CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

<< 2020年02月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
Google

Web全体
このブログの中
カテゴリアーカイブ
最新記事
PVアクセスランキング にほんブログ村

第601回郷土史研究会『岩国徴古館新収蔵資料展―佐野家文書を中心に―』180318

[2018年03月23日(Fri)]
岩国徴古館が主催している郷土史研究会、時々受講しています。

今回の趣旨は、ここ10年くらいの間に徴古館に寄贈された文書を中心とした資料について、現段階で興味深いと思われるものをピックアップして解説するというもの。今年度から徴古館に採用された学芸員さんのデビュー講演です。ちょうど、3月18日から5月13日にかけての企画展にあわせているので、古文書などの現物も楽しめるという一粒で二度おいしい企画。

180318〜徴古館新収蔵資料展01.JPG

180318〜徴古館新収蔵資料展02.JPG

最初に、自己紹介として、江戸時代の流通についての社会史を研究していたこと(特に、江戸時代後半に国内生産量が輸入量を上回った商品作物である砂糖の流通について)、これまで吉川家の文書が多いのでどうしても領主の歴史についての研究が中心であったけど、当時8割を占める町人などの庶民の歴史についても同時に研究を進めていきたいと思っていて、今回の発表も、そういった視点で取り上げていきたい、とねらいを話してくれて流れが分かりやすかったです。

以下、印象に残ったことなど書き残しておきます(私は、歴史については素人なので、誤解や聞き間違いがあるかもしれませんのであしからず)。

1 早馬家文書
 早馬家は岩国の南部にあった神代(こうじろ)村の刀祢(むらの中にいくつかある組を治める村役人)であった家で、70点くらいの資料があるようです。村を治める人には通常、代官―庄屋―刀祢というラインがあって、残っている文書からは、一般的な江戸時代の村の治め方と比べて、岩国では農民により近い刀祢が独自に判断して行っていたことが多かったらしいことがわかるとのこと。

2 嘉屋家文書
 広島との県境にある和紙の生産が盛んだった小瀬地区にある名家に残る文書。村役人関係の書類や土地売買の書類や書画など350点の資料がある。
土地売買の書類には、畑とそこに植えてある楮(こうぞ)が七六銭と呼ばれる藩札で行われていることが書いてあり、その藩札はもともと岩国紙を買い上げる際に用いられたもので、それが土地売買にも使われていたということは、藩札が結構流通していたことがわかる。また、薩摩藩の篤姫が錦帯橋を渡ったらしいということは岩国ではある程度知られた話だと思いますが、山陽道の宿泊場所にもなっていた嘉屋家には宿泊台帳のようなものもあり、その後の篤姫の足取りがわかる資料もあるとのこと。

3 佐野家文書
 岩国領の初代藩主吉川広家さんからの付き合いがあり、御用商人であった京都の呉服商人の1000点はあろうかと思われる文書。
 その中には、江戸末期の吉川家とのやり取りの文書も残されており、禁門の変のときに江戸の吉川家の屋敷は取り立てられ、そこに住んでいた人たちも軟禁状態にさせられたので、京都御用所(役所の出張所?)の世話をしていた佐野家がこれからどうなるか心配している様が、その御用所の運営のあり方の問題と共に推察されるようです。

歴史というものになかなか本格的な興味が持てないのですが、かつての人のやり取りや、仕組みなどを知ると、自然と、今の社会のあり方などについても思い至ってしまうことが私にとっては面白い。

徴古館では、今年度学芸員が久々に2人採用されて充実してきて、これまでなかなか手がまわらなかった研究も進みそうで楽しみです。

なお、平成30年度前半の郷土史研究会の予定や、平成30年度の企画展のスケジュールのチラシもできていましたので掲載しておきます。


1804郷土史研究会H30前半予定.JPG

1804徴古館H30年度展示予定.JPG

にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 岩国情報へ
にほんブログ村

コメント
プロフィール

村夏至さんの画像
にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 岩国情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 広島(市)情報へ
にほんブログ村
最新コメント
https://blog.canpan.info/nougeiraku/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/nougeiraku/index2_0.xml
月別アーカイブ