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MI ジャーナル

―はたけと芸術を楽しみつつ、仮説を立てながらいろんな人と協働して問題解決を図り、子どもとともによりよい社会を目指していきたい、そんなことを考えている人のヒントになりたい―


キーワードは、農業(はたけ)・仮説実験授業・楽しさ・子ども劇場・芸術文化・冒険遊び場(プレイパーク)・チャイルドライン・協働などなど(ただし、私の中でつながっているだけで、それぞれに直接的な関係があるわけではありませんので、誤解のないようお願いします)


「MI ジャーナル」とは、Micro Intermideate Journal(マイクロ・インターミディエット・ジャーナル)。元のタイトル「農芸楽仮説変革子ども」は私の関心領域のキーワードをつないだだけだったので、2010年3月3日より、私の日々の情報発信という意味で、MI(村夏至)ジャーナルとしたのですが、2014年9月4日から、MIの意味を変えて、小さいながら何かのきっかけや何かと何かをつなぐ内容にしたいという意味の名称にしました(詳しくは、カテゴリー「21MIジャーナル」をご覧ください)。

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『震災歌集』 俳人が編んだ短歌集

[2017年09月17日(Sun)]
『震災歌集』(長谷川櫂著、2011年、中央公論新社)

1709震災歌集.JPG

2011年3月11日の大きな地震の直後からの12日間に、日頃俳句を書いていた人が、詠んだ短歌集(奥付を見ると、2011年4月25日に出版されています)。

「はじめに」の一部分を抜粋すると、

 「(前略)そのとき、私は有楽町駅の山手線ホームにいた。高架のプラットホームは暴れ馬の背中のように震動し、周囲のビルは暴風に揉まれる椰子の木のように軋んだ。
 その夜からである。荒々しいリズムで短歌が次々に湧きあがってきたのは。私は俳人だが、なぜ俳句ではなく短歌だったのか、理由はまだよくわからない。「やむにやまれぬ思い」というしかない。
 今回の未曽有の天災と原発事故という人災は日本という国のあり方の変革を迫るだろう。そのなかでもっとも改められなければならないのは政治と経済のシステムである。この科数に出てくるのは菅内閣と東京電力だが、どちらもその象徴にすぎない。問題は政治と経済全体にある。(後略)」

この歌集のことは、震災から1年後の2012年3月に句会を行ったときにその句会に同席した友人から聞いてずっと気になっていたものの(2012年3月17日のこのブログの記事に書いています)、その俳人の名前も知らないまま、5年半が過ぎていました。

この9月11日に、アメリカでの9月11日の出来事から16年、東北の大震災から6年半を経過してのテレビ番組か何に触発されたのでしょう、自分でも気づかないうちに、いつの間にかインターネットで検索して見つけて購入していました。歌集というのは発行部数が少ないからでしょう。すでに中古でしか手には入りませんでした。

「はじめに」の抜粋の後半部分にあることについては、そのとき私も随分感じたもので、身近なところでは確かに変わりつつある世の中を感じる一方で、大きなところでの政治と経済は・・・。

図書館にはあると思う(検索すると岩国市内の図書館では、周東図書館に1冊ありました)ので、ご一読をお勧めします。

心に残った歌を見開き2か所分だけ紹介します。

170915震災歌集01.JPG

170915震災歌集02.JPG

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タグ:東北大震災

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