、岩波新書、1999年)
「いまの子どもたちにみられる変化とは、煎じ詰めれば、他人への関心と愛着と信頼感をなくしていることであり、自分が普段生活している世界がどんなところであるかを自分の体で実感できなくなっていることではないか」と著者は考えています。
そして、今の子どもに(限らず大人にも)必要なのは、既にある社会に個人として適応する側面に重きをおいた「社会性」ではなく、これから新しい社会をともに作っていく「社会力」であるとして、その現状分析から、どういう方向性が求められているか、それをどうすることによって育成していくことができるのか、ということについて丁寧に解説してくれていて、なかなか読み応えのある好著だと思います。
結論は、やはり、「大人がしなければならないことは、生まれた直後から、可能な限り、子どもとの相互行為に努めること」(押し付けとか、指導とかではなく)なのだそうです。
興味があれば、私なりのメモをご覧ください(A4判4ページです)。
「いまの子どもたちにみられる変化とは、煎じ詰めれば、他人への関心と愛着と信頼感をなくしていることであり、自分が普段生活している世界がどんなところであるかを自分の体で実感できなくなっていることではないか」と著者は考えています。
そして、今の子どもに(限らず大人にも)必要なのは、既にある社会に個人として適応する側面に重きをおいた「社会性」ではなく、これから新しい社会をともに作っていく「社会力」であるとして、その現状分析から、どういう方向性が求められているか、それをどうすることによって育成していくことができるのか、ということについて丁寧に解説してくれていて、なかなか読み応えのある好著だと思います。
結論は、やはり、「大人がしなければならないことは、生まれた直後から、可能な限り、子どもとの相互行為に努めること」(押し付けとか、指導とかではなく)なのだそうです。
興味があれば、私なりのメモをご覧ください(A4判4ページです)。