CANPAN ブログ検索
Loading
  • もっと見る

MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

<< 2020年02月 >>
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
Google

Web全体
このブログの中
カテゴリアーカイブ
最新記事
PVアクセスランキング にほんブログ村

24『被ばく牛と生きる』2018横川シネマにて19

[2018年03月15日(Thu)]
『被ばく牛と生きる』
(監督:松原保、出演:吉沢正巳、山本幸男、池田光秀、池田美喜子、柴開一、渡部典一、鵜沼久江、岡田啓司、104分、2017年、日本ドキュメンタリー映画)

1803被ばく牛と生きる.JPG

2011年3月11日。大きな地震と津波によって、福島第一原発に重大な事故が起こり、周辺の住民は、強制避難となり、当時約3500頭いた牛は、牛舎につながれたまま残されたために世話をする人がいないまま、約1400頭が餓死してしまった。

ペットについては警戒区域から連れ出すことが認められたが、5月には、放射能汚染された食肉を流通させないため、20キロ圏内にいるすべての家畜は殺処分となり、多くの牛が薬殺されることになる。

そんな中、殺すことができないと飼育を続ける人たちがいた。国も、飼育を続けることは認めるようになるのだが、牛が車とぶつかったりといった事故やえさ代などは自己責任という扱い。

飼育農家の人たちは、仮設住宅に住みながら、牛の世話をするために警戒区域に通うことになる。かつて政治活動を行っていて、反原発を訴えながら、全国のボランティアを受け入れて飼育を続ける人、地元の議員として長年原発を推進した立場にいた人、一頭一頭に名前をつけていて、飼うことをやめられない人。それぞれ。

食肉として売ることも、繁殖させることもできない中で、育て続けることに何の意味があるかと言われると、それはそうなのかもしれませんが、あまりに理不尽な事実をどうとらえればいいのか。そのうち、牧草地を除染の結果出た汚染物質の仮置き場に使われることになり、飼育を断念し、殺処分に同意して立ち会うことになった人は、「こんな形で飼育をやめることになって、もう生き物を飼うことはできない。何もやる気がしない」と語る。

去勢を手伝うことになったことをきっかけに被ばく牛の健康診断などにかかわるようになった獣医師は、大型哺乳類の被ばくによる調査は前例がないことからそこに意味を見出し、国にも研究の必要性を訴えながら少ない研究費を使って、いつまでつづけられるかと思いながら調査をしている。

被ばく牛を飼い続けることは、いろんな意味から離れて、ある種の行(ぎょう)というか、原発事故の犠牲に対する祈りのような気もしてくる。

3月21日まで、横川シネマにて。


にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 岩国情報へ
にほんブログ村
タグ:被ばく牛

コメント
プロフィール

村夏至さんの画像
にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 岩国情報へ
にほんブログ村 にほんブログ村 地域生活(街) 中国地方ブログ 広島(市)情報へ
にほんブログ村
最新コメント
https://blog.canpan.info/nougeiraku/index1_0.rdf
https://blog.canpan.info/nougeiraku/index2_0.xml
月別アーカイブ